ずっと昔に読んだ本で捨てられずにいる。読んだ感銘は深かった。二度読んで、何も感じなかったら、とその怖さから読めずにいる。甲賀三郎。小栗判官。しんとく丸。説経節。神道集。そういう語り物があることを初めて知った。寺山作・蜷川演出の「身毒丸」も観た。所謂古典以外の豊穣な古典である。