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遊月の読書時々映画日記

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遊月が読んだ本や、見た映画の感想、書評、それに基づくエッセイなど
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記事一覧

【今日読んだ本】江戸の旅とお伊勢参り(別冊歴史REAL著)

【今日読んだ本】江戸の旅とお伊勢参り(別冊歴史REAL著)

読書記録として。

概要

『よみがえる江戸の旅事情!
大ブームを巻き起こした「おかげ参り」とは?

江戸の人びとの旅とは?
服装・持ち物は、旅のノウハウ、関所、宿場と旅籠、
乗り物と移動は、旅を支えた街道の人びと、旅にかかったお金は……。
江戸時代のお伊勢参りとは?
御師は総合プロデューサー? これぞ伊勢への全道中、伊勢滞在実録、
伊勢のお土産&名物、伊勢参りとお金……。
まだまだあった江戸時代

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【今日読んだ本】歩く江戸の旅人たち スポーツ史から見た「お伊勢巡り」(谷釜尋徳著)

【今日読んだ本】歩く江戸の旅人たち スポーツ史から見た「お伊勢巡り」(谷釜尋徳著)

読書記録として。

ストーリー

『総歩行距離2000キロ以上にもおよぶ、老若男女が毎日歩き続ける伊勢神宮への旅は、どのようにして可能となったのでしょうか。
旅のルートと歩行距離を割り出し、徒歩での旅を可能とした旅人の身体技法や装い、健脚を支えた街道の交通インフラやマナー、旅の家計簿などから、江戸の庶民に愛された「お伊勢参り」の旅をひも解きます。』
(Amazonのサイト内本の概要より)

書き出

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【今日読んだ本】アースダイバー 神社編(中沢新一著)

【今日読んだ本】アースダイバー 神社編(中沢新一著)

読書記録として。

ストーリー

生命にとっての普遍的聖地に加えて、ホモサピエンス・サピエンスにとっての聖地、そして古代の日本列島に居住した縄文系と弥生系(倭人系)にとっての聖地(のちの神社)の心的・歴史的な構造を探っていきます。
主な取扱い神社は、以下の通りです。
大日霊貴神社(鹿角大日堂) 諏訪大社 三輪神社 出雲大社 和多都見(海神)神社 志賀海神社 穂高神社 伊勢神宮などなど。
(Amaz

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【今日読んだ本】駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門(松村哲文著)

【今日読んだ本】駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門(松村哲文著)

読書記録として。

内容

日本人にとって仏像はごく身近な存在である。
しかし、その仏像が、いつ、誰によって、どのような目的で作られたのか、詳しく知らないのではないだろうか。
駒澤大学仏教学部の教授である著者が、飛鳥・奈良時代から平安、鎌倉、室町・江戸時代までを通して、仏像の特徴や変化、鑑賞ポイントを解説。
インド・中国的だった仏像の表情が日本的に変わっていく過程や、仏様の姿勢・ポーズ・着衣・持ち

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ラストマイルを見て、安く便利に手に入るほうがいいという価値観を見直したいと強く思う

ラストマイルを見て、安く便利に手に入るほうがいいという価値観を見直したいと強く思う

昨日「ラストマイル」を見てきました。

もともと「アンナチュラル」が好きだったので(縄文好きでおなじみ井浦新さんが出ています)その世界観なのできっと面白いだろうと。
そして期待通りでした。

海外のドラマだと、同じ設定の別のドラマ間で互いのキャラが出演しちゃうことはよくありますが、日本だと珍しいですよね。

ラストマイルとは、物流の最後の一マイル、つまり、末端のドライバーさんがお客様の自宅に荷物を

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【今日読んだ本】ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著)

【今日読んだ本】ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著)

読書記録として。

ストーリー

ノースカロライナ州の湿地で青年の遺体が見つかる。村の人々は「湿地の少女」カイアに疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられ、人々に蔑まれながらたった一人湿地で生き抜いてきたカイアは果たして犯人なのか。
(Amazonのサイト内本の概要より)

