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いのちだいじに

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病気や、治療についての記事たちです。看護師として思うことも入っています。
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記事一覧

エンディングノート完成までの道のりは長い?①

エンディングノート完成までの道のりは長い?①

「あ、持ってくるの忘れた」

実家に向かう車の中で、準備していたエンディングノートを家に忘れていることに気がついた。

私にはある計画がある。エンディングノートを両親に書いてもらうこと。できるだけ元気なうちに。

エンディングノートとは、自分自身に万一のことがあったときに備えて、家族が判断や手続を進める際に必要な情報を残すためのノート。

エンディングノートには法律的な効力はないけれど、その人の最

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1時間で体重が1.4キロやせる方法

1時間で体重が1.4キロやせる方法

たった1時間ちょっとで体重が1.4キロやせてしまう方法があります。

それは真夏の朝に、10キロ休まずに走ること。

今回は、ダイエットの話ではありません。

水分の話です。

これよく考えたら、結構危険なことしています。

たった1時間ほどで大きいペットボトル1本分の水分が体から無くなるのです。

脱水症状には様々な症状があります

水分損失率2%で、めまい、はきけ、ぼんやりする、重苦しい

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スポーツ外傷の応急処置って何するんだっけ?

スポーツ外傷の応急処置って何するんだっけ?

フットサルが趣味の私は、試合中に怪我をして動けなくなった人に何度か遭遇したことがあります。

一番ひどかったのは、救急車で運ばれた友人でした。

その友人は、試合開始直後、一人でボールの上に滑ってしまい倒れました。すぐに立ち上がると思っていましたが、全然立ち上がろうとしません。

右の足首が腫れ上がり、ひどく痛そうな表情で全く動けません。

これはダメなやつだとなり、すぐに試合は中止になり、救急車

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あなたの死に際は誰が決める? (メインは無料)

あなたの死に際は誰が決める? (メインは無料)

病院で看護師をしていると亡くなる患者さんに立ち会うことがあります。

古いドラマとかだと
「今までありがとう…」
穏やかな表情で最後はうっすら笑顔になり、ガクッ。
ピー!(心電図が真っ直ぐに)
医者が腕時計をみながら「〇〇時〇〇分御臨終です」
ベッドの周りで見守る人たち「あなたー!」

とかですけど、現場でこのような場面はみたことはありません。

リアルな現場(御高齢の方)の話をすると、様々な病気

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熱中症のポイント

熱中症のポイント

夏になると、よく熱中症の患者さんが外来に運ばれてきます。症状をきくと、頭痛やめまい、体が動かしにくい、手足がしびれると話される方が多い印象です。

梅雨なのに今年も暑過ぎですよね。

こんだけ日々暑いと、熱中症のついての知識はみなさんあると思いますが、これからますます暑くなるため復習もかねて書いてみます。

つらつらと書いていますが、太字がポイントなのでそこだけでも覚えておくといいと思います😊

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あ、人が倒れてる!さぁ、どうする?

あ、人が倒れてる!さぁ、どうする?

 急に前を歩いてた人が倒れた。え、何?

後ろを歩いてたあなた。周りをみても誰もいません。

びっくりしたあなたは近寄って声をかけるでしょう。

「ちょ、ちょっと大丈夫ですか?」

何度も声をかけるも反応が全くありません。っていうか息をしている感じさえない。

え〜!どうしよ!

スマホを取り出して、とりあえず震えた指で119番!
こういう時は頭が混乱して思うように指先が動きません。

電話で状況

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ドラッグストアで薬やサプリを買うのか  節約の入口⑬

ドラッグストアで薬やサプリを買うのか  節約の入口⑬

ドラッグストアって便利ですよね。
最近は薬だけでなく、冷凍食品や日用品、野菜もあり私の生活の軸になっています。

ただ、私はドラッグストアで薬はあまり買いません。

私は、花粉症です。
スギやヒノキのアレルギーで冬の終わりからゴールデンウィーク頃までずっとつらい。

もう30年以上の付き合いです。

昔はドラッグストアでアレグラやアレジオンをよく買っていました。

病院に行くのが面倒で手っ取り早い

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医療保険に入る前に知っておくべき制度 節約の入口⑪

医療保険に入る前に知っておくべき制度 節約の入口⑪

ここで、いきなり問題です。

あなたは69歳以下で、年収約370〜約770万円です。

大きな病気になり、月100万の医療費が掛かってしまいました。

さて、あなたの最終的な医療費はいくら必要でしょうか?

①  は? そのまま100万円でしょ

②  うん、8万ちょっとだよね

③ なんやかんやで、30万円くらい

④ ん~~、お国の制度はよく分りません。

はい、

正解は②です。

一応計算

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採血の成功率は100%ではありません。

採血の成功率は100%ではありません。

医療関係者でなければ、採血の成功率は100%と思っている方もいると思います。

実際には全然100%なんかじゃありません。

結論は人によります。
ベテランと新人では技術によって成功率は違うのは何となくイメージできると思います。

ただ、同じ人でも、メンタルや体調によって成功率が変わります。30人連続で成功することもあれば、1人目で失敗することもあります。

1人目で失敗すると、失敗がチラついてそ

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看護師1年目が一番つらかったなぁ

看護師1年目が一番つらかったなぁ

 私は看護師として地元の病院に就職しました。よく理解していない病気に、知らない薬、知らない器具に、慣れない環境。学生時代の本の知識とは違い、現場で必要な知識を覚える必要がありました。

 私は、就職して3ヶ月目辺りが一番精神的に落ちていました。食事が喉に通らず、ため息ばかり。どうしてもっとできないんだ。もっとできないと。もっとできるはずなのにと。理想の自分と現状の自分の差に焦っていました。そして全

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