山門文治(やまかどぶんじ)|コトバテラス

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エッセイ百式観音に挑戦してます【重大発表】

はじめまして! もしくは、いつも山門文治をお読みいただきありがとうございます! 今回、タイトルに「重大発表」だなんて銘打ったのは、ある宣言がしたかったからです。 それは、ぼくの今後の方針にかかわる部分のとてもとても重要な内容です。 もうすでにご存知の方もいるかもしれませんが、今ぼくはいくつもエッセイを投稿しています。 その数、13個です。 なんで、こんなことをしようと思ったのか。 今後、ぼくがこの先生きてくためにやむを得えずです。 少しだけで経緯を整理してお話します。

    • 鴨川の沈丁花と木屋町で出会った女【エッセイ】

      ──だって、わたしバカだから と卑屈になって拗ねてみた。 本エッセイは、ぼくが、「わたしバカだから」という京大生に会ったときのはなしです。 きみはいつも口癖みたいに、「わたしバカだから」と口を尖らせ卑屈になる。 どうやらきみには、自分がバカだと決めつけてしまうだけの判断材料があるらしい。 大学の偏差値が低いだとか、高校の時の成績だとか、性格もちょっぴり抜けてるところがあったりだとか。 たぶん、そんないくつかを統合すると、「きみはバカである」という事実がきみのなかで浮かび

      • MOROHAっぽい夜を求めて、今夜も曳舟を彷徨う【エッセイ】

        ───ぼくの精神は、いまコメント機能にだいぶ助けられている。 ※よみづらいと思います。 でも、これは おれの魂の叫びなんだ!!!!

        • 悪口でしか人とつながれない人たち【エッセイ】

          ──悪口というのは、使いどころ次第で、非常に便利なツールになる。 悪口には、人と人をつなぎあわせる蠱惑的な魅力がある。 「ネェ、知ってる?◯◯さんって、ホントは……」ひそひそひそ 「ええ!まじ!やばいじゃん!」 「やばいよねwwww」 こんなやりとりを経ると、そのふたりの間に、カチリとなにかがつながる音がする。 悪口による連帯だ。 どっかのYouTubeのメンタリストがいかにも好きそうなテーマである。 ぼくの中の妄想メンタリストがペラペラ語り始める。 「これ結論

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        • 山門文治の作家の仕事
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          38,683本
        • OYOMIMONO【エッセイ百式観音編】
          21本

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          ごみ屋敷に住んで、初めて困ったことが起きた【エッセイ】

          ──ぼくはいわゆる汚部屋に住んでいる。汚部屋の住人。 ──「喋る」ように「書いた」ので、 「聴く」ように「読んで」ください。── 汚部屋の住人。 もちろん、 今もこの部屋で生活している。 noteで汚部屋と言えば、藤原華さん。彼女は元汚部屋の住人だが、ぼくは現役だ。 おれの方がつえぇ。(なんのことw) 「おれのがつえぇ」ため、タイトルには汚部屋よりも汚いゴミ屋敷を採用した。 汚部屋なんてかわいいもんじゃないぞ、と。 ゴミ屋敷だと。 と、どうでもいい前置きはさてお

          ごみ屋敷に住んで、初めて困ったことが起きた【エッセイ】

          ぼくの頭の中で鳴り止まぬ『木綿のハンカチーフ』【エッセイ】

          ───東京ってさ、残酷な場所だよな。ひとを変えちまうんだからさ。 『木綿のハンカチーフ』という歌がある。 上京した男性と田舎に残る女性のすれ違いをせつない歌詞と歌声で表現した名作だ。 ※ぼくはノーベル賞に選ばれるくらいの名作だと思う。 「恋人よ〜」という歌い出しが印象的で、最後まで聞くとそのせつなさにぐうっと胸をしめつけられる。 1975年の高度経済成長期真っ只中の日本でヒットした曲であり、その当時の東京に恋人を奪われた女性のせつなさが歌詞に込められている。 1993

          ぼくの頭の中で鳴り止まぬ『木綿のハンカチーフ』【エッセイ】

          ヤマアラシのジレンマの応用【エッセイ】

          ──これがわかると人間関係がほんのすこしだけラクになってしまう考え方を教えます。 人間関係の本質は、ヤマアラシです。 あるところに、2匹のヤマアラシがいました。 ヤマアラシには、ある悩みがあります。 自分の体毛がトゲになっていて、こころを通わせて近づくと、自身のトゲでパートナーを傷つけてしまうことでした。 こころが近づくと、トゲがメリメリ刺さります。 向こうの山のヤマアラシにもトゲがあります。 そのトゲもじぶんに刺さって痛いのです。 こころが近づけば近づくほど、

          ヤマアラシのジレンマの応用【エッセイ】

          【厳選】解放区【エッセイ】

          このエッセイは、すこし力を入れて執筆しました。 というより、ぼくのコアに当たる部分をより明確にする目的で書きました。 「解放区」という聞き馴染みのない言葉を講義形式で、咀嚼しながら読み進めていただける内容にしました。 人によっては難解に感じられる人がいるかもしれませんが、何度も噛み締めれば、その分味わえるように丹精込めて書きました。 ぜひ、山門文治のエッセイを読むという体験をお楽しみいただければと思います!! この空間だけは、いったん法の外にしようぜ。 せーーーーーーー

          ¥210〜
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          え?まだ「あいの里」観てないの?【エッセイ】

