自分もwebディレクターである前に、1人の人間なので、クライアントさん以外にも、個人的に気になるオシャンな企業さんをXでフォローしてみたり、素敵なクラファンをやっていれば応援してみたり、するのです、が…
施策が微妙にズレていて商品に集中できない
『それ…もう少しこうしたらもっとバズるのでは…?!』
『結局、それはどこで買えるのか皆迷っていると思うの…!』
『その頑張り、多分ちょっと目的とズレてる気が…!』
…とった感じで、webディレクターとして、マーケティングとブランディング、情報整理や感情設計の各領域を横断するという職業柄、商品やサービスを見る時の雑念が多すぎて、集中できません。
でも、ここで突っ込んだら、強火すぎるファンか、営業だと『中の人』達に思われてしまう…!やきもきやきもきやきもき!!善意善意!シンプルな善意好意厚意!!!
〜今回の記事は、東京のweb制作会社、fūun(フウウン)のwebディレクターである、『みねこ』がお送りします〜
なので、ここにその想いを綴ります。どうかどうか、この記事が、こんな方たちに届いたら嬉しいです。
読んででドキッとする所があったら、最後までチェックして、参考にしてくださったら、本望です。
気付いて…ッ!改善して…ッ!!それだけで同じ労力でもきっと変わります…!だってあなたの商品やサービスはそのままで充分すぎるくらい、既に素晴らしいですもの。
こんな施策、勿体無さすぎます
【1社目】同業者のRT祭りで自社のポストが流れてしまっている
X広報を行う、ものづくり企業さんに割とある傾向かもしれません。
自社のフィードが、他社のRTで埋まっている状態です。
きっと、中の人は、『同業者同士、一緒に頑張りましょう!』という爽やかなスポーツマンシップ(?)を持つ、本当に優しい人なのでしょう。そんな気持ちで、同業他社のキャンペーンをRTしているのだと思います。
でも、その裏で、サイトやSNS施策を作ったディレクターは泣いています。
【2社目】問い合わせフォームが全く見つからない
SNSの普及により、企業とユーザーの距離はグッと近まったものの、『この商品をうちで扱いたい!』『採用の応募をしたい!』…となった時、いざコンタクトを取ろうとしても、企業はSNSでDMを公開していない事もしばしば。
そんな中、公式サイト内に、お問い合わせフォームがないと、顧客やパートナー、応募者として繋がる事が出来なくなってしまいます。
【3社目】ECサイトのカテゴリ分けが使いづらく、商品に辿り着かない
こちらはSNS広報じゃなくて、ECサイト内でのお話です。ECサイトに訪れるユーザーに対しては、『商品に関心がある』状態から、『欲しい』という感情にいかに持っていくかが大切です。
その『欲しい』を深掘りすると見えるのは、『自分に合うモノが欲しい』という欲求。
それは商品やサービスの用途、予算やサイズ、カラーなど様々な要素があるのですが、そのマッチングが成立しにくいサイトの構成だと、いくら商品が良くても『ん〜、似てる他の商品でいいか!』となってしまいがちです。
【4社目】サイトが404状態で見れない
今って、企業でも、ブランドでも、とにかくSNSをやっていますよね。それって、ユーザーにSNS上で広く認知をしてもらったり、ユーザーがそこにかかるキーワードをGoogle検索した時に、そのコンテンツが上位表示され、また新たな層に認知を広げる為に頑張っているのです。
そして、そうやってユーザーに商品やサービスを認知してもらう事で、最終的に、依頼の問い合わせや、商品の販売窓口となる、公式コーポレートサイトやECサイトに誘導しようとしているのです。
でも、その、公式サイト達が404状態だとどんな事が起きるのでしょうか?
【5社目】サイトの中に見れないページや、リンク切れの箇所がある
…といっても、最近はサイトが404状態の企業さんも減ってきてはいると思います。でも、油断してはいけません!
