【53歳から自分らしく生きるために】パワハラ上司に心を壊されそうになった時の防衛策
アラフィフ責任世代のあなたへ
こんにちは。
野のへらぶな釣り傾聴師のピースです。
責任世代の人が、野のへらぶな釣りで心を整え自信を取り戻す応援をしています。
あなたは職場で、こんな上司に悩まされていませんか?
・指示をした業務を部下が行うために必要な情報を持っているのに与えない
・そのくせ部下からの意見具申に対して上司のポジションだからこそアクセス出来る情報を基に、提案内容の不十分さをダメ出しする
・自身の指示内容がぶっきらぼうで曖昧にも関わらず、部下に対しては自分の求める情報が完璧に網羅され、論理的かつ簡潔にまとまった報告を求める
・出社してもろくに挨拶もせず、部下とのコミュニケーションを取らず、メールで指示ばかりしてくる
・会議では常にマウントを取り、部下の報告内容にケチをつけて持論を展開。部下の説明を途中でさえぎる。
・部下達が大勢いる面前で、管理職であるあなたのやり方が悪い、と批判する。
・如何に困難なミッションでも、進捗が思わしくないと、有効な手立てを考えないチームリーダーの怠慢だ、等と辛辣な言葉で一方的に非難する
・休日や休日前の深夜に、緊急度や期限を示さずに業務指示のメールを送り付け、気が付かず返信しないと、指示を無視したと非難される
実はこれ、全て私がかつてパワハラ上司から受けた行為です。
こんな行為を日々受け続けたら、会社に行くのが嫌になってしまいますよね?
最悪な結末は、あなたの我慢の限度を超え、心身が壊れて再起不能になってしまうこと。
このような状態に陥らないために取りうる防衛策を、私の実体験に基づき、3つご紹介します。
パワハラ上司に心を壊されそうになった時の防衛策
1. 社内カウンセラー、産業医に相談する
あなたがもし、上司のパワハラで精神的に追い詰められて限界が近い場合、
最速かつ効果が期待できる方法、それは
社内カウンセラー※、産業医に相談することです。
※又は企業カウンセラーとも言います。
理由はシンプルで、簡単に言うと
社内カウンセラー:社員の様々な悩みや相談を聴くための専門知識・技術
産業医:労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識
を有する専門家だからです。
【社内カウンセラーへの相談】
「カウンセリングで話を聴いてもらっても、そもそもの原因である、上司のパワハラが無くならなければ何も状況は変わらない。」
だから、話を聴いてもらったところで何の問題の解決にもならない。
そう思っていませんか?
私は、カウンセラーの方と話をする前は、そんな先入観を持っていました。
ですが、藁をもつかむほど追い込まれた状況で選り好みしている余裕などなかった私は
折角会社の労働安全衛生管理の制度で用意されている仕組みなので、それを頼ることにしました。
そして、実際カウンセラーの方と面談をして、私の先入観は自分の勝手な思い込みで、全くの誤りだったことに気付きました。
カウンセラーの方に相談する前は、
「もう自分にはどうすることもできない。死ねば楽になれる。」
と、何も考えられない状況になっていました。
ですが、カウンセラーの方が促すままに
自分の苦しい状況を包み隠さず吐露し、それを否定されず共感してもらえたことで、一時的に気持ちが少し落ち着きました。
それでもこの時の私の心理状態から、
「このまま放置することで自殺を図る危険性がある」
と判断されたようで、一刻も早く産業医の面談を受診するようアドバイス頂きました。
社内カウンセラーが取り扱うのは、一般的に以下の内容です。
【産業医への相談】
社内カウンセラーの方のアドバイスに従い、私は直ぐに産業医との面談を申し込みました。
面談では社内カウンセラーに話した内容と同じことを話し、カウンセラーから直ぐ産業医の面談を受診するようアドバイスされたことを話しました。
その時の状況や私の症状を確認した結果、
すぐに仕事を休むこと
休職等の指示を下す上で必要となる診断書を受領するため、至急心療内科を受診すること
と指示を受けました。
この診断書を根拠に、産業医が人事部門に休職等の措置を取るよう指示を出す仕組みになっていました。
私の場合、心療内科医の診断書を産業医に提出した後、時間を置かず人事部責任者から連絡があり、この時点では2か月間の欠勤が決定しました。
(但し、復職時の配置転換先の調整に時間を要したため、結果的には欠勤期間は2か月半となりました。)
社内カウンセラー、産業医という制度のお蔭で、パワハラ上司から物理的に隔離され、再起不能になる前に心の療養を行うことが出来ました。
あなたは、長期欠勤や休職することを恐れていませんか?
