幻想の湖、青い夜に灯る光 ムーミン谷の冬【写真とエッセイ】
間に合わないことは分かっていました。でもいいの。
冬が終わる前に私は…フィンランドへ。もとい飯ランドへ。
午後は3ヶ月ごとの歯科健診。ムーミン谷への入園は叶わなくても、前回のように散策だけ出来ればと思っていました。閉園一時間半前には着く算段です。しかし…
「ん?ここに小さい虫歯がありますね」
「え?…そんな、まさか。何かの間違いでは?」(仲間由紀恵さんの声で)
「先生、どうでしょう?」
「ああ、すごく小さいけど、虫歯だね。治してもよろしい?」
「うそ、うそよ!」(仲間由紀恵さんの演技力で)
「月山さん?それは誰のモノマネ?」
「いえ、すみません。虫歯の治療、お願いします」
結果、閉園30分前に滑り込み、冬のメッツァ無料エリアをスピード散策開始です!
さあ、早速私を出迎えてくれたのは、夕闇迫る空に浮かぶヒンメリとガーランドを組み合わせたイルミネーション。
冬の日暮れどきは透きとおる寒さ。
すかさず手袋(ミトン型)を装着。指部分だけ外せるタイプなので、上はオープンにし、撮影を続行。結局、指先凍えて手ブレしまくります。
マスク越しに感嘆の溜め息。
湖面に映る空と雲は、地平線を境に、もうひとつのパラレルワールドが湖の中に存在するのでは?と想像させてくれます。
私はどちらの住人かしら?
いえいえ、ここまで来たのなら、ムーミン谷の住人になりましょうよ!…って、本日も窓口はすでに閉まっておりますよ。トホホ…
この湖には鴨など様々な水鳥達が集まり、耳をすますと、グワッグワッ))賑やかにおしゃべりしております。
しばし現実でのあれこれを線路へポーイと放り投げ、西武池袋線の特急ラビューにペシャンコにしてもらいましょう!乗ったことないけど。
湖に沿ってムーミン谷の方へ足を延ばします。道沿いには、ポツポツとランタンが置かれ、爛々と炎が燃え揺れている…という演出の安全な照明✌️
エントランスのムーミンとミイが、『ウィンター・フェスティバル』の電飾を背負って
「ムーミン谷の冬、素敵なんだよ♪寄ってく?」
と視線を送ってきます。
「寄りたいの。けれど本日も time goes by…」
もう何組、ホクホクの笑顔でムーミン谷から出てくる人達とすれ違ったか。
いかに素晴らしいフェスティバルなのかが窺えます。
遠き山に陽は落ちて、ロッタはいつか平日の明るいうちにムーミン谷へ入山するのだ!と誓いも新たに去って行くのでした。
なんてったって、平日は駐車場無料ですからね!
帰り道の小径は来たときよりも暗いので、よりイルミネーションの美しさが際立ちます。
この青いフィンランドの夜に…もといHAN-NOの夜に酔いしれながら、今回はこのへんで。
Hei hei !!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🍀
昨年の1月17日に初投稿してから、早くも1年が経っていました。
こんな私の記事を読んでくださる皆さま、本当にありがとうございます!🙇💖
当初掲げたように、読んだらウフフとなる文をこれからも目指していきたいです。
感謝感謝のnoteな日々をいつもありがとうございます!☺️