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漫画と文章

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自分の描いたマンガと、それを描いたときの想いなどをそえたもの。 創作・エッセイごちゃまぜです。
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いろいろな価値観に触れる面白さ

いろいろな価値観に触れる面白さ

Xに何気なく描いた漫画を上げたら超バズりました。
制作時間2時間ぐらいの、下書きもなく勢いだけで描いたやつ。

(勢いだけで描いた話のほうが伸びがちな私)

これが、3.9万いいね。

SNS、何が伸びるかわかんないよねまじで。

でも今回の作品の反応は色々あって、すごく面白かったんですよ。

というわけで、いくつか反応を並べていきます。

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あなたも、誰かのサンタクロース。

あなたも、誰かのサンタクロース。

ブックサンタを知っていますか?

私は、今年偶然この活動を知りました。

クラウドファンディングでの文章を読んで、絶対参加しようと思いました。

私は、自分が子どもだった頃。

当たり前にクリスマスのプレゼントを貰える子どもでした。
25日の朝が楽しみで仕方がない子どもでした。

自分が親になって、今度は子どもにそれを体験させられる親になりました。
親になって、親があのワクワク感を演出してプレゼン

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表裏一体の正義

表裏一体の正義

ここ数日心の中で戦っていた
自分の気持ちを描きました。

反感を買いづらいよう
いろんなことに応用できるような
表現で漫画にしましたが

noteの過去記事を
読んで下さった
方にはわかる。

そう。
マスクのことです。

私の頭の中では
ここ数日ずっと
こんな戦いが
起こっていたのです。

私はずっと今の
世の中の正義は
「マスクを着ける事」
だと思っていて

「マスクを外す事は
周りに迷惑をか

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学校がもし海だったら

学校がもし海だったら

ハナが一週間に1回ぐらい学校を休みたがる時期があった。

そのときに、それを認めてあげたくて描いた漫画。

しろくまは海が嫌いなわけじゃないんだよ。
行きたい日と、行きたくない日があるだけ。

それは悪いことではないでしょう?
だって、海にずっといたら息が苦しくなってしまうから。

でも、魚は、逆に海から出る方が苦しい。

どちらが正しいとかなくて、それぞれ違う、それだけなの。

しろくまと魚なら

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可哀想ってことばについて

可哀想ってことばについて

久々に創作マンガを描きました。
しかもフルカラー。カラーの練習をしたく、一枚絵はあまり好きじゃないのでマンガを塗りました。結構楽しかった!また描きたい。

今回描くきっかけになったのはこちらの漫画賞。

「能力」「独りぼっち」「隣」の単語をマンガの何処かに散りばめて、ハッシュタグを付けて投稿するだけというもの。
セリフの一部指定ってめっちゃ面白そうじゃん!と思った私は早速ネタ出しを始めました。

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大切な人におくる手紙

大切な人におくる手紙

7月4日、それがあなたの命日だそうです。

未だに私にはそれが信じられません。

信じたいとも思いません。

だから信じないことにします。

あなたは生きていることにします。

私の中では、連絡取ろうと思えばいつでも取れて、ただ取らないだけの相手だと思うことにします。

*

7月6日にSNSでお兄さんが投稿した、信じられない報告を見た。
翌朝もう一度それを見て、夢や幻じゃなかったと確認して、今ま

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ココ数日間の出来事で描きたくなったもの

ココ数日間の出来事で描きたくなったもの

ここんとこ心が落ち着く暇がなくて大変だったのだけど、ようやく落ち着いてきた。
とりあえず7月5日から始まった、怒涛の一週間を漫画にした。

一週間

落ち込んだり驚いたり悲しんだり怖がったり恐れたり悲観したり怒ったり泣いたりで、ほんと、もう、何なのこの1週間。

庭の作物が無くなった時点で「気持ちをこめた相手が草でも、失うと悲しいもんだね…これが人の命だったらどれだけ悲しいことだろう」なんて言いな

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自閉日記電子書籍化しました

自閉日記電子書籍化しました

毎週水曜日、Twitterとインスタでずっと継続してちまちまと連載している『自閉日記』を、この度Kindleインディーズで電子書籍化しました。

このマンガは、どちらかというと結構日常に近い日記が溜まった結果のものですし、専門家の見解を入れたりしているわけでもない、単なる一個人の見解と体験談です。

なので、お金を出してもらうような作品ではないなぁと思っていました。
でもまとまってると読みやすいか

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水風呂って凄いって話

水風呂って凄いって話

実はサウナの真髄が水風呂にあることを、体験して初めて知りました。

娘たちの成長

娘たちの成長

長女の話
普通級で入学するも、集団が怖くて1年生前半は登校拒否。
個別取り出しで少しずつ登校出来るようになったけど、運動会・発表会などの学校行事で調子を崩して1ヶ月ぐらい不登校になった。

本人の調子に合わせながら少しずつ少しずつ学校に行けるように。
1日1時間だけ行くとか、スキな授業だけ行くとか。
先生と何度もやり取りして、少しずつ学校がスキになってきた。

そして3年になった今、出来ることがど

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【小説】生き方を見つけるために自殺しました(後編)

【小説】生き方を見つけるために自殺しました(後編)

前編はこちらから。

自分と相手の存在価値【16】

「そういえば名前を教えてなかったね。
私のことは「サエ」って呼んで。

こっちの子は「ミカ」よ」

サエさんは後ろにいる
女の子を指さした。

小学校3年生ぐらいだろうか。
綺麗な青い目の女の子だった。
ミカちゃんはずっと
サエさんの後ろに隠れて
こっちの様子を
見ているようだった。

「ミカは私の娘。
目の色が違うのは、父親の血。

父親は死

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【漫画小説】生き方を見つけるために自殺しました(前編)

【漫画小説】生き方を見つけるために自殺しました(前編)

自分の存在価値って何だろう
【1】

おれの名前は佐藤太郎、中学1年。
今、切り立った崖から
海を見下ろしながら
自分の存在価値を考えている。

地味な名前に地味な顔。
勿論性格も地味。
生まれつきの三白眼で
目つきが悪いと絡まれ、
学校ではいじめのターゲット。

勉強も運動も大してできないけど
オヤジは有名大卒のエリートだから
俺の成績が悪いことが許せない。
試験のたびに長々と説教されている。

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続き描けない問題

続き描けない問題

以前コルクラボのマンガ課題で描いた「人生に絶望した中学生が無人島に漂着して生き方を見つける話」という漫画。

一話目が結構反応良くて、2話、3話と上げていても「続きを楽しみにしています!」みたいなお声も頂いているのですが…(いいねは話が進むごとに減っているけれども( ;∀;))
漫画というのは、とってもとっても描くのに時間がかかるものでして…
しかも苦手な着彩をしてしまったもんだから、それもまた手

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『子どもたちの光るこえ』

『子どもたちの光るこえ』

コルクラボの課題で『感銘を受けた本とそのポイント』というテーマで漫画を描いたところ、noteでも読書の秋企画があったので載せておきます。

本全体の、ごく一部を切り取った内容ですが本当に素晴らしい本なので読んでみてほしい…

本当に素晴らしい本で、小学校の先生が一人ひとりの子どもに向き合う様子が様々書かれています。

私はこの本の中の、ずっと大人からも、子どもからも問題児としてつまはじきにされてい

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