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自分の強みをどう伸ばすか:凡人のための戦略的自己成長論
私のことをエリートと勘違いする方がいますが、九州の片田舎の公立中学校で内申点がオール3、高校で英検2級に落ち、大学のTOEICは400点というザ・凡人です。
アメリカのトップスクールや国際機関を目指すことになったのは大人になってからで、戦略的にならざるをえない状況でした。ライバルはみな中学生の頃から偏差値表のトップにいるような人たちや帰国子女ばかりでした。
戦略的な成長とは、自分の全ての能力を
『妻が怒りの赤鬼化』
『何やってんの!!』
『早くしなさい!!』
『自分でやりなさい!!』
そろそろ7才を迎える長女はいつも怒られてばかりだ。
子供が親から怒られる1番の時期かもしれない。
自分もそうだった様に思う。
当時の僕は、その奥に深い愛が存在していて、将来を思われているが故に怒られているとは考えもしない。
【ママ、こわ】
きっと長女もそうだろう。
先日、初めての授業参観が行われた。
仕事との
【note創作大賞2024/漫画原作部門】天界食堂の調査官 第一話
※この話は「2023 週刊少年マガジン原作大賞」の企画書部門にて中間選考を通過した下記企画書作品を加筆修正し小説化したものです。
第一話 1日3回食事をするとして、80年間で8万7600回食事をするらしい━━。
最後の食事、その時自分は何を食べたいと思うだろうか。
■
真白歩(ましろあゆむ)は徹夜続きの体を引きずって歩いていた。
時刻は深夜3時。夜の住宅街はとうに寝静まり、街灯だけがポツ
「死、のち殺人」第1話
あらすじ
主人公は目覚めると別人に憑依していた。記憶はなく、自分が死んだことしか知らない。体の持ち主であるバンドマンとして徐々に生活に順応していくが、十日後に突然風俗嬢に憑依してしまう。実は主人公のような死者は別人への憑依を一定期間ごとに四回繰り返し、その間に生前の未練を晴らさなければ悪霊化して殺人を犯してしまうのだった。
主人公は自分の生前の未練が何かを探り、晴らそうとするが――
第1話
完璧な家族 首縊りの家
あらすじプロローグ 鷹村 翔太
その空き家は、丁字路の突き当たりに門を構える、平屋の一軒家だった。
屋根付きの門には蔦の代わりに虎ロープが張り巡らされている。壊れた扉は半開きで、ロープの効果はなさそうだ。
長い間、風雨に晒されて、黒く腐った柱は緑色に染まり苔むしている。
空き家を囲む高いブロック塀から、鬱蒼とした枝葉がはみ出して、蔓性植物が巻き付き、いよいよ野放図に生い茂っている。