敬老の日。老いを敬う、と書くのかぁ。しみじみ日めくりカレンダーの赤色文字を眺める。知らなかったわけじゃないけれど、老いという言葉に親近感を持つ年齢になって「私の老いは敬うに値するのか?」と考えればなんだかこうしちゃおられん!とひとり慌てている。
辛いとき、上を向いて歩こう。を頭の中でひとり歌う。声に出して歌えば辛くて崩れ落ちそうになってしまう。でも頭の中でうたっていると、坂本九ちゃんがいっしょに笑顔で歌ってくれる。 彼が御巣鷹でなくなった2週間後に母は長患いを終えて天へ登っていった。母に会いたい。と思わない日はない。