マガジンのカバー画像

キャリアについて考える

15
運営しているクリエイター

記事一覧

【コラム】「企業は誰のものか?」〜ギリシャ哲学の偉大なる影響〜

現代のビジネスローとギリシャ哲学の関係性を説く「企業は誰のものか?」という議論は、非常にありふれたものです。しかしながら、その淵源にギリシャ哲学があるということについては、あまり知られていないのではないか?とふと考え、本日はコラムを書きたいと思います。

※小難しく聞こえるテーマですが、わかりやすさ重視で頑張って書きます😂

「企業」は誰のものか?昨今の動向(株主至上主義の終焉)

つい数年前ま

もっとみる
【コラム】実績で能力を測ることの限界

【コラム】実績で能力を測ることの限界

私に対する期待値が、経験とともに高まっていることを、最近感じる。求められる機会が、着実に増えている。

こんな私でも、30代半ばとなれば、歩んできた期間相応の経験と実績があるからだろう。

有難いことではある。
でも、なぜか私は心から喜べない。
どうも釈然としないのだ。

「実績のない若者にとって自由なんて贅沢で、何かを変えることは権力者にしかできない。」
こういった信条が、この世にこんなにも蔓延

もっとみる
無理と可能の間

無理と可能の間

「無理」には2種類ある
「永遠に無理」と「今は無理」だ

能力不足
経験不足
金銭不足
心の悲鳴
体の不調

これらはすべて
「今は無理」にすぎない

「今は無理」は
無理と可能の間にある

これからの貴方次第では
可能にすることができる

「今は無理」を可能に変える方法
其れは決して 難しいことではない

諦めないこと
必要なのは それだけだ

諦めさえしなければ
可能にする道は幾らでもある

もっとみる
拓く

拓く

息をつくいとまもない
忙しない日常から
少し距離を置いてみた

世界で今
何が起きているのか

これから30年後
何が起きようとしているのか

歴史 経済 摩擦…
権力 矛盾 競争…

つい先日まで我が身を委ねていた場所を
この目で見てきた”具体”の全てを
目を瞑り 抽象化してみる

すると 見えてきた

沢山の精神的犠牲と引き換えに
積み上げてきた日々
眠い目をこすりながら
インプットしてきた知

もっとみる
【コラム】経済と文化を同時に開花させるために必要なこと〜15世紀のフィレンツェから学ぶ〜

【コラム】経済と文化を同時に開花させるために必要なこと〜15世紀のフィレンツェから学ぶ〜

1. 花の都フィレンツェ(経済と文化の同時発展)12-15世紀のフィレンツェは、経済発展と芸術・人文学の発展を両立させた。

15世紀のフィレンツェと言えば、言わずもがな、ルネッサンス芸術を開花させたことで知られている。

また、あまり知られていないが、12-15世紀のフィレンツェは経済的にも先進していた。現在の企業で広く使われている複式簿記を発明したのも、12世紀のフィレンツェの商人である。当時

