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熱中症のポイント

夏になると、よく熱中症の患者さんが外来に運ばれてきます。症状をきくと、頭痛やめまい、体が動かしにくい、手足がしびれると話される方が多い印象です。

梅雨なのに今年も暑過ぎですよね。

こんだけ日々暑いと、熱中症のついての知識はみなさんあると思いますが、これからますます暑くなるため復習もかねて書いてみます。

つらつらと書いていますが、太字がポイントなのでそこだけでも覚えておくといいと思います😊

結論 夏はしっかり水分とって涼しいところで過ごしましょう


以上なんですが、そもそも

熱中症とは
体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れた状態。体温の上昇やめまい、頭痛、けいれん等さまざまな症状を起こす病気です。


熱中症の治療のポイント

涼しい部屋に運び、風を当てる
太い血管がある首や脇の下、足の付根を保冷剤や氷を当てる
冷たい水を飲ませる


補水.電解質補正のため経口補水液(ORS)がベストですが、水でもいいです。

緑茶、紅茶、コーヒー、エナジードリンクはカフェインによる利尿作用(おしっこがたくさん出て体の水分が減る)があるので避けてください。


重症例(Ⅲ度)では10%程度は後遺症がみられます。
ショックや昏睡を起きていると多臓器不全に陥り救命できないことも多いです。そのため、重症化させない。初期対応が重要な疾患です。


熱中症には分類があるため一応書いておきます。

 Ⅰ度
症状
めまい、たちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直
治療
冷所での安静、体表冷却、水分と塩分補給

Ⅱ度
症状
頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力や判断力の低下
治療
医療機関の診察必要。
体温管理と安静、十分な水分補給で飲めないなら点滴。

Ⅲ度
症状
意識障害、けいれん発作、小脳症状(歩行時のふらつき、手の震え、ろれつが回らない等)
 肝腎機能障害(体が黄色くなったり、おしっこが出なかったり等)
血液凝固異常(出血が止まらない等)
治療
病院の入院対象


結論はやはり、夏は無理せず水分をしっかりとりましょうって話です。


いのちだいじに。



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