記憶力、ないかも。どうするサプリ
記憶力や集中力のためのサプリ、様々あります。
おすすめなのは、高麗人参エキス。
この研究では、高麗人参エキスに含まれる、有効成分「ジンセノサイド Rb1」が、アセチルコリン・リリースを増やし、記憶力の低下を防いだことが報告されています。
邦題は、このような感じ。
「中枢神経系のコリン神経終末におけるコリン取り込みへのジンセノサイドRb1の影響」
少し解説を...。
アセチルコリンは、“リサイクル” されます。
1. シナプスからアセチルコリンが放出されます。
2. 放出されたアセチルコリンを分解するための酵素も動き出します。
3. アセチルコリンは、分解され、コリンへと戻ります。
4. コリンは、細胞内に取り込まれ、アセチルコリンへと、再合成されます。
コリンが細胞内に取り込まれるとき、高麗人参に含まれるジンセノサイドRb1が、取り込みのサポートを行う。
リサイクルの“資源”が増えれば、製造量（アセチルコリン）も増えることになります。
ご承知の通り、アセチルコリンは、記憶、集中、覚醒、睡眠と関係のある、神経伝達物質です。
高麗人参を飲むことで、頭のはたらきが良くなることが、期待できそうです。
一般的な印象として、高麗人参は「エネルギー・サポートのハーブ」かもしれません。
しかし、気分などのメンタル面、免疫力、言うなれば、ヒトが健康であるための「全体性」も、“守備範囲”であることが、分かっています。
集中力を得るだけなら、カフェイン（エナジードリンク）、ムクナ豆といったサプリメントも、役には立ちます。
ただし、それらはアセチルコリンやドーパミンをブーストする分、神経伝達物質の枯渇をまねくことも速く、したがって、気分を落ち込ませることにもなりかねません。
とうワケで、きびしい仕事や学習の遂行と、知的健康との両立を図りたい人は、高麗人参、お試しになられてはいかがでしょうか。
ご注意点、これはサプリメント選びの基本、「含有成分」をしっかり確かめましょう。
ちなみに、上記の研究論文では、アセチルコリンの放出量は急性では増えず、高麗人参エキスを3日間摂り続ける必要があった、とも報告されています。
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