仏教にもっと音楽を!(Ⅴ)
賛歌 観音(観世音菩薩)さまの 深い愛
~(般若心経より)~
(副題): AIは人間を感動させることが出来るか???
上記の新しい楽曲を創作致しました!!!
私はこれまでは、楽曲創りでは、まず最初に詩を考え、それに適した旋律を考え出すというごく普通のやり方しか経験してこなかった者でございます。
今回はAI Sunoを利用しての楽曲創りを初めて経験致しましたので、
(副題):AIは人間を感動させることが出来るか???
についての素材をご提供しながら、開発経緯を説明してみたいと思います。
1.詩の作成(作詞)について
1.1 テーマは般若心経と決めていました
楽曲のテーマとしては、般若心経を採用致しました。
般若心経は日本、アジア等でも大変な人気があり、数百万回の視聴回数を誇る楽曲動画も多く出てきていることが分かっていたからであります。
しかしながら、これら般若心経の楽曲動画はいずれもそのお経を詠むだけのものが多く、とても音楽とは言い難いものが圧倒的に多いようでもありました。
既に白井千彰さま(脚注)がnote上でもご指摘のように、日本でも般若心経の関係(音楽)動画はかなりの視聴回数を獲得しています。
その点は、他のアジア地区の事情と似ているようにも思われます。
しかしながら、私は現在までのそのような般若心経の関連動画に対して、どこか満ち足りない思いを持っていました。
一方、キリスト教の世界では賛美歌などで、信者が誰でも分かる言葉で、日常的な言葉での音楽を提供し、人々を癒やし続けてきました。
この点の違いはかなり大きく、私はこれまで何回か「仏教にもっと音楽を!」との題名で投稿して参りました。
その意味は勿論、もっと人々の分かる言葉で、感動を呼ぶようなあるいは信仰心を高め・深めるような音楽を欲しい、と言うことでありました。
残念ながら、この点ではキリスト教の取り組みには一日の長があります。
そこで今回は、意味の理解できる歌詞であることを重視しての楽曲を採用する事にしました。
つまりこれまでは、日本の般若心経関係の動画も大変沢山公開されていますが、そのほとんどが般若心経のお経を詠む・唱えるものである事が分かったからであります。
これでは一般の方々が、その意味を理解出来るのだろうか、そして人々の信仰心が深まり広がる事につながるのだろうか? という疑問が消えなかったからであります。
そこで、先ずはこの問題を解消するにはどうすべきか?について考えることを試みました。
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そしてこの問題については、note上でも、
「お経は、暗くて、つまらないか? 仏教ポップスへのいざな
い」シリーズ
においてがアジア(中国語圏)での般若心経動画について 大変有意義なご投稿をなさっていたのです。(脚注)を参照ください
つまり、アジアの中国語圏では、般若心経は日本の状況とは異なり各国の有名歌手の(いわゆる大物歌手といわれる)方々が仏教音楽の歌手となり盛んに活躍されていると言う事実を知った事でした。
そしてそれが一般の人々にも大変幅広く受け入れられており、人々の生活
に浸透しているように見受けられることであります。
これは、般若心経が中国語(漢字)でも書かれていることから、ある意味
では当然のことかも知れません。
つまり、私たち日本人とは違い、般若心経で使われている言葉がそのまま、アジアの中国語圏の人々の日常の使用言語でもある人々にとっては、そのお経の意味は、そのまま楽曲の歌詞としても心に響く訳でもある事が大きく影響しているからでありましよう。
白井千彰さまの「お経は、暗くて、つまらないか?」という反語は私たち日本人にしか通じないお言葉なのだろうと思われます。
然るに、この日本での般若心経がなぜ漢語のままで沢山動画化されているのか?
