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#日記
主体とは行為や要因の中にあるのではない
先日のこの記事に関して、萩野昇先生から示唆に富むご指摘をいただいた。
たしかに、なんらかの行動があったのちに理由が後から付け足されることは多いのに、現代は理由があって行動がなされるはずだという信念が強すぎると感じる。
現実には、過去の蓄積たるしがらみによって選択の余地などないことがほとんどだ。あるいはお気持ちで行動してしまうこともあろうが、お気持ちだって過去の経験の蓄積から湧いてくるものだ。
海の向こうで戦争が始まった
2月24日、ウクライナ国境に大軍を配備していたロシアはついに侵攻を開始した。西側とやりあってもロシアにはなにもいいことないからブラフだろうという見方を裏切って、ハリコフ、キエフ、オデッサで情況を開始したのだ。
オデッサといえばファーストガンダムに心を熱くした世代にとっては忘れがたい地名である。
そんでオデッサでも作戦を展開してるのねと思って地図を確認したら、黒海のめっちゃ西側、バルカン半島寄り
令和4年1月おしまい
今月もあっという間に終わってしまった。序盤は正月気分を引きずってしまったので低調だったが、中盤から盛り返してたくさん読書できた。
そしてなにより今月は、念願だったPC自作をやり遂げたので気分が良い。
というわけで2月はApex Legendsがんばりたい。FPSは超のつく初心者なので挑戦しがいがある。
エルデンリングとかいうものもやってみたい。こうやってやりたいことを一つ一つこなしていけば、理
続けられる者だけがマンネリに陥る
今日は成人の日、新成人の皆さんおめでとうございます。
成人の日とは関係ないが、450日くらい続いていたnote毎日更新を昨日やめてしまった。
年末から、予定されていたイベントだとか、想定外の出来事だとか、たんに正月でダラダラしてしまったとかで、ルーチンのタスクがこなしにくくなっていた。
というわけで建て直しを図るべく、とりあえずnoteの更新をしなかった。どうせどこかで途切れるものだから、いっ
2021年に書いた記事の振り返り
2021年があっという間に終わろうとしている。
本日はご好評いただいた記事、有料記事をまとめておく。
まず1年間休まず毎日note更新し続けた。
そのために自分なりのコツをこの記事にしたためた。まあ毎日書くことにもデメリットはあるので、来年はどこかで途切れさせるとは思う。
一番読まれた記事は年初に書いたこれだった。
1年ほど前はワクチンの有害事象を過剰に心配する空気がまだまだあったのでこ
富岡幸一郎編『西部邁 自死について』
今日はこの本のご紹介である。
文芸評論家の富岡幸一郎氏が、2018年に自裁した西部邁の書き残したもののうち死生観に関わるものをまとめて出版したものである。
驚くことに、1994年西部が55歳のときに出版された『死生論』から、考えていることがほぼ変わっていないのである。ちなみにマジック・ジョンソンを思いっきりdisっている箇所は割愛されている。
そしてそれはあくまで死生観の域を出ていないことに
民主主義国家の憲法、あるいはその下部構造について
日本近現代史をhobbyとする以上は言及しておかなければいけないことがあった。
この会食制限解除のニュースについてである。
なんのために分権的極まりなかった欽定憲法から、内閣と議会に権力を集中させる現行憲法に変わったんだ、、、
私は護憲派ってわけではないけれど、この報道の文言から、憲政の常道から大きく逸脱していると詠嘆せざるをえなかった。
この分科会とかいう組織は戦前の参謀本部か、あるいは
令和三年度2QGDP速報値雑感
先日発表された第2四半期GDP速報値がかなりのがっかりだった模様。
数字の中身の細かいところは飯田先生の記事を参考にしていただきたい。プロの解説はとても勉強になる。
まあがっかりな数字が出ることはある程度は想定されていたと思う。しかし日経のこの記事にあるように、海外との比較ががっかり感に拍車をかけているのであろう。
世界の景色は異なる。同じ7~9月期の成長率はユーロ圏が9.1%、米国が2.0
『死ぬ作法 死ぬ技術』読んだ
なんとなく西部邁の本を読まなくてはならない気がして
そこで手に取ったのがこれである。
2009年の出版である。
西部だけでなく、久坂部羊、鎌田実などなどがエッセイを寄せている。ちなみに完全自殺マニュアル的な死ぬ技術は書いていない。心構えのようなものが書かれている。
西部のエッセイでは、いつものように、人間が地球上で我が物顔で振る舞うことを許されているのは、精神を持つからということになってい
人口減少を伴う貧困化はやばいね
日本の貧困化について。
ちょっと前、こんな記事を見てしまった。
今の円の水準がどれくらい円安なのかはよくわからないが、デフレ(またはディスインフレ)に見合った通貨高になっていないのは間違いないであろう。国内では物価や賃金が低迷しているのに、通貨が強くなっていなければ、国内消費者が買えないような価格で輸入するしかなくなる。これがこの記事が指摘する買い負けである。
経済学の教えるところによれば、
子供への給付は揉める要素ありまくりだね!
今週はこの18歳以下に10万円相当を給付するというニュースがやや話題だった。
今次のパンデミックにおいては若年者が不釣り合いに損害を与えられてきたのだから当然であるし、共同体の未来を担う世代を優遇するのも自然なことと思われる。
しかし子供を持てない、持てなかったような貧困層にとっては納得しがたいというのも理解できる。
白饅頭氏が早速かいていたように、子育て支援は分断の象徴であり、促進要因にな