うさる

小説・漫画など創作について語ります。 一次創作。カクヨム「https://kakuyomu.jp/users/moruboru」なろう「https://mypage.syosetu.com/2352249/」ブログ「https://www.saiusaruzzz.com/

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マガジン

  • 「エルデンリング」の考察&感想&キャラ語り記事

    フロムソフトウェアのゲームソフト「エルデンリング」についての感想や考察、キャラ語り記事。

  • 漫画の感想

  • ゲームの感想

    プレイしたゲームの感想。

  • 話題になった出来事についてへの考え方。

    主にネットで話題になった出来事に対する考え方。

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    年齢制限がかかる要素を含んでいるもの、意見が割れそうなものなどを有料枠で区切っている記事のまとめ。

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自己紹介・活動内容

うさるといいます。 本や漫画、ゲームなどの創作が大好きで、思いついたことがあるとひたすらそれについて語りたい。 そんな思いから2016年4月からはてなブログで「うさるの厨二病な読書日記」という、小説、漫画、アニメ、ゲームを始めとした創作について思ったことを好きに語るブログを始めました。  2024年からはnoteをメインに活動しています。 ◆カクヨム・小説家になろうで一次創作をしています。(苦虫うさる名義) 「男の娘(女性に見える男全般)×女の子」のジャンル「疑似百合

    • 「【推しの子】をどう読んだか」をもう一度整理しながら、この物語のどこが好きかを語りたい。

       ↑で「自分が【推しの子】をどう読んだか」を書いたが、もう少し整理しておきたい。 ◆【推しの子】は「ご都合主義の物語」である。  最初に【推しの子】を読んだ時から、これは「吾郎が必要としたから存在する、吾郎の内面世界に強烈にリンクしたストーリーだろう」と感じていた。  作内現実が吾郎の妄想でてきている、というわけではなく、「読み手である自分たちが観測しているストーリーは、吾郎が必要としているから存在するストーリーだ」ということだ。  163話の幻視のような「【推しの子

      • 「【推しの子】」とは何だったのか。

         最終回を読んだ。 と書いてあるので、一読者である自分にとって【推しの子】とは何だったのか?を語りたい。 ◆なぜ吾郎はアクアに生まれ変わったのか?  自分は【推しの子】で重要なのは、この問いに対する答えだと思う。  この問いにどう答えるか?で【推しの子】の読み方はかなり変わる。 「なぜ吾郎はアクアに生まれ変わったか?」 「生まれ変わりというズルを神(作品)が許した理由」それは「使命を見つけるため」だ。  ここで重要なのは、吾郎(アクア)本人が「自分が生まれ変わったの

        • 「エルデンリング」キャラ&カプについて話しながら、恋愛モノの好きなシチュエーションについて語りたい。

          「エルデンリング」6周めをプレイ中である。  今回は一からキャラメイクして、DLCの二周目をプレイしてノーマルエンド(完全律エンド)でクリアする予定。これでトロコンできる。やった。 ◆ブライヴ(×ラニ)  前々回DLCをクリアした後は、ブライヴのロールプレイでラニエンドをクリアした。 「二本指の呪いを打ち破ったブライヴが、ラニの星の運命を動かすために、影樹の世界に行ってミケラダーンを倒す。『欠けることのない一部』としてラニと一緒に星の世紀に旅立つ」という脳内ストーリーでプ

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        記事

          「その情報が事実かどうか」を判断する前に、「相手が自分に事実を伝えようとしているか」を判断する。

           選挙などに絡んで「何が事実かわからない状態にある」という意見を見かけたので、「何が事実か」を判断する時に自分が注意することについて話したい。  自分は「その情報が事実か」を判断する前に、「相手が自分に事実を伝えようとしているか」をまず判断する。  具体的には ①その人の主張にすぎないものを「事実」として伝えようとしていないか(自分の主張・推測にすぎないものは断りをいれて「事実」と区切っているか、混同していないか) ②明確にわかっていないことは「わからない」と(という事実を

