エッセイ　かぼちゃの気持ち

人生ここまでずっと担いで来たlightが
幻だったことに気づいた　8月の頭
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それは前方を遥か遠くを示してくれていて
それを頼りにここまで生きながらえてきた
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またそれはけっこうな質量で
足どりが重かった頃には気づかなかったけれど
ふと体が軽くなってきた頃には気づき始めていた
頭の上からずしんと重くのしかかっていたのは
それだった
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幻だ
と心で呟いた瞬間には
それは魔法が解けた様に　ぱっと

詩が書けなくて
せめて言葉を絞り出すように
本や映画の感想を書いています

今はただ
鼓動のスピードで歩くだけ

映画　『I AM A COMEDIAN』

「コメディアン」と名乗ることに大きな想いと意志がある。
時に迷いもある。恐れもある。
だからこそ彼は人間としてコメディアンであり続ける。
その姿が格好良かった。
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そう言う、血の通った人間、体温を帯びた人間を、メディアは映しているのだろうか。
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YESでも良い、NOでも良い、
わからない、どう思う？、
そう一人ひとりが考え、意見を持つことに
罪はない。
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この世界はマジョリティも、
悪意も正

出店のお知らせ

𖤘イベント出店のお知らせ 𖤘
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以下のイベントにて詩集と絵本を販売します！
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▷文学フリマ大阪12
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　日時　2024年9月8日(sun)
　　　　12:00-17:00
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　場所　OMMビル2F A・B・Cホール
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　　入場料無料
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　　ブース番号　そ-35（配置図参照ください）
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ふらっと遊びに来ていただけたら嬉しいです。
夜中つかさんの素敵な絵が表紙の詩集、ぜひ手に

本　『雪沼とその周辺』

『雪沼とその周辺』
堀江敏幸
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奈良市にある本屋さん「ほんの入り口」さんで「入り口仲間」に勧めてもらって購入した一冊。
とても良かった。
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7つの短篇集。
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一つ一つ、大仰でなく何気ない人生の一部が切り取られている。それでいて、その一部（現在）から過去に広がりを見せながら情景や感情の隅々が目に浮かぶように描かれており、主人公の人生におきた漣が鮮やかに胸に残る。
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話の終わりが小気味悪く終わ

本　『ふたり　は　ひとり』

『ふたり
　は
　ひとり』
西尾勝彦
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言葉のたくさんいらないとき
意味のたくさんいらないとき
だけどそこに言葉があってほしいとき
に
ぽつぽつと、声に出して読みました。
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西尾勝彦さんの眼差しを
白い縁から眺めている様な
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誰かの淡く眩しい日々を
共に歩いていく様な
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そんな心地で読みました。
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一本のフィルムを観たあとのような
読後感。
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また、いつかのある日に
読みたくなる一

映画　『あんのこと』　『関心領域』

先月、映画2本をはしごで観てきました。
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『あんのこと』
『関心領域』
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世界の平和を願う声があげられる中、どうしても考えてしまう「日本の平和」。
果たして日本は「平和」と言える状況なのか。
誰もが「安全」に暮らせる国なのか。
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『あんのこと』は実話をもとに作られた作品。
「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」
「安全」「平和」とどこかで信じている私たちのすぐ隣に「あん」はいるのかも知れない

エッセイ　平和の塔

すごく怖くて恐ろしくて
想像でも過去でもないことが
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平和をいのる
平和をつくる
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今月に入って、手のむくみ、体の重さ、傾眠傾向、意欲低下、食欲低下で、予定がある時以外は家にいてたくて、体が求めるままに過ごしていた。
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半月が経ち、これはやっぱりおかしいと思い内科を受診。血液検査の結果を見ても相変わらずの貧血があるだけで、とくに目立った原因は見当たらず。「休めということかもしれないよ。」

映画『悪は存在しない』

先月観て、何か実態の知れない「不穏」に包まれたまま、一言思ったことをメモに残すだけ残して、感想を書くかは迷っていた。
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今、ふとしたことから思い出し、「不穏」の靄も取れたし、書いてみようかなと。
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とは言え、何か具体的に感想を書けるわけではないのだけれど、一言だけ書き残したメモは
"悪は「悪」として目に見えるとき安心する"
だった。
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この映画の感想で、「映し出す自然の風景が美しい」という声

本『ともだちは海のにおい』

『ともだちは海のにおい』
工藤直子
長新太　絵

本当に大好き。

この本の良さを伝えるために
言葉を尽くせば尽くすほど
この本から遠ざかっていく様で
ただ心からそう言うことが
今できる一番の表現。

知っている言葉の数が多いことより
この世界のことを今湧いた気持ちを
そのまんままるごと心に受け止めて
知っている言葉のただ一つにそれを
眩しい程ひたひたに沁み込ませたい

工藤さんも私と同じこの地球

文学フリマ東京、ありがとうございました！
過去最高のブース数で大盛況の会場に、ワクワクしました！
と同時に色々と勉強にもなりました！
読んでくださった方、名刺をもらってくださった方、購入してくださった方々に感謝です🥲
ありがとうございました！

文学フリマ東京、いよいよ明日です。
2,000ものブースがあって、見に行くだけでもわくわくするのではと思います！
私はぼちぼちと、来場される方々との出会いを楽しみに、頑張ります。

文学フリマ東京38に出店します！

▸文学フリマ東京38
日時：2024年5月19日（日） 12:00〜17:00
場所：東京流通センター　第一・第二展示場
入場料：1,000円（18歳以下は無料）
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わたなべ　はな
ブース場所：第二展示場 2階Fホール
ブース番号：す-49
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来週です。
挨拶、お喋りだけでも嬉しいので、ぜひ遊びにいらしてください。
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▽販売する本
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˗詩集˗
『Life -ひかりとかげの二面体-』

詩　雫

本『ゾマーさんのこと』

『ゾマーさんのこと』
パトリック・ジュースキント
ジャン＝ジャック・サンペ　絵
池内 紀　訳

夏葉社の『冬の本』、その中で紹介されていた本『ゾマーさんのこと』。これがとても良かった。
今回はその話。

の前に、『冬の本』もまたとても素敵な本で、「冬」と「本」をテーマに書かれた84人様々な方々のエッセイ集。
見開き2ページの文章だけれど、本当にそれぞれに文体、エピソード、紹介する本が違っていて、と

詩

昼ごはんのあと
頬杖と読書
鳥の囀りが遠のいて
突然出窓の外で
鯨が浮上し
ゆっくりと身を翻し
海面を打つ
その音に驚き
焦点を絞る
走り去る車
読みかけの海底譚
鳥が囀る