冬にムーミン読むならこれ
『ムーミン谷の冬』で、ムーミントロールが春になり目を覚ましたスノークのおじょうさんに「自分の見た冬のことを、おじょうさんにもわかるように、いつか話してあげられたらいいなって」思う。ムーミントロールからの、おじょうさんとのある種の決別。ぼくと君は違うんだ。それは悲しいことじゃない。
『ムーミン谷の冬』で、ムーミンママが雪玉を投げて「だめね。犬のめそめそだって、もう少しじょうずに投げるでしょうにね」と言うシーンがある。ママはめそめそを知っているのか、ミィからの伝聞か、それにしたって犬が雪玉投げられるか??といろいろ考えた結果、母の愛の魔術的な怖さに行き当たる。