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日記

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書き綴った日記置き場
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#今こんな気分

とまる時間に物質が美しい

とまる時間に物質が美しい

仕事帰りのジムから半額の弁当を狙った閉店間際のスーパーへ、、

そのままいつも宿の代わりにしているマンガ喫茶にトボトボ向かう、じゃりじゃりと小さな足音がさっきまで明るかったけどあっという間に真っ暗になったフジグランの生活エリアの駐車場に小さく響く、今日の胸の内はなぜか静かで、というか今の胸の内はなぜか静かだ

焦燥に駆られる毎日で、季節は9時過ぎのフジグランみたいにあっという間に冬。
さっきまでの

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言葉の種付け

言葉の種付け

僕にとって、日々のなかでの、あれしなきゃとかこれしなきゃとか考えることや、ツイートに流れる記事やニュース(の見出し、サムネ)や人々の意見を見た時に沸き起こる、脊髄反射してしまう脳内コメント。こういったものは思考と呼ばない呼びたくもない、リトマス試験紙みたいにニュースのたびに自分に何色の反応があるか程度でしかなく、こんなものは熟成させる気のまったくないイーストを入れ忘れた小麦粉と水の塊でしかない。

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虚丹譚

虚丹譚

調子が悪い、腹からやられた多分ノロウィルス。んなことはどうでもいい、腹抱えて寝込んでたら姿勢が悪かったのか、久しぶりに立とうとして気づいたけど腰が軽くぎっくり腰になってる。

ふぅ何度目だろうか、無理がたたったクソムカつく宇和島の山奥にヘルプかけられて断った仕事やのに、なぜか責任もってやらないといけないところまで追い詰められた、んなこともどうでもいい。

人と働きたくなんてないんだよ、ひとり野宿の

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山で野営、久しぶりNOTE

山で野営、久しぶりNOTE

久しぶりにNOTEを開いてみる、壊れたと思ってたタブレットが息を吹き返し、それを持って山の現場に入った、野営。

数ヶ月ほど前から山の現場にテントで野営するようになった、家で寝泊まりすることにすっかり甘やかされたここ10年ほど、それ以前にはよくテントで寝てたけど、甘えた日々に染まっちまってどうもテントのハードルもすっかり上がってしまったみたい。

けども、いざ泊まってみて山の静かさ、標高の高いとこ

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草刈る一発芸人根無し草

草刈る一発芸人根無し草

日記を書きたいなっと思ってはやくも3日が経つ。。 

いやぁー、ほんと、まじで、いそがしいなぁ育児ってのは。家中の平和が30分と続くことはまずないな。30分の間で家のどっかで事件が起こる、それに、ひと月スムーズに仕事できたこともないな! 

で、とにかく唯一の仲間と言える妻とのコンビプレイがとても大切になってくるのだが、昨日から妻と何度も衝突している、今さっきもした、これは俺は悪くない!!でもどう

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テスカトリポカ

テスカトリポカ

野営して2日、、あ?3日目か?
昨日は雨で、あー。多分3日目だね。うん。

初日、山に入って作業を1日して、そのあと夕暮れ時に、地面に鍬で掘った穴にいっちゃん安い小型のBBQグリル、足を外してはめこんで、その前に百均のジョイントマットを12枚ほど敷いた、簡易囲炉裏で焚き火をしながら、まったり過ごし。

テントに入ってみると、悪寒。
ぐうう、あわてて寝袋に相棒の湯たんぽと共に入って寝る、夜中の3時、

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父親2.0

父親2.0

背後にかすかに感じていた冬の気配が。
おそらく今日の昼過ぎに俺を通り過ぎて、夕刻ごろ真っ白な息を吐いてこちら向いてあかんべぇしてきた。

俺は今日も険しい山の斜面にとりついて、午前は雨でポタポタと、けども地面から脈打つ鼓動が聞こえるくらいにぬんぬんと温もりさえ感じていて。

雨だのに、上下ヤッケを着て濡れては高ぶる体温で全身から水気を蒸散させて常時活動的であったから、冬の野郎が俺の周りでルンルンに

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文を探す

文を探す

この僕のいったいどこから作文は生まれてくるのだろう、指が言葉をつむいでいく、口を介さずに。

この時、僕の目はぐっと機能している。
自分の指が紡いだ文をぐっと見ている、読んでいる、頭の中で音読している、そして頭の中の小さな思考装置が次の文を小さな糸を引くように手繰り寄せてきては、そっと指に届ける。

指は運動している、小さな思考装置が届ける仮説の作文を、運動によってスマホの画面に届けている、届けら

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