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えぃ!思いきって食べるべさ!…うまい? ぺらぽう日記Ver.ae\umi

北海道では食べるのに…
日本各地ではあまり食卓にのぼらない

英…イギリスパン

というのは津軽地方では県民食ですが…
海峡を越えた北海道では

エイ


それを方言でカスべと呼んで食べます。

ある程度の年齢の方なら…北海道に限ったことではないでしょう?
逆に北海道でも最近の若者は
「煮魚なんてほとんど食べないべさ」と…

年齢層の壁にどっかりとバハマ諸島 パナマ運河 
はばまれているようです…( ^ω^)・・・

白井梅さまは北海道が大好きな方なので
カスべなる「へんな方言」をご存じですが
日本の標準語…最近はテレビラジオでは共通語なんていいますが…
当然通じない言葉です。


カスべはエイなのですが…味はいたってたんぱくです。
でもタンパク質は豊富です。

なぜか…軟骨魚類に属するエイの骨は柔らかく
醤油と砂糖でゆっくりと煮詰めると…
身から骨まで
トロント…カナダトロ~ンとして残すところなく全て食べられます」
コラーゲンも当然たくさん含まれているので
北海道には美人が多い…だろうか?…
500万人以上道民がいるので
当然美人が一人だけという事はない…複数名は存在する…?

子供の頃は…臭みがあって苦手な魚でした。
原因はアンモニア臭でしょう?

腐りにくい魚だと言われているので
恐らく間違いありません。

その臭みは…生姜の成分である

ジンゲロールが消してくれる!

従って「カスべの煮つけ」には生姜がマストアイテムです。

子供の頃に嫌いだった海産物の代表は

「くじら」です。

ベーコンといえばクジラベーコン

大和煮といえばクジラの大和煮

チャップと言えばクジラチャップ

そんな給食ばかり食べていた小生は
大人になるまでクジラが大嫌いでした。

ところがクジラが全く手に入らなくなると
「ああアンモニアの臭みが強い肉を食べずに済む」
と安堵していたのですが…

冷凍・冷蔵技術の進化と…
洋上加工が進んでおかげで
「クジラは美味しい」と皆さんが再評価する時代です。

昔の「安くて美味しくないクジラ」で育った
最後の世代として
「素材を生かすも殺すも加工法」だと本当に思います。

カスべも…アンモニア臭が強くなる前に適切に加工すれば
決してまずい魚ではありません。

50年前の人が現代に突然現れて…

東京の居酒屋へ行ったら驚愕すること請け合いです。
「ホッケなんて内地では食べられないべさ!」
と卒倒するでしょう。

鮮度管理技術が進んだ日本の食文化こそが
インバウンドの源泉だと実感する次第です。


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