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書籍 「インターネットの外側で拾いあつめた言葉たち」 の販売を開始しました
編集長をつとめた本が、予約開始になりました!
「2000年から2020年まで、どんな人生を送ってきましたか?」というインタビューが詰まった一冊です。
落ち着かない日々が続きますが、確かに歩んできたこれまでの時間を、共に振り返ってみませんか。
私の書かせてもらった序章を公開しています!こんな目的で制作した本です。
「もぐら本2」の序章を公開〜この1年で失われた言葉を取り戻す試み〜
インターネ
いじわるな子は嫌いなままでいいのかも ――「となりのせきのますだくん」を読む
もし、自分の子供が小学校に入って、「となりのせきのますだくんがいじわるしてくるの」と言ったら。私はなんて答えるんだろうか。
そのくらい放っておけばいいのよ? 先生に相談してみたら? 無視すればいいじゃない? 仕返ししちゃえ?
数十年ぶりに「となりのせきのますだくん」の表紙を見た。強烈な懐かしさを覚えるとともに、どういうストーリーだっけ、と頭をひねった。
とにかく、ますだくんがいじわるだとい
歴史とか戦争とかいうワードが面倒くさい感じになっているけど、戦争関連の本を紹介します
最近どうも、歴史とか戦争とかいうワードそのものが、面倒くさい感じになりつつあります。
SNSで攻撃的なコメントを見かけるたびに「とりあえず口にしない方が良さそう」と思うのは、当然のことかもしれません。歴史好きとしては、とても悲しいですが。
私たちと同じたくさんの人間が過去をどう生きたのか、そこに私たちは何を感じるのか、そう感じるのはなぜなのか。これまで、そんなことを考えながら、歴史に触れることを
レティシア・コロンバニ「三つ編み」を読んで 私たちは戦っていい
私たちは戦っていい
「鏡にうつる自分の姿は敵ではなく、味方でなくてはならない」
―レティシア・コロンバニ「三つ編み」
仕事との戦い、子供との戦い、家族との戦い。
最近そうやって、何かを「戦い」と形容するのを避けていた。
だって、人生は戦いなんかじゃない。もっと幸せなものだ。だから肩の力を抜いていい、深呼吸してリラックスしよう。ずっとそう思ってきた。
だが、しかし。
それで
みんな結婚ごっこなのかもしれない ――能町みね子さん「結婚の奴」を読む
自分の中にある願望を認めて、ひとつずつ果たしてみる。こんなシンプルなことが、なかなかできない。
この一年ほど、能町みね子さんの「結婚の奴」が好きで好きで、何度も読み返している。誰かと結婚をしてみるという、静かで壮大な試みの一部始終。
そもそも、他人と恋愛をして共同生活を営むというのが、ものすごくハードルの高いことなのだ。それなのに私たちは、結婚というワードを使って、それが自然発生する出来事かの
男性の育休は「伝染」する――光文社新書 「家族の幸せ」の経済学 を読む
1歳から保育園に預けるなんてかわいそう。
数年前、そんなお決まりの台詞を言われたことがある。
しかし、私は何とも思わなかった。というよりも、未だにそんな台詞が生きていることに驚いた。
私の周りでは、子供を0歳や1歳で預けるのが主流だったので、どう頑張っても子供たちをかわいそうだと思えなかったのだ。
もし私が、10年前に子育てをしていたら。20年前だったら。心がチクリと痛んだのだろうか。