もっとみる
【コラム】欧州で教育を受けた私がアジアを選ぶ理由

【コラム】欧州で教育を受けた私がアジアを選ぶ理由

私には、夢がある。

私は英国で教育を受けており、英国に対して第二の故郷のように愛着を持っている。しかし今後はアジア圏に主軸を置くつもりだ。

今日は、未来に対する展望と併せ、私の想いを言語化してみようと思う。

私の夢は、企業統治を専門としたアドバイザーになることだ。主に対象とする地域はアジア圏を想定している。

その背景にある問題は根深いものであり、私一人で解決出来る範囲は限定的かもしれない。

もっとみる
【コラム】「成功する」ことよりも、「やってみる」ことのほうが実は難しい

【コラム】「成功する」ことよりも、「やってみる」ことのほうが実は難しい

何かに挑戦しようとする人が抱く認知の歪み私は経歴上、何かと「海外留学をしたい」という方の相談に乗る機会が多い。

今日は、彼/彼女達の話を聞いていて気づいた、挑戦しようとする人が抱きがちな認知の歪みについて書いてみる。

物事にチャレンジしようとする/している人達は、一般に、以下3つの段階を経る。

彼/彼女達(①の段階にいる相談者)は、一律、③「成功できるか(=良い大学に入れるかor卒業できるか

もっとみる
成果主義の盲目性

成果主義の盲目性

同じ高さのバーであっても
一人ひとりの個性や前提条件により
それを越える難易度は異なる

生まれつき 身体が弱く
生まれつき 繊細な人間が
バーを越えることと

生まれつき 身体が逞しく
生まれつき 気が強い人間が
バーを越えることは

結果だけ見れば 同じ

しかしながら
それに要する 見えない努力の量は
大きく異なる

現代社会で権力を持つ人の大半は
後者の人間だ

バーを越えることが出来ない

もっとみる
【コラム】「未来のために働く」ことの薦め

【コラム】「未来のために働く」ことの薦め

私は、未来について考えることが好きだ。

未来について考察した書籍等には、幾つも有名なものがある。私が過去に読んだ中で特に印象に残っている作品/理論は、以下である:

特にリチャード・フロリダの書籍は、学生時代に出会い、未来について深く考えるきっかけとなった。

いずれの著作も、未来に対するスタンスは、究極的にはUtopian主義(ポジティブな未来を予想する人々)かDystopian主義(ネガティ

もっとみる
【雑記】競争社会の本質

【雑記】競争社会の本質

現代社会、特にアジアの都市部の多くは、競争社会だ。

しかし、競争社会とは、人に求められてそうなっている訳ではない。社会的倫理に基づいて…、という訳でもない。

では、なぜ私達の生きる社会は、競争に満ちているのか?

それは、端的に言うと、人に承認欲求があるためだ。より本質的には、競争社会の存在は、人が他人に認められるための手段(=“成功”の在り方)が画一的であることに立脚していると考えられる。

もっとみる
【雑記】夢ができた日

【雑記】夢ができた日

今日、夢ができた。
それも、とてもとても具体的な夢。

これが叶うか叶わないかで、私の人生は、天と地ほど変わってしまう気がする。

(万が一、叶わなかった場合の
 “プランB”も考えておかないと…)

いつもの私なら、そう思うだろう。

でも、夢がこんなに近くまで歩み寄ってくれる時、人は冷静ではいられなくなるものなのだ。

「夢って、恋に似ているのかも…」
無駄足と分かっていても、そんなアナロジー

もっとみる
【雑記】「生きる意味」は、自分で作るもの。「働く意味」は、付いてくるもの。

【雑記】「生きる意味」は、自分で作るもの。「働く意味」は、付いてくるもの。

忙しなく過ぎる日々。
私の同僚に、「時々、俺なんでこんなに働いてるんだろう?って思う時があるんだよね」と、口にする人がいる。

彼の気持ちもわからなくはない。
しかし私には、彼が働いている意味を教えてあげることはできない。
理由は、私には、彼の「生きる意味」を決めることができないためだ。

「生きる意味」とは、自分で作らなければいけないものだ。
待っていても誰も与えてくれない。

「生きる意味」を

もっとみる
人の上に立つこと

人の上に立つこと

どうして…?

楽になりたかったから?
優越感に浸りたかった?
それとも 護りたい人でも
いたのだろうか?

いずれも当てはまらない僕には
「人の上に立つこと」なんて
相応(ふさわ)しくなかったんだ

組織論の根幹にあるもの
それは ひとりではなく
多くの人が
集まり 団結することで
より大きな力を発揮できるということ

そんな前提 一体誰が
決めたのだろう

僕等は ただ謙虚に
権力の許(もと)

もっとみる
【雑記】平凡な人生に突然舞い降りた、”起業”という選択肢

【雑記】平凡な人生に突然舞い降りた、”起業”という選択肢

「出会いは、突然に。」
本当にそうだと、最近思います。

唐突ですが、最近私は、起業という選択肢を検討しています。
(と、書きながらもまだ、まったく実感がありませんが、、、)

きっかけは、先日、高校時代からの仲の良い弁護士の友人に誘われて参加した、都内でのパーティーでの出来事。会場は、お酒好きな友人が手配したらしい、肩の力を抜いた雰囲気のレストランを貸し切った処。ゲストは主に同業種(ビジネス系の

もっとみる