非常に人気の高いこの釣り場 ここには多くのへら師達が詰めかける 気になり出すともう寝ていられない 睡眠時間1時間半 私は車を走らせていた 絶対一番乗りと思った到着時刻午前2:10 もうすでに1台の車が暗闇の中に佇む この釣り場は毎夜こんな競争が繰り返される
様子を見るだけのつもりが 橋の上から川を覗き込むと そこにはへらぶな達の姿 居ても立っても居られず 急遽準備を整えて釣行 「見える魚は釣れない」 というが、まさにその通り アタリが遠く今日はダメかと思った時に この1枚 これだから、野のへらぶな釣りはやめられない
まだここにヘラ師達の姿はない 3月とはいえ寒い日が続いているから へらぶな達の巣離れももう少し先かな あと3週間もすれば この場所にも新しい命が運ばれてくる 自然の神秘を間近に見ることができる 熱量の上がる場所
今朝は4:30起床 いつもやりたくても後回しにしていた本「ヘラブナ」を読み始める 起業のための作業も重要 でも、その元になる野のへらぶな釣りの事を後回しにしては 自分は何のために起業したいと思ったのか 原点回帰 人に喜んでもらう前に自分が楽しくないと
昨日は風の強い一日と分かりつつ天気予報と相談 日の出から3時間ほどなら風も弱いと読んでお目当ての場所へ 一昨日の活気はどこへやら。広いフィールドに釣り人は自分一人 孤独は自分にとって寂しさではなく、むしろ望むところ 早起き出来た人だけが頂けた贈りもの
4:15釣り場入り まだ夜明け前の暗がりの中、ヘッドランプの明かりを頼りに 先日自ら枯れ草を刈り込んだ土手を降りた 今朝は凍てつく寒さ 水に浸かった長靴の中の足も、竿を握る指先も悴んでいた ウキからも魚の生命反応は伝わって来なかった 釣果0枚 これも野のへらぶな釣り
早朝の電車の車窓から 沿線の桜の並木が見えます 今朝は今にも泣き出しそうな空ですが 適度な湿り気と暖かい空気のお陰で 三分咲き〜五分咲きになっています 快晴の朝は爽快ですが 曇りや雨の日は、ひっそりとして味があります へらぶな達の乗っ込み前線 今はどこまで北上したかな
昨夜、何故今までのキャリアを捨てて野のへらぶな釣り傾聴師の道を歩もうとしているのか 夜道を3時間歩きながら今一度振り返ってみた 脚がクタクタに疲れるほど歩いて、そして考えた 自分の軸は、1年半前に人生を振り返った頃からぶれていない やはりこれが根っこか そう確信した
野のへらぶな釣り 祭り2日目の夜明け 午前2時の地元の川は 生命の躍動に溢れていた この命たちのお陰で 私は人生を楽しむことができる 豊かな自然に感謝
いよいよ待ちに待った時が来た 仲間から、へらぶなの乗っ込みの知らせが入った 秋田出張から帰ってきたばかりだが もう居ても立っても居られないほど待ち遠しい でも少しは寝ておかなければ 頭の中では既にこれからの釣り方をシミュレーションしている 1年に一度の祭りを楽しもう
野のへらぶな釣りでは 貴重な1枚を手にするため 釣り場の状況に応じて知識と経験を駆使する 但しそれはそこに魚がいる場合 いなければ頭を切り替えるしかない やめるか、魚が居そうな場所を求めて移動するかだ 人生も同じ 行き詰まったら、諦めずに別の道を歩き出そう
39年前に書かれた本が、こんな綺麗な状態で保存されていた 今朝届いたお宝のおかげで今日一日を乗り越えられた 私にとって生涯のバイブル 今より遥かに過酷な環境で日夜戦っていた当時の企業戦士たちも きっと野で心を整えられたのだろう だからこそ長い歳月の後もこの釣りがある
桜の花も散り始め、そろそろこの川の乗っ込みも終了かな。 この2週間ほど、楽しませてくれてありがとう。 この景色と へらぶな達のお陰で私は様々なしがらみから解放され、心の癒しを得ています。