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ギランバレーに恋をして⁉️

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“ある朝目覚めたら立ち上がれない 御飯たべようにもお箸🥢持てない” でも 仕事に行かないと 這って行きましたが….. 一秒でも早い診断と 治療が必要な難病だった。 細やかな所見か…
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#いま私にできること

玉手箱を開けない浦島太郎 浮世雲の呟き

玉手箱を開けない浦島太郎 浮世雲の呟き

朝目覚めれて 
凍える朝
季節は秋から冬へ

“持久力を試したいから
渋滞の中通勤をして来てください”
真顔で言われる
田舎から都会への一時間半の大渋滞
耐えれないのは わかっている

“疲れると動けなくなるから”....と
呟くも...

あさぼらけの頃 家を出る
三年三か月ぶりに 職場へ向かう朝
いつもの神社
神殿にて大祝詞を奏上して

ギランバレーに恋をして
スパルタリハビリを重ねながら

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おにぎりかーさんのおにぎり🍙 

おにぎりかーさんのおにぎり🍙 

三年三か月振り
初出勤 半日勤務から始まるも…
昼前には エネルギー枯渇状態へ…
ギランバレーに恋をした身体は正直

“やばいハンガーノックで倒れる”

そんな状態で訪ねたのは
おにぎりかーさんの居るCASAさんへ

あれ..
珍しくジョー君も居る

“おにぎりセット”ください
拘りの拘りのシンプルなおにぎりかーさんのおにぎり🍙に お味噌汁を 身体は欲していた。

ジョー君と いっぱいいっぱい話

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日常と非日常の狭間に

日常と非日常の狭間に

午前7時 胎に響く 大太鼓の音と共に
朝拝が 始まる

“貴方はここに座りなさい”と

元気なばあちゃんは 
三年前と何も変わらない
大祝詞が奏上され
清々しい空気感に包まれる
ばあちゃんは呟く
“貴方は守られているのよ”と….

前日から
超絶スパルタ勤務のリハビリに
出かけた 
幼稚園児の通園の練習のように

大雪や疲れた時に泊まる宿を取った
フロントでバッタリと同僚に逢った
“ご無沙汰してお

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田舎ですから….

田舎ですから….

朝目覚めれて...
玉手箱を開けない浦島太郎
日常と非日常の狭間にいる

ふと見上げると 浮世雲

森の隙間から 観える空も好きである

夕餉も終わり
ふと月見窓から覗く空

庭に出て眺めている
新月が近づくと こんな景色が広がる

西を向いたり東を見たり

一つ一つに 名前がついているらしいが

暫く眺め 冷えた身体を
布団に 潜り込ませる

静かに静かに 田舎で
三年寝太郎をしていた

日常と

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“ギランバレーに恋をして” 鮎漁師の呟き

“ギランバレーに恋をして” 鮎漁師の呟き

朝目覚めれて 
漁場に向かう
昨夜降った雨 水嵩が20cm増えている

“鮎が 落ちる”漁場にはいつものように親方が瀬張りの網をあげている

“獲れました?”
“ゴミだらけでおらんぞ”

急な増水は川底の枯れ木や落ち葉を流す
20cm高水 
刺網は 流されてしまう

投網を持ち出し 打って打ちまくるも

鮎の姿は見えない

水面を眺めながら 親方と話す
以前 担当していた会社の社長さん
いつしか漁

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雨が降れば…

雨が降れば…

朝目覚めれて....
朝も早よから ウエットスーツに着替える
昨日の雨
水が20cmも 増えている

“鮎が 落ちる”漁場には 瀬張りに親方が張り付き
堰堤には おじさんが一人

空いてる漁場は 堰堤下
投網を 手に 打って打って打ちまくる

一匹のみ先人の鮎漁師が打った後かはわからない

鮎溜まりにも 鮎は居ない

本日は 森のテラスでリハビリの日

黙々と 落鮎を網から外す親方に
会釈して 漁

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豊かな暮らしって....三年寝太郎の呟き。

豊かな暮らしって....三年寝太郎の呟き。

朝目覚めれて...
メッセージが入っていた

ツバス(ブリの子供) 一匹いりませんか?

早朝の漁場に出かけた

“ツバスと これ.....”
驚いた

ツバスに 大きな松茸に 
天然のわさびも.....
どうぞ....って

なんだか 今年は 豊かだなーって

まだ 漁場に入っていないので
お返しに
お渡しするものは何も無いのだが...

