「鬱(うつ)っぽいです。」➡それ、鬱(うつ)ちゃうので、心理カウンセリングしても意味ないです。という話
「自分(あるいは、社員が)、うつ病なんですよ。うつ病か分からないけど、うつっぽいんです。見てくれませんか?カウンセリングしてくださいよ。」
「愚痴聞いてください。」
と、ご相談にこられる方はたくさんいます。
安心してください。あなただけではないですよ。
しかし、・・・
あれこれとヒアリングをしていきますと・・・
「鬱(うつ)っぽい状態みたいですが、心理カウンセリングしても、ただ話を聞いていても意味ないので、他のアプローチしますね。」
と、弊社では言うことがあります。
「うつっぽいけど、愚痴聞きじゃ意味がない」
ということは多いです。
え?えええ?
そしたらどないしたらええの?
となるわけですね。
幾つか、パターン挙げていきますね。
心理カウンセリング目的で行ったら、どうなるの?
ここも数パターンに分かれます。
総合病院や、横つながりのある精神科クリニックの場合
「うつ病ではないと思うので、精神科・心療内科じゃなくて、内科、心臓内科、脳外とか行ってもらって、CT、MRI、胃カメラとかも撮ってみてもらいますか?」
と言われるケースがあります。
症状が、以下のような場合に言われます。
・胸やお腹が痛いんです
・頭痛がひどくて
・眠れなくて
・吐き気がします
等のケースですね。
精神科以外の科で、検査に問題ない場合は「原因不明」と言われる事も多く、そのままクライアント自身が迷宮に入ってドクターショッピングをし続ける無限ループに入る流れです。
もう環状線から降りられません。降り方わかりません。
山手線から降りられません。
という状態ですね。
ガソリン代と高速代だけが何年もかけて、かかり続けて、
「ギャー、お財布が!」と叫ぶパターンです。
また、Drによっては、吐き気止めや睡眠薬、頭痛薬、胃薬などを処方される流れでしょうか。
原因が、筋肉の凝りと判断される場合は、筋弛緩剤を処方されるときもあります。
薬に頼る、というのも1つですが、「症状を一時的に抑える対処」的なもので、病気を治すものとはまた異なります。
一時しのぎのアイテムのイメージですね。
薬はリスク、副作用もあるので、長期服用は要注意です。
検査も体に負担がかかるので、不要な場合はあまりオススメはしませんが、検査結果に「問題がない」という安心感が得られるのであれば、それも1つ必要な方法でしょう。
心理カウンセリングの場合は?
心理カウンセリングサロンの場合は、サロンによりけりですが・・・
傾聴などのセラピーでは対処しても意味がないと分かったときの対処として以下の数パターンが、あります。
横の繋がりを使って、クライアントにマッチしたアプローチができるサロンを紹介してくれる。
気づかずセラピーを行い、クライアントが何年も通い続け、一向に変化が得られない。というケース。
総合的なアプローチができるので、傾聴などの心理カウンセリングに特化したアプローチではなく、状態に合わせた他のアプローチをしてくれる。
2は、一見、見る人によっては良くないようにも見えるかもしれませんが、
お金に余裕があるのであれば、また、それがお守りになって心の安らぎに繋がるのであれば、それも薬と同じで必要な要素かと思います。
弊社は、どのパターン?
弊社の場合は、上記の3に該当します。
オンラインで対応させていただくことが多いです。
みさせていただいて、弊社では対応できないと判断した場合は、話し合い、お断りしております。
心理カウンセリング以外って、どんなことをするの?
全部を挙げてしまうと、見よう見真似で、書いてある事を真似しようとする業者の方もいらっしゃるので、全部は挙げませんが、以下のような内容になります。
1人に対して全部をするわけではありませんが、一例です。
筋膜リリース
食生活の見直し
ライフワークバランスの見直し
カラーセラピー
アロマセラピー
クレイセラピー
その他(複数)
企業様の場合は、労務や人事的な課題が関係する場合もあるので、そこも見直し、体制を整えていくことがあります。
状態によっては、心でも体でもなく、考え方の問題だというケースであれば、上記と異なるアプローチをする場合があります。
「その他」にあるものも、結構重要なポイントを押さえているものがあります。
心臓がズキズキして痛い、は要注意!!!
かなり危険な場合があります。
たこつぼ型心筋症の恐れが予測されます。
これは可能性の1つです。
いわゆる、ストレスが心労となり、亡くなられました系の仲間になりかねない、ということです。
ストレスが引き金となっている可能性があるので、心理カウンセリングや、民間のセラピー・サロンではなくて、心臓内科に駆け込んで!!!
と言いたい。
休養をとって、必要なセラピーをして瞑想する時間を作ると良いパターンもありますが、容態によりますよね。
そして、本記事を見たそこのあなた!
この記事を見て、独断でトライしてみよう!なんて思わないでくださいね。
結論、記事や動画は、あなたの状態をみた上で発信しているわけではないので、鵜呑みは禁物です。
病院で勤めていた時も、民間で見ていても、多いんです。
以下のパターン。
「ネットで『うつっぽい、アプローチの仕方』、『うつっぽい、薬』とか検索して調べてみて、真似してみたんですけど・・・」
「YouTubeで、有名なユーチューバーの真似をしたので間違いないと思ってやってみたんですけど・・・」
「有名人が”これ”を推していたので、間違いないと思って試してみました。」
「友達に相談してみて、なんとなく試してみたんですけど・・・」
それが、なぜあなたに合うと思ったのだ・・・。と。
たまに恐ろしい事をしてしまっている人もいます。
ネット社会の良いところと悪いところの・・・。
あくまで、事例紹介、仲間を増やしたい、コミュニティ作りのため、提携のため、宣伝、バズらせるため、フォロワーを増やすため、広報、と目的は様々であって、
見て楽しむ・参考にする、という点では良いかもしれませんが、
”真似をする”は、一旦、考えましょう。
本当に危険です。
とんでも!な状態になってからご相談に来られることも多いです。
せめて、薬を薬局で買いたいなら、担当医や薬剤師に聞いてからではないと、飲み合わせ悪いと体に危険が及ぶ可能性が高まります。
人体は複雑なのですよ。
と、いうところで、うつっぽくて悩む人が多い現代日本。
今に始まった話ではありませんが、少しでも参考になれば良いかなと思います。
もちろん、本当に鬱の場合もあるので、
うつっぽい=この記事に書いてあることが全て
ではなく、広い視野で参考の1つとして捉えていただくと良いかと思います。
「私に相談したいよ」という方はこちらから
気軽にメッセージしてください(*^^*)
話すのがゆっくり・癒し系の作業療法士のおばちゃんがお話を聞きます。
(注意:リハビリを施すものではありません。)