肩こりは体質的なものだと諦めず肩甲骨を動かせるようになれば解消・改善に向かう!
肩こり解消のつもりで時間をかけて揉んでもらったのに、揉み返しでさらにコリがひどくなったという経験をお持ちの方も、読者の中にはおられるのじゃないかと思いますが、今回はそんな身体についてのお話です。(^_^)b
肩こりのひどい人の多くは、デスクの前でパソコンに向かって仕事しているとか、細かい手作業などで手元を見ながらの、頭部が前に突き出した格好で長時間を過ごす人に肩こりが出やすいという傾向があるようです。
もちろん体質的に肩こりを自覚している人もおられますが、これはもともとの体質が肩こりを誘うと言うより、身体の使い方が一定の状態で凝り固まって血流が悪くなり肩こりになっていることを、体質的なものと勘違いされているだけのようですね。
その証拠というか体験談で言うと、私はものすごく肩こりが出やすいタチだったので、50代までは根を詰めたデスクワークをすると、いつも首を回したり肩を揉んだりしていたのです。
なので自分は肩こり体質なんだと、信じ込んで疑わなかったんですよ。
それが還暦を境にしてカラダの衰えを何とかしたいと、カラダに目を向けるようになってから、肩こり体質が自分の思い込みと勘違いだった事に気がついたのですね。(^_^)b
身体機能の活性化や、凝り固まってしまった深層筋の蘇生と活性化に興味をもち、自分の身体を通して検証実験をすることを始めてから、人体の不思議さや潜んでいる可能性に気がつき、合理的な身体操法を意識するようになりました。
その身体機能の活性強化の過程において、もっとも凝り固まっていた肩甲骨まわりがリリースされ、骨盤(腸骨)と仙骨、骨盤と股関節の意識を持てるようになってから、何時間パソコンに向かってデスクワークしても肩こりとは無縁になっていたのです。^^
もちろん昼食やトイレなどの時間を除いて、平均しても一日10時間とか長い日には2回に分けて、合計15時間~20時間近くを座りっぱなしというケースもあるわけですが、肩こりの辛さに音を上げたことはありません。🤗
さすがに長時間の座りっぱなしでは、トイレや食事や歯磨きなどの立ったり座ったりが入るので、そのときに肩甲骨の運動をして肩こりを解消しているので慢性化もしないようですね。(^_^)b
また、肩こりがひどいと言って肩コリ解消につもりで揉むと、逆に筋肉が緊張するので揉まずにほぐしゆるめることが大事だと思います。
肩こり解消や改善には、凝り固まってしまった深層筋という肩甲骨まわりの筋肉・筋膜を、弛めてほぐすことが効果的です。
強く揉んだり押し込んだりしてしまうと、かえって筋肉を緊張させて痛みが増したり肩こりが悪化するので、揉み込まずに弛めてほぐすことを心がけたほうが良いですね。(^_^)b
肩甲骨まわりを弛めてほぐしたり、贅肉落としや猫背を修正するのに効果的な肩甲骨ストレッチをオススメします。
こちらのマガジンにも関連の記事が格納してありますので、参考にしてくださいね。(^_^)b
ちなみに、上記のマガジンの記事の中から肩甲骨ストレッチになるワークを紹介しておきますので、お役立てください。
✅壁を使った背中そらし
やりかたは簡単です。
①壁に向かって立ち、肩幅くらいに両足を広げます
(壁と両足との距離も肩幅と同じ程度の間隔を空けて立ちます)
②その位置で両手を伸ばしたまま上に上げ壁に手を付けます
③背中から腰までの伸びを意識して両腕と胸を壁に付けます
(壁に両腕と胸を付けたまま息を吐きながら6~7秒キープします)
これで終了。
この背中そらしのストレッチは丸まった背中を、自然体の状態にリセットする働きがありますので、デスクワークが長く続いた時とか背中の凝りを感じた時とかに随時行えば、カラダをリフレッシュできますよ。^^
✅肩甲骨の開閉ストレッチ
これもやり方は難しくありません。
立って両足を閉じた状態で背筋を伸ばします。
①息を吸いながらゆっくり両手の平を内側に向けたまま腕を天井に向けて上に上げます
(上げた両腕は肩幅の間隔、肩甲骨の上部を意識してバンザイの形に)
②息を吐きながら両手のひらを外に向け両脇をなでるようにゆっくり下ろす(肘を曲げて背中に付けるように手の先は肩の高さで肘とWの形に止める)
③肩甲骨の下部を意識したら①の運動に戻る、あとは繰り返し
(回数は10回~12回程度でかまわない、上げ下げの一回で合計8秒~10秒)
このストレッチを10回~12回やったら終了。
このストレッチは、上げるときに手のひらが内側を向き、下げるときに手のひらを外に向けながら下ろすところに、肩甲骨の開閉を促す効果があり肩周りの柔軟性や、胸回りまでほぐす効果があるのでデコルテがキレイになってくるという効果まで見込めます。
まぁ、男性にはあまり関係ないですけどね。
でも肩甲骨の開閉ストレッチは肩こりの解消にもなるし、肩甲骨周辺の僧帽筋や菱形筋も柔軟に動かせるようになるので、体幹部もしっかり整えることに繋がるからオススメですよ。
この菱形筋ってけっこう重要で(重要じゃ無い筋肉なんてないですが)この筋肉がきちんと仕事をすれば肩甲骨とか胸椎とかを、あるべき位置で動かせるので僧帽筋に余分な負担をかけないで済むのですね。
だから僧帽筋に負担をかけて肩こりや猫背を招いてしまう、ということを防げるわけですよ、菱形筋がきちんと働くことで。
逆に菱形筋が働かないと、僧帽筋に大きな負担をかけてしまい肩こりや猫背になりやすいということですね。もちろん姿勢も崩れるということです。
それと、普段から首筋を緊張させないように、姿勢にも気を付けたほうが良いですね。(^_^)b
なんと言っても首にかかる頭部の重さは、ボーリングの玉を乗っけているのと同じですから、姿勢が歪んでいると身体のあちこちに支障が出て当たり前だということですよ。
重力に逆らわずに立てるような姿勢、余計な筋肉を緊張させないで済む座り方というのを身に付けて、身体に余計な負担をかけないようにすることが大事ですね。(^_^)b
姿勢が歪んだり前屈みになっていると、実際の年齢以上に老け込んで見えるので、若々しさを取り戻すためにも姿勢を気にしたほうが良いと思います。
ってことで、今回は
「肩こりは体質的なものだと諦めず肩甲骨を動かせるようになれば解消・改善に向かう!」という肩こり解消になる肩甲骨の話題でした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
肩こりを 招かぬ暮らし のほほんと
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