12月におすすめの本:心温まる冬の一冊を
こんにちは!
「noteの本屋さん」を目指している、おすすめの本を紹介しまくる人です!
12月は、街がクリスマスのイルミネーションで輝き、どこか心が浮き立つような、それでいて冬の寒さで静寂を感じられる、そんな特別な月。
一年を締めくくり、新しい年を迎える準備をするこの季節に、読書を通して心を温め、豊かな時間を過ごしてみませんか?
今回は、様々なテーマに沿って12月におすすめの本をご紹介します。
1. 冬の夜長にじっくり浸りたい方へ
シェイクスピア「冬物語」
冬の寒々としたシチリア島と、春の息吹が感じられるボヘミアを舞台に、嫉妬、贖罪、そして再生を描いた物語。シェイクスピアの晩年の傑作として知られ、冬の長い夜にじっくりと向き合いたい作品です。
川端康成「雪国」
雪深い温泉街を舞台に、儚くも美しい男女の愛を描いた作品。繊細な筆致で描かれる雪景色、そして登場人物たちの心情は、読者の心を深く揺さぶります。ノーベル文学賞を受賞した川端康成の代表作であり、日本の美意識に触れることができます。
ボリス・パステルナーク「ドクトル・ジバゴ」
激動のロシア革命を背景に、医師ジバゴの波乱万丈な人生と、ララとの許されざる愛を描いた大河小説。歴史の重みと人間の愛憎が織りなす壮大な物語は、冬の夜長に没頭するのに最適です。ですが、Amazonに本がなく、おそらく絶版に近い状態になってしまっています。ですので、こちらの映画を見てみてください!
2. クリスマス気分を味わいたい方へ
チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」
クリスマスの定番作品として、世界中で愛され続けている物語。ケチで冷酷なスクルージが、クリスマスの精霊たちとの出会いを通して改心していく姿は、読者の心を温め、クリスマスの真の意味を問いかけます。
クリス・ヴァン・オールズバーグ「ポーラー・エクスプレス」
クリスマスイブの夜、少年がサンタクロースに会うために北極点へ向かう列車の旅を描いたファンタジー。幻想的なイラストと心温まるストーリーは、子供から大人まで楽しめます。こちらも小説とってもいいのですが、日本語訳が存在しません。ですのでこちらの映画を見てみてください!
クレメント・C・ムーア「クリスマスのまえのばん」
サンタクロースが煙突からプレゼントを届ける様子を描いた、クリスマスの夜にぴったりの絵本。リズミカルな文章と可愛らしいイラストは、子供たちに夢を与え、大人たちには懐かしい思い出を蘇らせてくれます。
3. 新年を前に、自分を見つめ直したい方へ
「星の王子さま」(サン=テグジュペリ)
子供の頃に読んだ方も多いのではないでしょうか。大人になって読み返すと、また違った感動が得られる作品です。大切なものを見失いがちな現代社会において、純粋な心と大切なものについて改めて考えさせてくれます。
「夜と霧」(ヴィクトール・フランクル)
強制収容所での過酷な体験を通して、人生の意味を問う作品。困難な状況でも希望を失わないことの大切さを教えてくれます。新しい年を迎えるにあたり、自分の人生と向き合うきっかけを与えてくれる一冊です。
岸見一郎、古賀史健「嫌われる勇気」
アドラー心理学をわかりやすく解説した自己啓発書。他者の期待を気にせず、自分らしく生きるためのヒントが得られます。新しい年に向けて、自分の人生をより良くしたいと考えている方におすすめです。
4. ほっこり温かい気持ちになりたい方へ
トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の冬」
冬眠から目覚めたムーミンが、初めて冬を体験する物語。ムーミン谷の仲間たちとの交流を通して、冬の温かさを教えてくれます。ムーミン谷の冬景色は、読者の心にも温かい光を灯してくれるでしょう。
わかやまけん「しろくまちゃんのほっとけーき」
子供に人気の絵本ですが、大人になって読んでもほっこりとした気持ちになれる作品。シンプルながらも温かいストーリーと可愛らしいイラストは、疲れた心を癒してくれます。
黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」
トットちゃんの視点から描かれる、ユニークな学校生活と温かい人々との交流を描いたエッセイ。子供のような純粋な心と、周りの人々への愛情に満ちたトットちゃんの姿は、読者の心を和ませてくれます。
この他にも、たくさんの素晴らしい本があります。ぜひ、お気に入りの一冊を見つけて、冬の夜長を楽しんでください。
本を通して、心温まる12月を過ごしましょう!
【編集後記】
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