          「その情報が事実かどうか」を判断する前に、「相手が自分に事実を伝えようとしているか」を判断する。

          「公正世界仮説」に反する物語が好き。

           先日、高橋ツトム「ブルーヘヴン」が好きだという記事を書いた。  上の記事には入れられなかった好きな理由のひとつが「『公正世界仮説』に反する原理が働いているから」だ。  盛龍たちが乗る漂流船を見つけた時、ブルーヘヴンの社長と船長は「救助すべきか否か」で揉める。  社運を賭けた豪華クルーズ船の航行中に、漂流船の救助などしていられない、身元不明の人間を乗せるわけにもいかない、人道など知ったことではないと言う社長に対して、船長は「太平洋のど真ん中で漂流する船を助けなければ、生存

          「公正世界仮説」に反する物語が好き。

          トランプを生んだのは誰か。

           日本では今回の米大統領選は「反トランプ対トランプ」「トランプか、そうでない人を選ぶか」が争点と言われていた。蓋を開けてみると「民主党への失望・不信と反トランプ感情のどちらを取るか」だった。 「外から見るよりも遥かに民主党への信頼が失われているんだな」と感じた。  危惧しているのは、トランプの再選を機に世界の最も大きな枠組みが「国同士の結びつき」ではなく、個人に依拠した「大国を指導する指導者による個人的なクラブになるのではないか」ということだ。   トランプは首脳同士の一対

          ¥400

          トランプを生んだのは誰か。

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          串刺し公ヴラドを主人公にした「ヴラド・ドラクラ」が、3巻から急激に面白くなるのは何故か。

           ドラキュラのモデルにもなった「串刺し公ヴラド」を主人公にした、「ヴラド・ドラクラ」を既刊7巻まで読んだ。  実は三巻の途中までそこまで面白いとは思っていなかった。 「ヴラド・ドラクラ」は15世紀に黒海東岸にあったワラキア公国が舞台だ。  ワラキアはハンガリー王国とオスマン帝国という二つの強国に挟まれているため、この二国、どちらかの後ろ盾を得なければ公座につくことができない。  政情が不安定で、公座につく人間は頻繁に暗殺される。そのため公の権威が低下し、実権は国内の有力貴族

          串刺し公ヴラドを主人公にした「ヴラド・ドラクラ」が、3巻から急激に面白くなるのは何故か。

          「信頼のできない語り手」の支配と検閲をかいくぐって物語を読む。

           少し前に読んだこの話が面白かった。  自分は「信頼のできない語り手」&独裁国家(※)として読んだが、なぜそう思ったか、どこでそう感じたかについて話したい。 ※造語。詳しくは過去記事を参照。

          ¥300

          「信頼のできない語り手」の支配と検閲をかいくぐって物語を読む。

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          選挙には「スタジアムにウェーブをしにいく」くらいのノリで行っている。

           ↑の増田を読んで考えたこと。  自分は選挙には行く自由も行かない自由もあると思うし、選挙に行く人間が偉いとも賢いとも思わない。  じゃあなぜ行くことを勧めるのか。  今回の選挙で自民党の議員が言う「今までにない逆風を感じる」「流れが急に変わった」の「風」「流れ」を政治家に感じさせたいからだ。  政権に対してや自民党に対してではない。  政治家に感じさせたいのだ。  自分が考えでは、選挙は二段構造になっている。  上部は↑の増田に書かれている「どこに一票を投じるか」である。

          選挙には「スタジアムにウェーブをしにいく」くらいのノリで行っている。

          髙橋ツトム「ブルーヘヴン」が凄く好きなのは、自分にとってコミュニケーションの話だからだ。

          ※本記事には高橋ツトム「ブルーヘヴン」のネタバレがあります。  連載していた時凄く好きだったので、超久しぶりに読んでみた。  一読しただけだと、この話の何にこんなに引き込まれるのか、なぜこの話がそんなに好きなのか、自分でもよくわからない。  パニックサスペンスは好きだが、「ブルーヘヴン」は展開が早すぎて、サスペンス要素を味わう暇がない。パニック部分も「タイタニック」のように力を入れて描かれているわけでもない。  サクサク人が死んでいって、アッという間に殺し合いが始まって、

