浄土と穢土
【 浄土(じょうど)】
三毒、五濁のない清浄な国土。
仏や菩薩の住む世界。
成仏するために精進する場所であり、
仏に導かれていく仏国土ということ。
【 穢土(えど)】
穢れに満ちた衆生の住む不浄な世界。
人間世界を含む三界六道のこと。
すなわち娑婆世界をいう。
浄土の反対は穢土(現世)である。
この世は穢れた国土であり、
迷いや悩みに満ちた凡夫の住むところとしています。
生に涙し、死にうろたえずとも必ず浄土へ帰る。
旅は「帰る場所」があってこそ、旅になります。
私たちも、いずれ浄土へ帰るのですから、
今は旅を楽しむだけです。