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私の大切なnote

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#エッセイ

【あなたのがんばりを誰よりも知っているのは、あなた自身だ】

【あなたのがんばりを誰よりも知っているのは、あなた自身だ】

謙遜が美徳とされるこの国では、自分のがんばりを口にすると、こんな言葉が返ってくる。

「それくらいみんなやってる」
「それくらいできて当たり前」
「自分で『がんばってる』とか言っちゃう時点で半人前」

このように言われると、せっかく膨らんでいた自信や意欲が、みるみるうちに萎んでしまう。例え言われたのが自分自身じゃなかったとしても、他の人が言われているのを耳にすれば、「がんばった」と口に出すことは愚

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【魔法の館】

【魔法の館】

先日、note公式コンテストでグランプリを受賞した。

五感の届く範囲で

五感の届く範囲で

座右の銘というほどではないが、好きな言葉が2つある。

1つは、"Don't think. Just feel."
2つめは、"Life is short."

どちらも英語なのは、私にとって耳触りがいいから。日本語で「考えるな、感じろ」「人生は短い」と言われると、少し強く聞こえる。

事務員として働いていた頃、あるワークショップに参加した。講師から「最近感動したことは何ですか?」と質問され、私は

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てのひらに咲く花

てのひらに咲く花

「オンライン飲み会?パソコンのモニター見ながら酒飲むの?なにそれ気持ち悪い」と顔を歪めていた相方氏。この一年半の間に、自身も自宅で会社のリモート会議に参加するのが当たり前になり、オンラインで人と話すことは別に気持ち悪くないのだと気づいたらしい。
「今夜9時から私zoomで飲み会だからね」と言ったら、「りょ」と返事するまでになった。ブラボー!

実際には飲み会ではなく、verdeさんが主催している「

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父と母とときどき悪魔と

父と母とときどき悪魔と

コペルニクス的転回が起きた。
今の私、もしかしたらあのときの父と同じじゃないかと。

年末年始になると必ず一度は聞かれる「帰省しないの?」トーク。
帰省が「安心安全な場所でゆっくりできるもの」であるならばきっとしていただろうけれど
「しんどい、理由がなければできないもの」と思っていたため、年末年始はひとり東京で過ごした。

おかげで、お正月を楽しもう企画を計画し、一人二役になってお雑煮を食べたり、

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人生における「緊急脱出」という選択。

人生における「緊急脱出」という選択。

「あれはさ、きっと緊急脱出だったんだんだよね。」

新宿の小洒落たカフェで、正面に座る彼女から言葉が溢れでた。4年前に別れた時と変わらない凛とした雰囲気を纏いつつも、どこか当時にはなかった緩みをまとった雰囲気はまるで「別人」に近い印象を与えた。

そして突然に降って湧いたそのフレーズは、私の脳裏に直接語りかけるようなインパクトがあった。不意をつかれたものだから、私はおそらく腑抜けた顔をしていたよう

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伝えることは、隠れていた選択肢を表に出すきっかけになる

伝えることは、隠れていた選択肢を表に出すきっかけになる

最近、誰かと話す時に”伝えること”を意識している。

以前は、相手から何か提案をされた時、その提案に対して「こうした方がいいんじゃないか」「こういう考え方もあるよな」と思っていても「もういいや」と言わずに終わることが多かった。よほど自分に負担がかかる内容でない限りは、言いたいことを「もういいや」と飲み込んできた。

「反論して、もめるのが嫌だ」「私が意見していいものか」「伝えるなら、どう伝えたら分

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それ以上でも、それ以下でもないではないか。

それ以上でも、それ以下でもないではないか。

「スワンさんって、なんか落ち着いてますよね」

テーブル越しの相手からひょんな言葉が出た。私はふうんと、側からはそんなもんに見えるんですねと。あまり腑に落ちない顔をしてから、苦笑いして冷めかけのコーヒーに手をつけた。

幼少期、どちらかといえば私は「落ち着きのない子」として認識されていたはずであった。興味の赴くままひとりで遊ぶことを好み、気がつくと時間を忘れ、出かければいつの間にか知らない場所にい

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【糸】

【糸】

悲しい夢を見た明け方は、やけに目が冴えてしまう。強烈な悪夢ほど身体は消耗しておらず、でも、悪夢よりも隅々まで鮮明に覚えていて、一つひとつの描写が執拗に細かい。悪夢をフィルム映画だとするなら、悲しい夢は、まるで小説だ。

綺麗の先の、美しさを目指して

綺麗の先の、美しさを目指して



「人は、なぜ花を美しいと感じると思う?」

駅までの道を歩いていると、友人に質問された。この手の哲学的考察は好きだけど得意じゃない。ぼくは首をかしげ、わかんないな、という目線を彼におくった。

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この問いに多くの人が様々な答え方をしている。学術的に言えば、花が受粉するために虫や鳥に花粉を運んでもらうから、という解答が一般的だろう。正解がない問への答えは、その人の人生観に繋がることが多い。美

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明るい自分に殺される時代。

明るい自分に殺される時代。

「はい、どうも皆さんこんにちは。スワンです」

画面越しに、見慣れたは顔が口を開く。明るくハキハキとした声で、意外にも物おじもせず、よく人前で顔を出しておしゃべりができるものだなと、まるで遠方に住む祖母のような気持ちになることがある。

紛れもない、そこにいるのは自分自身だというのに。

発信をすると決めた日私がインターネットを通じ、意識的に社会への発信を始めたのは社会人3年目を過ぎた頃だったよう

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【あとのことは、明日の自分が何とかする】

【あとのことは、明日の自分が何とかする】

起きてすぐにシャッターを開ける。これができる日とできない日があって、今日はできた日だった。窓を開けて換気をしつつ、近頃お気に入りの白檀のお香を焚く。お線香のような、地味だけど馴染みのある香り。深く、大きく息を吸い込む。お日さまが照らす空は、澄んだ水色。鳥たちの泣き声が遠くから聞こえる。風はすっかり秋の匂いで、半袖の寝間着では少し肌寒い。

週末に台風が来るらしい。下がり続ける気圧に頭を抱えていた数

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【“書きたい”が消えるその日まで】

【“書きたい”が消えるその日まで】

「書いて生きる」

その目標を掲げてnoteをはじめてから、およそ2年半が過ぎた。正確にいえば「書いて生きる」は手段であり、目的ではない。ただ、私にとって大きな夢であることに変わりはない。

なかなか結果が出せない現状に、実際は何度も心が折れそうになった。はじめてnoteがバズったとき、正直期待した。どこかのメディアから仕事依頼が来るかもしれない。ドキドキしながら、そんな淡い期待に胸を膨らませてい

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