感想

以前読んだ本なのですが。去年読んだ中で私の中で一番印象に残っていたのでご紹介。
その前に作家の経歴なのですが。

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映像をインスタにあげたくなる美しい映画〜陰陽師0

映像をインスタにあげたくなる美しい映画〜陰陽師0

夢枕獏さんの「陰陽師」シリーズ大好きです。
なのでしっかり見てきました。
そして、とても良かったです✨

まず、映像が美しい。
京都の瑠璃光院のような美しい世界で奏でられる箏と龍笛。
寝殿造の庭に池に突き出た釣り殿で酒を酌み交わす様子が、静止画面にしてずっと見ていたいほど、雅で美しい。
部屋の床に散りばめられた花びらを着物の裾で攫っていく優雅さや、陰陽寮の書庫的な場所で一人書物を読む山崎賢人の晴明

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【今日読んだ本】お探し物は図書室まで(青山美智子著)

【今日読んだ本】お探し物は図書室まで(青山美智子著)

読書記録として。

ストーリー

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます

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【今日読んだ本】両手にトカレフ(ブレイディみかこ著)

【今日読んだ本】両手にトカレフ(ブレイディみかこ著)

読書記録として。

ストーリー

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者が14歳の少女の「世界」を描く、心揺さぶる長編小説。寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。そこで出合ったのは、カネコフミコの自伝。フミコは「別の世界」を見ることができる稀有な人だったという。本を夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられて――。

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【映画感想】ゴールデンカムイと北海道観光

【映画感想】ゴールデンカムイと北海道観光

『ゴールデンカムイ』を見てきました。
ちなみに写真は、映画に出てきた建物のモデル(土方が盗みに入った銀行)

多分あれはセットなのだと思います。
運河通りのはじにあります。
オコバチ川という名の小さな川の横ですね。
それと、間違っているかもしれませんが、確かこの建物は建て替えをしていて、もともとこのデザインではなかった気がします。
正確にいつだったのか詳細な資料が入ったファイルを探さないといけない

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【今日読んだ本】心霊探偵八雲シリーズ(神永学著)

【今日読んだ本】心霊探偵八雲シリーズ(神永学著)

読書記録として。

ストーリー

学内で幽霊騒動に巻き込まれた友人について相談するため、晴香は、不思議な力を持つ男がいるという「映画同好会」を訪ねた。しかしそこで彼女を出迎えたのは、ひどい寝癖と眠そうな目をした、スカした青年。思い切って相談を持ちかける晴香だったが!? 女子大生監禁殺人事件、自殺偽装殺人……次々と起こる怪事件に、死者の魂を見ることができる名探偵・斉藤八雲が挑む、驚異のハイスピード・

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【今日読んだ本】齋藤孝のざっくり!万葉集――歴史から味わい方まで「すごいよ!ポイント」でよくわかる(齋藤孝著)

【今日読んだ本】齋藤孝のざっくり!万葉集――歴史から味わい方まで「すごいよ!ポイント」でよくわかる(齋藤孝著)

読書記録として。

ストーリー(内容)

〇仰天!国家プロジェクト
〇探訪!万葉仮名ワールド
〇古代の歴史が透けて見える
〇恋の歌に知性キラリ
〇万葉人に共感
……5つの視点で、奥深い「万葉集」を味わい尽くす。
日本人として生まれた以上、万葉集というすごい財産に見向きもしないで生きて、死んでいくのは、非常にもったいない! 
いろいろ読むより、この一冊で! 令和の時代だから知っておきたい教養。万葉集

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「夏目アラタの結婚」で正解がわからなくなる

「夏目アラタの結婚」で正解がわからなくなる

娘が「夏目アラタの結婚」の試写会に当たったので、ほぼストーリーなどを知らずに見ました。

うむ。

見終わって、何が正解がわからなくなりました。
あまりにたくさんの問題がギュッと詰まっていて。
ネタバレになるので書けませんが、感動していいのかもわからないなぁと。
いや、本当はちょっと泣いたけど。

シンプルにいろんなことが怖いなと思うし、そうなった時にその道を選ぶかな?とも思うし。
佐藤二朗さんが

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KINGDOM観てきました

KINGDOM観てきました

泣きますよね。
原作を読んでいるので、ストーリー知っているんです。
ああ、こうなっちゃうんだよなと知りながら、そうならないでほしいと願い(無理だけど)そしてそうなり泣く。
(ネタバレできないので、説明がふわっとしている笑)

これが映画のシリーズラストとなるようでして。
とっても残念。
楊端和(長澤まさみ)様に会えないとか。
あと、山崎賢人(字がちゃんとでなかった)と吉沢亮。
はしかんちゃんと、玉

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