私が死んだら、2、3年はお墓で供養してもらって、その後は合同墓に入れてもらいたい。とおっしゃる方が、終活相談には結構多い。ただ、お金を払って第三者と死後事務委任契約をしても、この願いを叶えるのは非常に難しい。「とりあえずビール」墓ではなく、今考えられるうちに、しっかり吟味しよう。
身元保証人や死後事務委任は、家族に頼めるならそれに越したことはないが、頼める身内がいない場合、民間の身元保証会社に委託するという選択肢もある。一部の社会福祉協議会が預託金をもらって身元保証、死後事務委任手続きをするケースもあるが、基本、行政、役所はやってくれないのでご注意。
今年最後の個別オンラインエンディングノート講座。受講者さんは、まだ30代だが、一人っ子のため、自分に何かあったら、お葬式や家はどうなるのか?と不安が大きかった。遺言書&死後事務委任で、事務的な不安は解消できる。エンディングノートのエンディングとは、不安な気持ちを終わらせること。