未來世に 絶対の和(美) 願ふのは 駆ける哲人 楠木正成 /古武士賛歌(参)
毘沙門に 絶対の美(毘) 願ふのは いくさ哲人 上杉謙信 /古武士賛歌(弍)
三日月に 七難八苦 願ふのは 渋(しぶ)傾きもの 山中幸盛 /古武士賛歌(壱)
友訪ね 不在に寂し 春桜
誰がために ただ汗かくも 喜ばし
新年度 人入れ替わる 寄る年波
安否気遣う 誠尊き 防犯カメラ 機能せずでは グルグル回るのみ
虚空みる 母病床に 声もなく ただ時重ねむ 喧騒の午後
違和感に 自分がおかしい かと思う けれど信じる 理解無くとも
成功を 求めて失う 我が魂
空からも 落涙さわやか 肚みなぎる朝
道 ど真ん中 歩く爺見て 我が物顔 一休さんなら はし渡るべし
ふるさとを 思い出す声 バカボン鬼塚
キジ見つけ 息ひそめては 紫煙 束の間
未知あゆみ つながるオモイ 笑顔守り(モリ)
水差すな 春の雪に 根 伸ばしてる
慌てるなんじゃないよ? 周りをよく見て! 気を付けて生きなさいね、頭ん中。
聴いてもらい 自ら気づく そのぬくもり
珈琲が 潤す時間 いざゆかん