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隣には恋人と猫の温もり

最近ぐっと寒くなりましたね、と思ったら昼間は暑かったりもしますね。

最近読んだ短歌の記録です。





・関わりを持った瞬間終わってくことが決まってたみたいな恋だ


・相槌を打った君の目笑いたくなるほど納得していなかった


・受け止めたフリをしていた。物分かり良いフリをして失い続けた


・愛に慣れただけのくせに愛されていないだなんてよく言えたよね


・何もせずパンが膨らむようにこの心も蘇生できたらいいのに


・猫の目に映ったものは真実に変換されてく不可思議がある


・ひとひとり愛し抜くこと、どんな恋よりむずかしく燃えることだよ


・「ほらね」ってなにそれ、そんなこと言ってほしかったわけじゃないのに何さ


・慰めてくれる人だけを選んでよしよしされて、品のない日々


・「遊びたい」と言う私に不満気な君は笑って言う「会いたい」と


・レシピ帳 開くと痛む心にはあなたが残した愛が生きてる


・名言に心が動くくらいなら私の人生とっくに喜劇だ


・正解のない問いばかり解かされて気づかぬうちに大人になっていく


・悪夢から守ってくれているような恋人と猫の温もりがある




目線の先に猫の後頭部。触りたくなったので終わり。


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