堰堤の鮎溜まりに 投網を打ってみる

良い落鮎達が 溜ま

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秋の日は🍂釣瓶落とし 鮎漁師の一日

秋の日は🍂釣瓶落とし 鮎漁師の一日

“日が直ぐ暮れるから 投網打って打って
打ちまくれ”

昼からずっと 漁場に張り付いている
鮎漁師は 捲し立てる...

朝目覚めれて...
寒すぎて布団から出れない
昨日は 秋雨の中 網を入れていた

昼餉の肴は 獲れたけど....
夕刻から 雨足は強くなった

夜中目覚めては 川の水位を眺めている
20cm高くなり 後に引いて行く
朝方 風が吹くようで....

“鮎が 落ちる”鮎漁師なら 待

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“タイのお寺って…どうして金ピカなの?” って呟かれ…

“タイのお寺って…どうして金ピカなの?” って呟かれ…

前夜の飲み会で Nさんが呟いていた
どうやら 金ピカらしい....

闇夜に吸い込まれる事なく
朝目覚めれて...

やっぱり 回復期リハビリテーション病棟の景色を思い出す....
超絶スパルタリハビリに来ているのだから....
とは 行っても 面会謝絶の三ヶ月で無く 
自由に何処にでも 我が足で歩き回れる

朝食は一階のレストラン
納豆まである 日本食ブュッフェ
周りは日本人ばかり...

パッ

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夜の街へ御飯食べに タイ 白茶

夜の街へ御飯食べに タイ 白茶

”お腹空いたでしょ御飯食べに行きましょ“
街へ繰り出すのである

向かったのは 繁華街
名古屋から移住したオーナーが営む
名古屋飯の店

親方 お気に入りの店らしい...

名古屋から来て 名古屋飯
滞在中 三度も来る事に なるのである

街中 並ぶ屋台で 食べる勇気は無く
体力気力も無い

程よく小腹を満たしたら
日本人駐在員が集うBarへ

世の中は ほんと狭いものである
異国の地で 初対面の

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大きな窓のある部屋から….

大きな窓のある部屋から….

“サービスアパートメント取っておきました”と....
効き慣れない言葉である

ホテルのロビーと変わらない
部屋に入ると

大きな窓のある 部屋
キッチンにバスも着いている
“タイの人 シャワーしか使わないから”
珍しいと...
上の階は 日本人駐在員家族が住む 広い部屋になっていると

毎日毎日 綺麗に清掃してくれる

ふと 田園界(回復期リハビリテーション病棟の部屋)を思い出した

大きな窓の

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茶話会はこちらで… 浮世雲の呟き

茶話会はこちらで… 浮世雲の呟き

“家にバーカウンター作ったんで
そこで お茶いれに来てくださいよ”

スーパーカー世代のおもちゃ箱を案内される前に通った大御殿があった

“でっかい家やな〜”ってその門が 開き 車が吸い込まれていく

御殿の隣りガレージ二階へ...

描いてもらったんですと

陽気な景色に

ビール蔵に

三次元レーシングシュミレーターに

その全景は.....

日常と非日常の狭間 浮世雲

日常と非日常の狭間 浮世雲

空港に降り立った
そんな姿は
一月前には イメージしていなかった

“では タイ🇹🇭で お待ちしています”親方からのメールは 淡々と...
それに 乗ったのである

一歳 読めないから...ノイズにならない

旅先で 嬉しい事

うみのものともやまのものとも
わからぬのだから....

どうやって出し入れするのか?
ほとんどが日本車
ここは何処?って

それにしても 車だらけ
高速を 固まりで

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今 雲の上に居るという事 浮世雲

今 雲の上に居るという事 浮世雲

日常と非日常の狭間
今 雲の上に居る

ギランバレーに恋をして
三年寝太郎
三年前も雲の上(仙人界)に居た

超絶スパルタリハビリが始まった

不思議な空間である
西向きに飛んでいる
機内の照明は消され
眩しいからか 窓が閉められる
ノイズキャンゼリグは音を消す

時折 窓を開けては
空を観る

周りからの視線が突き刺さる
窓を閉めて 暫くは幻影がみえるくらい
眩しいのだから

五時間のフライトに

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