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#30 南国気候とメンタル・体調
(989字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
時は12月。
そして竹子がいる地域の最高気温は、21℃。
お天気は快晴で、軽く身体を動かすと汗でさえ出るほど暖かく、体温が高いであろう方々は半袖姿で颯爽と街中を歩いている。
「冬はもうこれ以上寒くならないよ」と、同僚は言う。
「15℃前後の日もあるけど、せいぜい数日だね……あ、そうそう。びっくりするかもしれないけど、此処には春が無いんだ」
はぁ。
当時日本で暮らしていた頃、私たちはこういう気温の日々を「春」と呼んでいたのだが。
だから私は体感的に、秋からそのまま春に突入してしまった気分なのだよ。
この勢いだと、2月ぐらいには夏入りするのではないか。
そして7、8月あたりは大変な気温になっているのではないか。
ぶるるっ。
ただまあ、此処では所謂「冬」が快適なのは間違いない。
ここ数年で、これ程活動しやすい冬季を過ごしたのは今年が初めてだ。
基本厚着はいらない。
暖房をつける必要もない。
朝晩だけが若干冷え込むので、それに備えてバッグに薄めのマフラーや上着を持ち歩いていれば十分だ。
加えてこの時期はそんなに雨も降らないようで、爽やかでポカポカと心地よい日が続く。
そのせいか、身体の具合がかなり良い。
メンタルも安定しつつある。
秋から冬にかけて現れる「冬季うつ」というものがある。
日照時間が少ないこの季節は気持ちが落ち込みがちで、更に身体も冷えるので体調不良が起こりやすいと言われている。
私のうつ症状はここ数年段々と落ち着いてきてはいるが、それでも毎年冬になると一時的に悪化現象は起こっていた。
気温が下がるにつれて気分障害が起こり、天気が暖かくなるに連れて回復ーー今思えば、こういった規律性はちゃんと見られていた。
軽症ではあるが、私も「冬季うつ」に見舞われていたのである。
ところが、今年はさほどそんな症状は出ていない。
日本から中国に移住する、新しい会社に入社するなどといった人生の大きなイベントに気を取られているのもあるが、明らかに身体も気持ちも軽いのである。
寒波に数日襲われた時はちょっぴり危なくなっていたけど、それも一瞬で終わり、今はすっかり元気になった。
南国の人は陽気だと言うが、これは生活環境が大きく影響しているに違いない。
暖かい気候、たっぷりの日照時間でセロトニンがドバドバ出る暮らしをしているのにも関わらず、そうならない方がおかしい。
私もこれからどんどん活発な性格になっていくのだろうか。
楽しみだ。
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