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あらためて、着物を好きな理由
私は着物を着るのが好き。
週末ちょっと街まで出かける時、
友達とランチする時、
自分で着付けて家を出る。
着付け教室には通ったことがなく、You Tubeで見て真似て学んだ。
着物を買ったこともなく、知人や親戚から持て余す着物を譲り受けた。
なぜこんなに惹かれるのだろう?
パッと浮かぶ理由は…
誰かから受け継いだという使命感が嬉しいから。
祖母が若い頃に着ていた着物を、今私が着ている。
知人の亡くなったお母様の着物を、今私が着ている。
母が母の姑に仕立ててもらった着物を、今私が着ている。
私は着物に込められた“人の物語”をまとっているのだ。
私が着続けている限り、物語は終わらない。
亡き大切な人、過ぎ去った思い出も、まだまだ現役だと訴えてくる。
だから着物を着ると誇らしく、パワーがみなぎる。
たくさんの人の想いとともに、着物で色んなところへ行きたいと思うのだ。