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今 雲の上に居るという事 浮世雲

日常と非日常の狭間
今 雲の上に居る

ギランバレーに恋をして
三年寝太郎
三年前も雲の上(仙人界)に居た

超絶スパルタリハビリが始まった

不思議な空間である
西向きに飛んでいる
機内の照明は消され
眩しいからか 窓が閉められる
ノイズキャンゼリグは音を消す

時折 窓を開けては
空を観る

周りからの視線が突き刺さる
窓を閉めて 暫くは幻影がみえるくらい
眩しいのだから

五時間のフライトに耐えれるのか?

事前に 間違えてオーダーしていた
珈琲に救われる
“いつでも 飲みたい時に 声をかけて
くださいね”と 微笑むCAさんはありがたい

高度が下がり 機内の照明が点くと
皆が 窓を開ける
田園地帯を貫く 工事中の高速道路

高度が下がり 街の景色が見えてくる
これくらいの高度で 眺めているのが
丁度いい

ただ 今から 地上に降り立つらしい

4500キロ離れた地に降り立った

軍用機かと思うくらいノーマーク

超省エネ暮らしの日常
手にしたチケット

うみのものともやまのものともわからぬ
スパルタリハビリが始まったようだ


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