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【書籍レビュー】『UFC帝国戦記 1993-2023』
今回は2024年10月に亜紀書房から出版された『UFC帝国戦記 1993‐2023』について、レビューします。
この書籍は、1993年に産声を上げた格闘技団体「UFC」の30年にわたる歴史を丹念に追った記録です。
UFCが世界最大の格闘技団体となるまでに繰り広げられた暗闘が詳細に描写されており、格闘技ファンだけでなくスポーツビジネスやエンタメに興味のある方にも楽しめる一冊となっています。
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【書籍レビュー】『学びなおし近代日本思想史 維新と敗戦』
今回は、2018年8月に晶文社から出版された『学びなおし近代日本思想史 維新と敗戦』について、レビューします。
この書籍は福澤諭吉から高坂正堯まで23人の思想家を取り上げ、日本の近代化と敗戦を軸に「これから先、日本はどうなるのか?」「日本人らしさとは何か?」などについて思考を巡らす内容となっています。
時代の転換点に生きている我々もさまざまな悩みや苦しみを抱えています。
そうした「危機の時代
【書籍レビュー】『原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』
今回は、2024年6月に毎日ワンズから出版された『原爆裁判 アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』について、レビューします。
この書籍は、三淵嘉子が担当したいわゆる「原爆裁判」に焦点を当てた内容となっています。
【三淵嘉子】
まず、三淵嘉子について解説します。
三淵は2024年のNHK連続テレビ小説(通称「朝ドラ」)「虎に翼」の主人公のモデルになった人物で、日本の女性として初めて弁護士、判事、裁