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笑って泣いて暮らしを紡ぐ
新居への引越しが終わり、ようやく落ち着きました。
前回の記事読んでくれた方ありがとうございます。今まで書いたnoteのなかでも結構思入れのあるnoteになったので読んでいただけて嬉しいです。ほんとうに、いつも大事な時間を割いて読んでくれてありがとう…。
引越し前はnoteにも書いた通り結構寂しさが込み上げてきてセンチメンタルになっていたのですが、新居も新しい街もとっても素敵なところで今はとてもハッピーな気持ちです。
ということで、いろいろと振り返りながら今の暮らしに至るまでのことを書いていきます。
引越し前夜のハプニングと響く笑い声
引越しは朝一番早い便でお願いしていたので、前日の夜ぎりぎりまで荷造りをしていたのですが、お互い結構くたくたで。疲労感で無言になるというよりハイになっていました。
そして私は、ここでもやはりやらかすのです。よく言われますがほんとに期待を裏切らない女です。
冷蔵庫の水抜きをしたあとに、洗濯機も水抜きしちゃおうと思い、「蛇口閉めたからホース外すの手伝って〜きつくて外れない〜」と荷造り中の彼を呼び出し、彼に外してもらうわけですが。
なんと!蛇口を逆に回していたためにものすごい勢いで水が溢れ出して私も彼も脱衣所も水浸し!(は?)
私自身はしっかり閉めたと思い込んでいるから、もう放心状態でただ水を浴びていて彼が迅速にバケツを蛇口へ向けて蛇口を閉じてくれたのですが。
もうなんだかおかしくなってきて、疲れも限界になっていたときに最低なハプニングが起こるものだから笑いが止まらなくなってきて、二人でびしょ濡れのまま床に座り込んでお腹抱えて大爆笑ですよ。
「ほんと、もう最高だよ」とお腹を抱えて笑う彼と「意味がわからなすぎる髪びしょ濡れだよ」だよと息が苦しくなるほど笑う私と、二人ともぼろぼろな状態で、しばらくの間笑いが止まりませんでした。
私はこういうことを高頻度でしかもわりと大事な場面でやるのですが、彼は怒ったり呆れたりしないで毎度おもしろがってくれるのでとても救われます。
落ち着いたあと雑巾で水浸しになった脱衣所を拭きながら「ほんと、ごめんねえ」と謝ると「なんで、全然いいよなんかむしろ疲れ吹っ飛んだよ」とくすくす笑っていて、その顔を見ていたらこんなときだと言うのになんだかもう奥の奥の方から好きがぶわっと溢れちゃってチュッとしてしまいましたよ。(ほんとなにしてんの?)
そんなこんなで引越し前夜はバタバタだったけれど、山積みになった段ボールのなかで眠った最後の睡眠はとても穏やかでした。
寝る前に交わした会話の全部はここには書かないけれど「ぜんぶ楽しかったね」という私に「これからもっと楽しくなるよ」と手を握ってくれた彼の手の温かさとか感触とか、耳にすっと馴染むやわらかい声に安心して目を閉じました。
引越し当日と新しい暮らしづくり
引越し当日の朝は作っておいたパンを食べて彼が買ってきてくれたコーヒーを飲んでサカイの人を待ちました。それからの、引越し当日のことはもうあまり覚えていません(ドッタバッタ)。
新居で荷解きをはじめたときは「終わりが見えないな」と思っていましたが、ほとんど当日に終わりました。引越しはトータルで言ったら5回くらいしているので慣れていると思っていたのですが、ご無沙汰すぎて全然だめ。体力が年々落ちてきているのでもうすぐ疲れちゃうし、ひとり暮らしのときの物量よりはるかに増えているし。
私はほとんど思考停止していたので配置を考える余裕もなく、「明日でいいんじゃない〜」と思っていたのですが、彼はもうそれはそれは元気なので家具や雑貨の配置はほとんど彼が決めてくれて(そもそも彼の方がセンスが良いのでね)私は「あい〜」と言いながらそこに小さなものを詰めていく、のようなこをしていました。
もちろんキッチンは私の独壇場なので、私がすべてを決めてすべてをやりましたけども!
荷造り後片付いた部屋を見渡して、思わず彼と熱い握手からの熱い抱擁を交わしてしまったよ。
これから私たちが暮らしていくおうちは、もうずっと前からここにくることが決まっていたみたいにしっくりくる場所でした。
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彼がおいしい赤ワインを買ってきてくれました
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これまでのこととこれからこと
空っぽになった部屋を綺麗に掃除をしたかったので新居の入居日よりも退去日は少し後にしていました。床や窓を拭いて各所の汚れをとって、最後に彼と頭を深く下げてお別れしました。
目頭が熱くなったもののここでは泣かずにいられたのに、この後泣くことになりまして。
大家さん立ち会いの時間になり、「綺麗に大事に使ってくださってありがとうございます…クリーニングなんていらないくらいです。ほんとうに、キッチンなんてぴかぴかで…」と言ってくださって、「(私)さんとはお話しする機会も多かったから、寂しくなりますね」と言われたらもう寂しくって別れがたくて。
けれど、鍵を手に渡したときの「またどこかで」という大家さんのひとことと笑顔、「また」という言葉がただ嬉しくて「はい、またどこかで」と私も笑って返すことができました。
その後、車が走り出してから車のミラーに映った大家さんが、私たちが見えなくなるまでずっと深く頭を下げていらしてその姿を見たらもうこらえていた涙が止まらなくなりまして、車の中ではぼろぼろと泣きました。
大家さんはほんとうに温かくて素敵な方で、会うたびにこちらが癒されるような人でした。カフェを経営しているので、落ち着いたら彼とまた遊びに行こうと思います。
そのときはあの街をまた二人で歩きたいな。「やっぱり良い街だね」と言い合って歩きたいな。
引っ越して1週間くらいが経ち、もうすでにこの街もこの部屋も私たちの暮らしに馴染んで、私たち自身も新しい場所に馴染んでいます。
そもそも変わったつくりの家なので、まだまだ完成とは言えない状態で足りないものも多く、引っ越してみたら「あ、これ必要だったね」というものもでてきて、休日がくるたびにそういう買い物をして、少しずつ暮らしをつくっていくことになりそうです。
お別れの寂しさにたくさん泣いたけれど、やっぱり新しい環境は心機一転になりますね。仕事も楽しくて、街を歩くだけでもいろいろな発見があって、彼と一緒に行きたい飲食店を見つけたりもして。
もちろん大変なことや想像と違ったこと、不便なことも出てくるとは思いますが、彼と一緒ならそういうことも全部おもしろがって、楽しく過ごせそうです。
通院している病院がとても遠くなってしまったので、紹介状書いてもらおうかなあと迷いつつ、通院している病院嫌いじゃなかったので時間とお金をかけてもそこで診てもらうことにしようかなとも思っています。そもそも私の病気を診られる先生がいる病院でなければ意味がないので、そこからなのだけども。
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今はただ、新しい暮らしに心を躍らせています。
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恋人と過ごすこれからの日々が、私たちの未来が、穏やかで健やかなものであるようにと願って。
おわり。