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【洋画】🎥パニック映画の名作『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』。NHK BSで3月放送

【洋画】🎥パニック映画の名作『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』。NHK BSで3月放送

小学生のころ、観に行きましたよ。
「ジョーズ」からはじまった「パニック映画ブーム」。
1970年代は、大味だけど、ハラハラドキドキさせてくれるエンターテインメントの極みを量産。
これぞ、映画だ!と当時、感動しました。

Amazonプライムやネトフリでも、観れるんじゃないかしら?

・・・

パニック映画を代表する名作2タイトル、『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年)と『タワーリング・インフ

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アナログ派の愉しみ/スペシャル◎650回分のタイトル一覧

アナログ派の愉しみ/スペシャル◎650回分のタイトル一覧

おかげさまでこのシリーズ記事も650回を数えました。
ご参考までに、これまで取り上げた本、音楽、映画……をまとめました。
みなさまにとっても有意義な出会いのヒントとなりましたら幸いです。

(検索していただけますと記事にアクセスできます)

1   本◎大友克洋 著『童夢』
2   映画◎山田佳奈監督『タイトル、拒絶』
3   音楽◎ショパン作曲『ピアノ協奏曲第1番』
4   本◎マルサル著『アダ

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【邦画の伝説】🎦永瀬正敏「一度も『ok!』の声をもらっていない」。デビュー作の“恩師”故・相米慎二監督をしのぶ。

【邦画の伝説】🎦永瀬正敏「一度も『ok!』の声をもらっていない」。デビュー作の“恩師”故・相米慎二監督をしのぶ。

俳優の永瀬正敏(58)が12日までにインスタグラムを更新。  

デビュー42周年を迎え、デビュー作の映画「ションベン・ライダー」の監督を務めた故・相米慎二さんをしのんだ。

永瀬は、撮影当時の相米監督の写真をアップし、「デビュー作で僕は一度も相米慎二監督から『ok!』の声をもらっていない 『まぁ、そんなもんだろ』それがokの合図 いつしか僕は、相米組に再び参加して、思わず監督が『ok』と、もらし

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アナログ派の愉しみ/映画◎イーストウッド監督・主演『許されざる者』

アナログ派の愉しみ/映画◎イーストウッド監督・主演『許されざる者』

そこに描かれた
60代の男の実像とは?
男にとって、60代とはどのような年代なのか? 公私ともに「男盛り」が過ぎ去り、終着点へ向かって下り坂を辿りはじめるこの年代について、わたしもあれこれと想像をめぐらしてきたが、結局、現実に自分がそうした人生のターニングポイントに立ってみないかぎり本当のところはわからないと実感している。

 
おそらく、西部劇『許されざる者』(1992年)で監督・主演をつとめた

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『シュリ』リピート鑑賞したら点と点がつながった

『シュリ』リピート鑑賞したら点と点がつながった

ソン・ガンホの声が哀川翔と似ていることに気がついたじゅんぷうです、こんにちは。

1999年の公開以降、長らく再上映や配信がされず昨年9月に4Kデジタルリマスター版が上映された『シュリ』。製作から25年たったこの作品を私も24年ぶりに劇場で見て、この年月の間にエンタメや食文化を通して日本と韓国の距離は驚くほど縮まっているのに(外交は抜きにして)、映画で描かれているテーマのベースとなる南北間は悲しい

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アナログ派の愉しみ/映画◎藤井道人 監督『ヴィレッジ』

アナログ派の愉しみ/映画◎藤井道人 監督『ヴィレッジ』

日本の地域社会を
成り立たせている原理とは
もし映画に「感動」を求めるなら、おそらく藤井道人監督の『ヴィレッジ』(2023年)には肩透かしを食らうに違いない。この作品が観客から呼び起こそうとするのは「理解」だからだ。われわれの暮らす日本の地域社会は、どのような原理のうえに成り立っているのか、と――。映画は、そのシミュレーションのために差し出されたモデルと見なすべきだろう。

 
舞台は、緑濃い山間

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【邦画】🎥「伊丹十三4K映画祭」東京・大阪にて開催。全10作品を4Kデジタルリマスター版で特集上映

【邦画】🎥「伊丹十三4K映画祭」東京・大阪にて開催。全10作品を4Kデジタルリマスター版で特集上映

日本映画専門チャンネルが、伊丹十三監督全10作品の4Kデジタルリマスター版を上映する特別企画「日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭」を2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷・梅田にて開催。

あわせて、俳優・宮本信子×塚原あゆ子監督が登場する上映記念登壇イベントが、2月22日(土)にTOHOシネマズ 日比谷にて実施される。また5月には日本映画専門チャンネルでも、伊丹映画

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【紙の本】📖映画監督・森達也「極私的映画論」が届く。意外と、エンタメ映画を観ているのですね。