          髙橋ツトム「ブルーヘヴン」が凄く好きなのは、自分にとってコミュニケーションの話だからだ。

          コーマック・マッカーシーの「平原の町」がブロマンスであることに、今さら気付いた。

          ↑の記事でホームズとワトソンは「凄く仲良く育った兄弟が、そのまま大人になった」「阿吽の呼吸があり、それに甘えることが出来る関係」に見えると書いたが、「よく考えたら、それはブロマンスではないか」と気付いた(遅い) 「ブロマンス」は日本のBLの一ジャンルとして生まれた造語かと思っていたが、 調べたら、英語圏でBLとは関わりなく生まれた語らしい。  言われてみれば「スタンド・バイ・ミー」のクリスとゴーディ、「ロング・グッドバイ」のマーロウとテリーなど英語圏の作品ではよく見かけ

          コーマック・マッカーシーの「平原の町」がブロマンスであることに、今さら気付いた。

          【衆議院選挙2024】投票1週間前なので、各党の公約を読み比べてみた。

           期日前投票に行く前に、各候補の公約をチェックしてみた。  読売の紙面でチェックしたが、NHKが分野ごと、政党ごとにまとまっていて見やすい。  特定の支持政党はない無党派層。政治指向としては左寄りの中道だが、具体的な政策によっては振れ幅がある。  そんなたぶん日本で一番ボリュームがある層の一人である。 ◆今回の選挙で重視していること 今回の選挙で重視していることは、 ①社会保障:世代間格差・教育格差の解消→高齢者も所得や資産によって応分の負担をして欲しい。低所得でも一

          ¥100

          【衆議院選挙2024】投票1週間前なので、各党の公約を読み比べてみた。

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          「シャーロック・ホームズ」を原文(英語)で読んで、ホームズの可愛さに今さら気付く。

           英語の勉強がてら、「シャーロック・ホームズの冒険」を原文で読んでいる。 「英語でもスラスラ読めるぞ」というわけではなく、知らない単語を調べれば意味が取れる程度だ。  載っている話が「赤毛連盟」「まだらのひも」「唇のねじれた男」「ブナの木屋敷」と超有名どころばかりで、だいたい何の話をしているのかわかっていることも大きい。  ネイティヴの知り合いがいないので細かいニュアンスはわからないけど、英語で読むと「ホームズとワトソンって滅茶苦茶仲がいいんだな」と感じる。公的な関係である

          「シャーロック・ホームズ」を原文(英語)で読んで、ホームズの可愛さに今さら気付く。

          「俺が本気を出せば」という脳内妄想によって、坂道を転げ落ちるように悪人になってしまう。そんなしょうもない自分も時々許したくなる。

           久しぶりに「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を読んだ。  十代後半の時にハマって何度も読んだ。当時のミステリーのベストはこれか「八百万の死にざま」である。 「郵便配達は二度ベルを鳴らす」は文体がハードボイルド、内容はノワールである。  主人公のフランクは若くて様子が良くてちょっと悪ぶっているから女にモテる。要領がいいから大抵の場所で一目置かれたり、重宝がられてうまくやっていける。  だが一か所にとどまって地道に何かをすることができない。  目端は利くし頭もいいが、長い目で物

          「俺が本気を出せば」という脳内妄想によって、坂道を転げ落ちるように悪人になってしまう。そんなしょうもない自分も時々許したくなる。

          【エルデンリングDLCキャラ語り】クウィラインは、メスメルに対する理解が雑すぎるところにイラっとする。

          ※タイトル通り「火の騎士クウィライン」に対する文句しか書いていない記事です。 「エルデンリングDLC」に出てくるキャラは嫌いなキャラがほとんどいないが、唯一の例外が「火の騎士クウィライン」だ。  クウィラインに対する自分の感想は「『どちらかと言えば嫌い』だが、その結論にたどり着くまで考えるほどの興味がない」というものだ(ひどい)  自分の行動に見返りを求めているところはまだいいが(ここも余り好きではないが)メスメルを大して理解しようとする気がないのに、表面上だけ真似て「も

          【エルデンリングDLCキャラ語り】クウィラインは、メスメルに対する理解が雑すぎるところにイラっとする。