サイトの中に、404やリンクエラーになってしまっている箇所はないですか?私たち、webディレクターは、『ユーザーがサイトに辿り着くまで』もあの手この手で頑張りますが、『ユーザーがサイトに辿り着いてから』も全力で考えます。
なぜなら、webサイトって、開かれてから1分もたたないうちに閲覧が終わってしまう事がほとんどなのです。
【6社目】XやInstagramは万垢なのに、抽選販売やクラファンでしか商品を買えない
抽選販売が悪いのではない、クラファンが悪いのではないです。ただ、そんなにアカウントを成長させる人気も魅力もあるはずの商品・サービスなら、より良い商品とユーザーのマッチングの仕方があるんじゃないかなと思うのです。むむむ。
商品を売るにあたり、どんな目標を立て、どんな人にどんな経路で広め、販売するのかを考えるのが、マーケティングの大きな枠組みです。
でも、外側からだと、企業やブランドはどこに向かっているのかは見えません。こんな時、『ああ、ヒアリングして要件定義をしてしまいたい…課題を交通整理して、仕組み化したい…。』と、みねこはやきもきやきもきしてしまうのです。
【7社目】サイトのメインビジュアルがどこかで見た事あるフリー素材
メインビジュアルというのは、いわゆる『サイトの顔』として、一番最初に目に入る部分。
LPって、キャンペーンなどの施策に合わせ、短期間で作ってリリースする事が多いので、企業側もあまり予算やブランディングの手間暇をかけられない分、『なんかこのフリー素材見た事あるな…。』なクオリティになってしまうのだと思います。
でも!それでも!ユーザーはなんとなく見た事のあるボヤけたあなたじゃなくて、純度の高い、オリジナルのあなたを見たいのです。
『見た事あるな』は、『じゃあ、もっと安い他のモノでいいな』になってしまいます。
【8社目】創業70年など、区切りの年なのに施策を何もしない
これ、本当にもったいないです。PR施策で意識したい、重要な点のひとつとして、『そのPR施策が、人に応援してもらえる様な社会性やストーリーを持つ内容か』というものがあります。
PR施策は、ただ、売上の為にやりたいんです。じゃなくて、こんな思いがあって、社会に対してこういう意義があるから、応援して欲しいです。という、例えるなら、思わず『頑張れー!』と言ってしまう様な少年漫画の主人公であり、アイドルの姿勢であるべきなのです。
【9社目】押せそうで押せない画像や、押せなさそうで押せる画像
『こちら』や『→』が画像の中にあるのに、押せなかったり、大きめに細長くバナーっぽく画像を置いているのに、押せなかったり、
その割に、スクロールしてたら、『え?今どこ押してこのページになったの?!』という、どこがリンクだったのかが分からない場合も。
ユーザーにとっては、そのややこしさ=『面倒くささ』になってしまいます。
【10社目】noteにMVVや採用情報が書いてあるのに、サイトには一切反映されていない
webサイトを持つメリットとして、『情報を集約できる』という点があります。ユーザーは、煩わしさを感じたらもうそのコンテンツを見なくなってしまう。
だからこそ、情報基地として、ユーザーの持つ疑問や欲望をその場で解消できる様なwebサイトが重要なのです。
MVVは企業自身の、ユーザーに対しての、そしてこれから働く人材にとっての共通の約束の様なもの。
採用の応募数も、採用後の人材の定着率も、応募前の企業と人材のマッチングの精度によって大きく変化します。
『勿体無い、と言われても難しいよ…』という担当者さんへ
サイトやSNSの無料改善提案を受け付けています。
いままで色々言ってしまいましたが…、『いや!それが難しいんだよ!』という担当者さんがほとんどだと思います。
でも、私たちは、善意善意!シンプルな善意好意厚意!!!で、皆さんのwebサイトやコンテンツに『こうしたらいんじゃないのでしょうか…?』を言ってしまいたい。
という事で、サイト改善提案やsnsのネタ出しを無料で行う事にしています。
とりあえずお話を聞いて、『こうしたらいいと思う』という提案書をつくる会を始めました。(相談も提案書作成も無料です)
以下のお問合せ→『まず話を聞いてみたい』にチェックをして、無料改善提案希望の旨と、直して欲しい、サイトのURLや、SNSアカウントを送ってくださったり、
こんな感じのメンバーが、おせっかいにも提案します。
『みねこ』はこんな人です
…とここまで書きましたが、いきなり知らない人間に、『話聞きますよ。』と言われてもこわいと思うので、自己紹介代わりに過去の私のお当番回のnoteを置いておきますね。
こんな思想で生きています
普段は、たぬきに似てる夫と共に、愉快に暮らしています
以上です。
よければ、みねこのXでも気軽に話しかけてくださいね。
みねこでした!
書いてスッキリしました。これで『強火のファン』か『営業さん』にならなくて済む。めでたしめでたし。