【紙の本】📖映画監督・森達也「極私的映画論」が届く。意外と、エンタメ映画を観ているのですね。

どんな映画の感想が載っているかというと…(多いので、私も観たことのある映画だけリストアップします)

◉神代辰巳「アフリカの光」
◉神代辰巳「青春の蹉跌」
◉長谷川和彦「太陽を盗んだ男」(出演もされている。エキストラだけど)
◉大島新「なぜ君は総理大臣になれないのか」
◉今村昌平「人間蒸発」
◉大島渚「絞首刑」
◉深作欣二「仁義なき戦い」シリーズ
◉庵野秀明「ラブ&ポップ」
◉小津安二郎「東京物語

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アナログ派の愉しみ/映画◎伊藤大輔 監督『忠次旅日記』

アナログ派の愉しみ/映画◎伊藤大輔 監督『忠次旅日記』

その恐怖と絶望の
顔つきが意味するものは

日本映画はサイレント(無声)時代に最初の黄金期を迎えたが、それらの作品は可燃性のフィルムで撮影されたため保存性に劣り、太平洋戦争で国土が焼け野原と化したこともあって大半が失われてしまった。そうしたなかで、1927年(昭和2年)に製作・公開された伊藤大輔監督の『忠次旅日記』が60年あまりの歳月を経て、たとえ全体の三分の一ほどの分量であれ発掘・復元されたのは

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【悲報】「ブルー・ベルベット」「イレイザーヘッド」…映画監督のデビッド・リンチさん死去。78歳。「カルトの帝王」の異名

【悲報】「ブルー・ベルベット」「イレイザーヘッド」…映画監督のデビッド・リンチさん死去。78歳。「カルトの帝王」の異名

また、カルトの巨星が堕ちました。
残念です。

個人的には「ブルー・ベルベット」が好きです。
 ボビー・ヴィントンの名曲オールディーズを、あのように使うとは、まいりました。m(_ _)m

ロイ・オービソンの「イン・ドリームス」(1960年代の名曲)の使い方も、これまたカルト。
この監督、なかなかの音楽通と思います。

・・・

主人公が歩いていると、道に「餃子」が落ちています。
「おお、うまそう

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Defeat the dragon

Defeat the dragon

「Defeat the dragon」は1980年代のドラゴンスレイヤーものの実写映画です。やってることは異星人が日本の少年を召喚してドラゴンと決闘させるというものです。スタートレックとか藤子・F・不二雄とかも描いていますが、大本はアウターリミッツの「宇宙の決闘」でしょう。
ただ等身大同士が決闘するそれらと違って、巨大なドラゴンと対決するのがこの作品のオリジナリティな部分でしょう。
ドラゴンの特撮

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アナログ派の愉しみ/映画◎三島由紀夫 原作・製作・脚色・監督・主演『憂國』

アナログ派の愉しみ/映画◎三島由紀夫 原作・製作・脚色・監督・主演『憂國』

あたかも主役は
軍服であるかのように

 私の演出プランは、青年将校の役をまつたく一個のロボットとして扱ふことであつた。彼はただ軍人、ただ大義に殉ずるもの、ただモラルのために献身するもの、ただ純真無垢な軍人精神の権化でなければならなかつた。私は、あらゆる有名俳優の顔や表情がそのイメージを阻害することを知つてゐた。そこで、武山中尉に能面と同じやうに軍帽を目深にかぶらせ、彼の行動を軍帽と軍服で表現しよ

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アナログ派の愉しみ/映画◎三船敏郎&石原裕次郎 主演『黒部の太陽』

アナログ派の愉しみ/映画◎三船敏郎&石原裕次郎 主演『黒部の太陽』

日本列島という
怪物との戦いの記録

日本における最大の土木工事といったら「黒四(黒部第四)ダム」の建設だろう。関西電力が施主となり、1956年(昭和31年)から7年の歳月をかけて富山県の黒部川流域につくられた、総貯水量2億立方メートル、堰堤の長さ492メートル、高さ186メートルの水力発電用ダムで、総工費は約513億円にのぼった。その規模や費用の面では上まわる土木工事がいくつもあるのだろうが、太

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【映画】アマプラで「オッペンハイマー」鑑賞。彼は参政党における武田邦彦だったのか!?

【映画】アマプラで「オッペンハイマー」鑑賞。彼は参政党における武田邦彦だったのか!?

3時間・・・3回トイレに行きました。
長い映画は苦手です。
歳のせいか、トイレが近くて、劇場に映画を観に行けませんわ。

難解な映画でしたね。
観念的なカットが素早く挿入されるし、モノクロ部分とカラー部分の違いがわからないまま観終わりました。

一番美味しい役は、「アインシュタイン」さんですね。
最初と最後だけ登場して、カッコいいこと言って去っていく。

フランス映画「アイドルを探せ」のシャルル・

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