ですが、一旦しっかり休み、時間を取って自分を振り返った方が、結果的に良い方向に向かう場合もあります。
2. 人事部に相談する
社内カウンセラー、産業医に真っ先に相談するほど、緊急性が高くない場合は、人事部に相談する、という方法もあります。
仮に、中間管理職のあなたの直属の上司からパワハラを受けているとしたら、そのことを問題の張本人の上司に相談することはできませんよね?
そんな場合は、人事部の責任者に相談するのが良いかもしれません。
何故なら、パワハラ問題は、企業経営上非常に重視されている
コンプライアンス遵守
会社の評判や信用
に関わる非常に機微な問題のため、会社の経営陣は相当神経をとがらせています。
このように、ことの重大さから、対応は人事部門の責任者が直接取り仕切ることになると考えられるからです。
私の場合も、長期欠勤が決定する前に、人事部門責任者とのWeb面談が設定され、
誰から、どのようなパワハラ行為を受けたのか
具体的な説明を求められました。
その結果、問題の上司がその後何らかの人事的にペナルティを受けたかどうかまでは定かではありませんが
その上司とは、欠勤期間が始まって以降、現在も含め、一切、業務上関わることはなくなりました。
産業医からの勧告があったからこそ実現した措置かもしれませんが
復職前には、人事部門責任者から、復職時にどの部署で働きたいかリクエストを受け付けて頂き、希望通りの部署への配置転換が叶いました。
3. 証拠を残す
パワハラについては、証拠を残しておくことが非常に重要です。
もしあなたが上司から日々言葉の暴力を浴びせられたり、不当な扱いを受けていたとしても
その事実が証明できないと真実だと認めてもらうことは難しいと思います。
私の場合、幸か不幸かパワハラ上司がメール馬鹿※だったため、
※対面でのコミュニケーションが殆どなく、業務上のほとんどのやり取りがメールで行われていた
辛辣な言葉や、週末、深夜とんでもない時間の業務指示は、全て記録として残されていました。
更に、私はその上司から業務用スマホに電話が掛かってくると、仮に告発するような事態になった場合に必要かと思い、必ず音声を録音していました。
また、まれに対面でミーティングが設定された場合も、ワイシャツのポケットに録音ボタンが押された状態でスマホを入れて、証拠を残すようにしました。
結果的に、それらの証拠を提出するような機会は訪れませんでしたが
あなたの会社に、コンプライアンス窓口やそれに類する内部通報の仕組みがある場合は、万一の場合、証拠として提出することが出来ます。
以上、私の体験談を基に、パワハラ上司に心を壊されそうになった時の防衛策を3つお話しました。
野のへらぶな釣りで心を解き放つ
パワハラ上司に、完全に心を壊されて病気になってしまったら、心の健康を取り戻すまでに長い時間が掛かってしまいます。
今振り返ると、社内カウンセラーや産業医に相談するほど追い込まれる前に、もっと早く何か手を打てなかっただろうか?と思います。
悩みで心の中が一杯になるまで一人で抱え込まず
自分と同じような辛い経験をしたことがある人に自分の苦しい思いを打ち明け、聴いてもらえていたら、気持ちが楽になっていたのではないか。
そして、自分はどうしたかったのかを落ち着いて考えられたのではないか。
そんな思いから、私は「野のへらぶな傾聴師」という道を歩みはじめました。
釣り堀のような「人工的な」釣り場と対照的な、あなたの住む場所から身近で、親しみのある川、沼、湖などの「野の」釣り場で
あなたの心の中に閉じ込めていた辛さ、苦しさといった思いを打ち明け、心を解き放ってもらい
野の癒しを感じながら、「静」と「動」の世界を体感できる、奥深いへらぶな釣りを通じて達成感から自己肯定感を高めて頂きたい
そう考えています。
へらぶな釣りの開始前の準備~終了時の片付けまでの様々な工程や動作には、日々の生活を送る上で参考になる物の考え方が大いに含まれています。
これからも、心を整える野のへらぶな釣りの視点を織り交ぜつつお話をしていきたいと思います。
あなたの心の重荷が少しでも軽くなり、楽しさや生きがいの再発見に向けて前向きな気持ちになる参考になれば幸いです。
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