この点についてはいろいろな見解があるようですが、その主体がほとんどがお坊さんの方々であることと無縁ではないようであります。
我が国では、般若心経はいろいろな解釈本が多数出版されています。
僧職の方々は、その解釈に齟齬を生じる事を避けるべく、漢語そのままの般若心経を使用されていらっしゃるのかも知れません。
この辺の事情は、アジア中国語圏の国々では有名歌手(白井千彰さまの表現では、紅白歌合戦級の有名歌手)が歌っておられる事情とは大いに異なるものがあります。
このような見解から、般若心経のお経をもっと私たち一般人にも身近で受け入れやすく分かり易い形に出来ないかと考えたわけでございます。
1.2 般若心経の歌詞
般若心経は大変短いお経ではありますが、その内容は多岐に亘りしかも奥深い内容となっています。
その全てを含めて歌詞にすることは到底困難である事は最初から分かっていました。
般若心経は観世音菩薩さま(観音さま)が智慧の完成のための修行をしている舎利子さんに智慧を完成させるために必要なお話をしてくださっているものであります。
つまり私たち一般人にとっても大変有用なお話でもあるのです。
このことから今度は、私たちがそのお釈迦様から受け継がれた観音様のお慈悲、深い愛を軸にして、詩にしてみようとの思いに達したのでございます。
1.2 般若心経の歌詞創り
このような経過を経て、歌詞の軸を「観音様の深い愛」にしてからは、そこから般若心経を眺めて見て、観音様の智慧へのご努力と私たちに対する「深い愛」「慈悲」等が次第に感じられるようになりました。
その気持ちを色々言葉にして、さらにそれらをChatGPTと相談しながら内容を確かめながら作詞を続けて参りました。
そうして出来たのが現在の詩でございます。
2.楽曲創り
詩と音楽とのぴったりの相性を探しての、AI Sunoでの試行錯誤の繰り返しでした。
「仏教に、もっと音楽を!」でもお話ししていましたが、その音楽も出来るだけ「合唱」スタイルが効果的であるように思えたので、そのスタイルを採用致しました。
出来るだけ詩の内容に、楽曲を近づけるために楽曲生成のプロンプト(指示)を変更したり、部分的に切り貼りしてみたりと、その作業は作業内容が異なりますが、人間が作曲するのと変わらぬ労力・思考を必要とするものでした。
既に出版されている般若心経の書籍での解釈を複数学び、更にそれをChatGPTとの対話を通じて出来るだけ分かり易い日本語の詩に修正し、さらに私自身がそれに加筆・修正を加えたりしながら作成致しました。
AIのほうは、出来るだけ私の意を汲んで案を提出してくれるのですが、結局は気力対気力(AIに気力などは無いのですが)のぶつかり合いで、その成果を決めるのは、人間の気力の維持が限界に来た時点での人間の諦めと選択眼との総合力が決め手になるのかもしれません。
世の中の人々は、
「AI が私たち人間の心のひだに響くような楽曲など創れる訳がない」、
と考えておられる人も多いのではないかと思います。
「AIはあくまでも機械であり、やはり人間の創造性や感情を理解してくれることは無いだろう」
とのご意見をも沢山聞きました。
今回はそのような機械でも、人間が一生懸命に向き合って楽曲作りを試みれば、きっとなんらかの結果が得られるかも知れないと思い、トライしてみたのです。無謀にも、との修飾が着くのかも知れませんが、、、
結果的に、主題のテーマに肯定的な結果が出るか否定的な結果が出るかは、分かりません。
皆様のご意見をお聞き致したく、一つの試みをしてみた事は間違いありませんでした。
この文章を投稿した本日時点では、今回は、初めてのAIを利用しての楽曲創りであったため、まだまだAIのあらゆる能力を充分に活用出来たとは、到底言えない状況である事を、先ずはご理解頂きたいと思います。
この時点での視聴回数は297回(10日目)となっていますが、それは決して多いとは言えないだろうと思います。
一方コメントはユーチューブやフェースブックではかなり付いているように思われます(シェアがなされているため全部は不明)
3. 創作品
それでは、このようにして完成致しました楽曲の動画を以下に提示させていただきましたので、ご視聴くださいますようお願い申しあげます:::
「賛歌 観音(観世音菩薩)さまの 深い愛
~(般若心経より)~ 」
副題: A I は人間を感動させることが出来る
か???
最後に、
このようなA I を利用して創られた楽曲に対する皆様のご意見・ご感想を是非お寄せくださいますようお願い申しあげます。
肯定・否定どちらのご意見でも構いません。
あるいはそれ以外のご見解でも構いません。
因みに、あるメディア業界のお方が、私の楽曲を聴いての感想を言ってくれました:::
「凄い曲ですね!」
「有り難うございます」
そして続けて、
「貴方が凄いのか、A Iが凄いのかは分かりませんが、、、」
とのことでした。泣&笑
丁度、お時間になりました。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
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(脚注):::白井千彰さまのご投稿
①お経は、暗くて、つまらないか? 仏教ポップスへのいざない
②お経は暗くてつまらないか 仏教ポップスへのいざない2: 「三帰依」4選
③「三帰依」(パーリ語)5選 お経は暗くてつまらないか 仏教ポップスへのいざない3
④仏教と芸能の香港 ジャッキー・チェンも歌う『般若心経』。 お経は暗くてつまらないか? 仏教ポップスへのいざない 4
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