          Netflixオリジナルに、「あいの里」という恋愛バラエティがあるんだけど、これがやたらと面白いので紹介です。 どんな人に紹介したいかというと、 「恋愛バラエティって聞くとウッて気持ちになって身構えてしまう人」です。 そうそう、ぼくも苦手なんですよ。 恋愛バラエティ。 特に、湘南の一軒家で男女が共同生活するやつとかひとりの男を数人の女性が一斉に選ばれようとするやつとか(笑) なにがきついって、上流階級の人間の恋愛を下々のお前らにちょっと見せてやるって感じです。 別にそん

          え?まだ「あいの里」観てないの?【エッセイ】

          愛想のカツアゲ【エッセイ】

          31歳にもなると、後輩という存在ができる。 後輩というのはだいたい、「そっすねえ」「笑笑笑」みたいにやたらと愛想がいい。お世辞なんかも言ってくれる。 ありがたい。 ありがたいのだが、ときどき疑問に思う時がある。 これ、おれカツアゲしてんじゃねえのかな? と。 というのも、ぼくはかなり人間関係にいろんな苦労をしてきた性質である。そんな性質が、いい反応のカツアゲをしてるんじゃないかという猜疑に連続している。 だからまず、むかしの自分を少しだけ詳らかにする。 初対面の人に「

          『世にも奇妙な物語』好きは安部公房がキライなわけがない【エッセイ】

          この文章は「今年(2024年)は、安部公房生誕100周年の年らしいよ!」なんて話を急にぶつけられても・・ と気が引けてしまうくらい控えめなあなたのための敷居をググッと下げた安部公房評です。 安部公房という作家の楽しみ方をお伝えできれば、というかぼくは安部公房をこうやって楽しんでますみたいな感じのが近いかと思います。 高校の授業でその名前くらい聞いた覚えはある気がするけど、なんとなく手に取るのをためらっていた人が読んでくれているなら、本稿はぴったりかもしれません。 じつは

          『世にも奇妙な物語』好きは安部公房がキライなわけがない【エッセイ】

          おじさんと恋バナは対義語である。【エッセイ】

          今回のテーマはずばり理想の恋である。 色恋ネタは、意図的に書くのを避けてきた。 恥ずかしいからだ。 性癖を告白するみたいで、とても気が引けるし、おじさんの乙女ちっくな部分なんか読みたいわけがないと思って封印してきた。 だが、エッセイを書くって行為はきっとじぶんの中のタブーを氷解することで、そんな熱気に浮かされた吐露も書けなきゃならんと思うわけだ。 というわけで、今後は山門文治の恋のはなしを徐々に解禁していく。 手始めに、どんな女性が理想的か。 じぶんの中のアニマにスポットを

          おじさんと恋バナは対義語である。【エッセイ】

          男の友情の賞味期限は30歳【エッセイ】

          去年まで今ごろまで、毎週会ってるような男友達がいた。 会って、飲んだりするわけでもなく、たとえば代々木公園に行ったり、新宿御苑に行ったり、真夜中の世田谷を歩いたり、柏に行ってみたり、なぜか流山おおたかの森へ行ったり、 目的地に何かがあるわけでもなく、ただ漫然と集まって近況の報告をし合ったり、あるテーマについて侃侃諤諤の議論を交わしたり、げらげら笑い合ったり、 なんというか、青春っぽいことをしていた。 31歳になった。今ではそういう機会もめっきりなくなり、その代わり孤独を噛み

          男の友情の賞味期限は30歳【エッセイ】

          趣味難民に捧ぐ、かっけー趣味【エッセイ】

          趣味というのは、その人の人間性が出る、重要な要素である。 好きなものを好きだと言えればいいのだけど、 なかなかそうともいかないもので、見栄やら羞恥心のおかげで人には言えなかったり、TPOがそれを言うことを拒んだり、 趣味というのは、なかなか難しいものだ。 軽はずみに「◯◯が好きです!」 なんて言ったら、いわゆるオタクと呼ばれる人から「あれ知ってる?」「ふ〜ん、じゃあ、あれは?」みたいなセンター試験が勝手に始まり、その点数次第では、 「なんだ、好きじゃないんだ」みたいな矢が

          趣味難民に捧ぐ、かっけー趣味【エッセイ】

          梅田は新宿?心斎橋は渋谷?大阪を東京で当てはめてみた【エッセイ】

          ぼくは、東京出身なのだが大学は京都の大学に進学している。 というわけで、関東はもともと住んでいたし、関西にもそれなりに詳しくなった。 そんなふたつの故郷をもつぼくが、関西のありとあらゆる地域を東京に当てはめようという企画だ。 たとえば、梅田は新宿だし心斎橋は渋谷である。 これに関してはほとんど異論はないんじゃないだろうか。 こんな感じで、関西の地名を東京の地名に当てはめるとここだ!みたいな内容を書こうと思う。 あらかじめお断りしておくと、これは独断と偏見でぼくが勝手にやっ

          梅田は新宿?心斎橋は渋谷?大阪を東京で当てはめてみた【エッセイ】

          この本読んでみ、ぶっ飛ぶぞ【エッセイ】

          「人生で読んだ小説で一番おもしろかった小説は?」 こんな質問たまにされるけど、う〜んと考え込んでしまう。 候補だったらたくさんある。 村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』は何度も読んだ。 島田雅彦の『パンとサーカス』も傑作だ。 川上未映子の『ヘヴン』、辻村深月の『凍りのクジラ』 安部公房の『他人の顔』、三島由紀夫の『豊饒の海』、森見登美彦の『ペンギン・ハイウェイ』、太宰治の『人間失格』、カフカの『城』、石田衣良『ウエストゲートパーク』。 こんな風に夢中になって読みふけった、小

          この本読んでみ、ぶっ飛ぶぞ【エッセイ】