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「庭のホテル 東京」では、2022年秋から廃棄されたスーツケースで野菜づくり!

こんにちは、翼祈(たすき)です。

2023年5月8日にコロナ明けになってから、その年は海外から日本に来る観光客は、コロナ禍前の時より、鈍い客足の戻りでした。

2024年、5類になってから1年が経とうとする頃、日本人が海外に行く人も増える様に、円安もあって、爆発的に海外の観光客の数は増えました。

どこもかしこも海外の観光客によって、活気や賑わいが戻っています。

そんな観光客が戻って来た中で、ある問題が生じているといいますが、それを画期的な方法で解決したホテルが、東京都にあります。

2024年5月15日、政府観光局(JNTO)が発表した2024年4月の訪日外国人客数(推計値)は304万2900人となり、2ヵ月連続で300万人超が海外からの訪日となりました。訪日客が増加傾向の中でホテルが頭を悩ませているのが、宿泊した客が部屋に捨てていったスーツケースです。それを逆手に取って、不用品が活躍させているホテルがあります

JR水道橋駅から南東におよそ200mに位置します。緑溢れる庭園が魅力の、東京都千代田区にある「庭のホテル 東京」の総支配人の男性が案内したのは、ホテル屋上にある菜園です。野菜やハーブなどを無農薬で育て、レストランで宿泊した客に提供しています。特徴的なのはプランターで、訪日客が客室に置き去りにしたスーツケースを加工しました。

今回は、「庭のホテル 東京」が行うスーツケースでの家庭菜園について特集します。

「庭のホテル 東京」が、スーツケースで家庭菜園を始めた理由

「これはスペアミントやレモングラス。ハーブティーを作れないかなと思っている。こっちはローズマリー。お肉と一緒に焼いちゃおうか」。

「庭のホテル 東京」は2009年にオープンしました。「美しいモダンな和」をコンセプトに、オープン当初から訪日客の人気を博しています。円安を背景に、現在では宿泊する客の8~9割を外国人客が占めます。

スーツケースで作ったプランターづくりが始まったきっかけは2022年秋、ホテルの庭で集めた大量の落ち葉から腐葉土を作ったことからでした。ホテルの朝食の卵料理で使用した卵の殻で石灰を作り、コーヒーの仕入れ先から譲って頂いた麻袋に土を入れ、野菜の種を蒔きましたが、耐久性や保水性に難点があったといいます。「何かプランターに活用できるものはないか」と館内を探すと、廃棄物置き場に積まれたスーツケースに目が留まったといいます。

野菜は種類によって根の張り方が異なります。「根っこのイメージに合わせて、スーツケースを横に倒して使用してみたり、縦に使用してみたり。軽量で丈夫で、キャスターが壊れていなければ運びやすいです」。野菜を育て始めた2023年は、トマトやナス、メロンなどおよそ25種類を栽培しました。栽培した野菜を提供した宿泊した客からの評判も上々だといいます。

参考:訪日客が捨てたスーツケース、加工してプランターに 野菜作りに活用 毎日新聞(2024年)

スーツケースの置き去りは月に1、2個です。日本に来て大きなスーツケースに買い替えて古いものを置いて帰ってしまったり、旅行中に壊れ、処分に困ってしまったりして、客室にそのまま置き去りにしています。忘れ物だった時には、一定期間はバックヤードで保管する必要がある以外にも、処分費用は1個1000円前後必要となることで、ホテル業界では捨てられたスーツケースは悩みの種の1つとなっています。

2024年2月「庭のホテル 東京」では、屋上菜園の取り組みを拡大させ、新規で養蜂もスタートさせました。ミツバチの力を借りて野菜の受粉を促進し、採れた蜂蜜も料理に活かしたい考えです。「庭のホテル 東京」の総支配人の男性は、「学校や地域などとも関わり合って、活動の輪を拡大していきたいです」と述べました。

ホテルならではのSDGsに向けての資源活用は、少しずつ浸透しています。

私の家では、

元々父方の祖母がしていた畑での野菜づくりを、祖母が亡くなった後、父が畑で野菜を作る様になりました。

父が畑で定期的に草を取ったり、野菜を育てているから、何とか荒れずに済んでいますが、困ったことがあります。

父は野菜は苗か種を蒔くのですが、種を袋に入っている全部を蒔くので、膨大に1つの野菜ができます。

「大きい方が食べごたえがある」とか言って、食べごろに収穫せず、大きくなった時には中はスカスカ、味も落ちて、しかも大きいことから、収穫しても1回では食べ切れない量になります。

父には管理はしても、畑をするセンスを感じられません。

ちょっと話がズレましたが、家庭菜園と聞くと、私は小学校の時に、観察日記を書きながら育てたミニトマトのことを思い出します。

スーツケースがそんなに大量に放置され処分に困るのも初めて知りましたし、スーツケースがプランター代わりとなり、野菜を育てる考え方にも驚きました。

資源を無駄にせず、有効活用する、味も美味しい。言うことなしです。これからも是非続けて頂きたい、エコな取り組みです。

参考サイト


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