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トランプを生んだのは誰か。
日本では今回の米大統領選は「反トランプ対トランプ」「トランプか、そうでない人を選ぶか」が争点と言われていた。蓋を開けてみると「民主党への失望・不信と反トランプ感情のどちらを取るか」だった。
「外から見るよりも遥かに民主党への信頼が失われているんだな」と感じた。
危惧しているのは、トランプの再選を機に世界の最も大きな枠組みが「国同士の結びつき」ではなく、個人に依拠した「大国を指導する指導者によ
「信頼のできない語り手」の支配と検閲をかいくぐって物語を読む。
少し前に読んだこの話が面白かった。
自分は「信頼のできない語り手」&独裁国家(※)として読んだが、なぜそう思ったか、どこでそう感じたかについて話したい。
※造語。詳しくは過去記事を参照。
「見えないばけもの」は「作品の暴力性」という「見えないばけもの」に自覚的だったら、そうとう面白かったと思う。
先日読んだ「見えない化けもの」について。
名端がこう言っているように、この話のメインの言及ターゲットは「男社会」である。
だが指摘が多く見られるように、描かれている「男社会」にリアリティがない。
その感覚が正しいかどうかはともかく(問題ではなく)『男社会』に言及することがメインに関わらず、その『男社会』にリアリティを感じなければ話に入り込めない。
かと言って、「ざまあ」のような「藁人
「共同体の論理」と自己を同一化してしまうと、その論理が自分を殺すとしても逆らうことができなくなる。
あるかた(以下発言主)の発言が「職業差別ではないか」と批判されているのを見た。
発言自体は確かに批判されるべきものだと思うが(権力を持つ立場の人間や特定の業界で力を持っている人間ならいざ知らず)謝っても許されず、多数から責められ続けるほうが自分は怖い。
既に謝罪して発言を取り消したようなので、そのことについては特に言うことはない。
ただ謝罪に至った経緯や謝罪の内容、反応で気になることがあ
「おじさんの詰め合わせ」の「おじさん」とは誰なのか?
少し前に話題になったこの件について。
「おじさんの詰め合わせ」という言葉自体が「性別がどうこう以前に、揶揄のニュアンスが強く不適切だ」と批判されるのは仕方がないとは思う。
ただ発言全体としては、
「おじさん」という語は「中高年男性であること」自体を揶揄したものではなく、「旧い派閥政治の論理の中で、権力闘争を勝ち抜くような人間」を指しているのがわかる。
つまりここで言う「おじさん」は、「
「石丸伸二に投票した人」について語る人たちを見ていると、「そりゃあ分断も起きるよな」と思う。
◆暑さと「石丸伸二に投票した人」論にうんざりしている。
夏の暑さとネットを開くだけで日々目に入る「石丸伸二に投票した人についての分析(?)」にうんざりしている。
自分は石丸伸二という人は内容が何もないことをあたかもあるかのように主張するだけで、特に信頼に値する人ではないと思っている。
ただこの人が出てきて唯一良かったことは「いつもは『対話を』『多様性』をと言っていても、いざ自分に理解でき
「コロンブス」のMVについて考え直したこと。
先日、話題になったミセスグリーンアップルの「コロンブス」のMVについて少し考え直した部分があるので書きたい。
【注意】前回の記事にも同じ内容を追記して掲載しています。前回の記事を購入したかたは、この記事は購入しないように注意してください。
※前回の記事もまとめて読みたいという方がいたら、↓の記事を購入してください。この記事の内容を追記で含んでいます。
自分が考えるフェミニズムと、いまネットで広まっているフェミニズムとの違いは何か。
自分が考えるフェミニズムは、いまネットで広まっているフェミニズムとどこか違う。
むしろ真逆のように思えるのは、ベースにある考え方が違うからでは、と気付いた。という話の続き。
*以下は、自分が読んだものに基づく限りの話になります。
フェミニズムの各派はその時代の哲学の主流となる思想をベースにしている。
↑の記事でスピヴァクを例に引いたが今のフェミニズムは
「他人は自分とは違う」ということは当たり前のようで、常に確認しないといけないのかもしれない。
少し前に話題になったお笑いコンビのファンの人(以下「ファンの人」)について。
この件について自分が感じたことと他の人の反応がちょっと違うなと思った。
具体的には
①最初の文章「SNSをブロックされるまで」を読んでどこに引っかかったか。
②「文章が上手い」という反応が多かったのは何故か。
③反省文「私の間違いは何だったのか?」を読んだ感想。
の三つだ。
②について少し補足すると、「この文章
創作は創作として読むのが筋だと思うので。
自分は上記の増田とは逆で、「エルフ夫とドワーフ嫁」は合わないと思う部分が多く序盤で読まなくなった。
話題に上がったことをきっかけに、婚活のエッセイを読んだ。
作者は、男に対してかなり警戒心を持っていると感じた。自分の感覚で言うと一般的な範囲の警戒ではなく、忌避感に近い。
「『エルフ夫とドワーフ嫁』の根底には、男性に対する拭いがたい怖さや不信があった」と感じたため、エッセイを読むことでエルド
「進撃の巨人」のアニメオリジナルエピソードに納得がいかず、見続けようか悩んでいる。
話題にする時期として微妙だし余り不満を言うのもなと思ったが、どうしても気になったオリジナル箇所があるのでそのことについて書きたい。
◆なぜ入れたかがわからない。
アニメは原作とラストが違うと聞いて見始めたが、シーズン1の後半で気になる改変が二ヶ所あったのでこの先見ようか迷っている。
一か所めは地下道の前でアニがアルミンに問い詰められたシーン。
アニメではアニが唐突に笑い始めたけれど、
「スキップとローファー」は悪性に満ちた物語である。
※タイトル通りの内容なので、「スキップとローファー」を「青春期特有の感情の機微を繊細に描くストーリーとして好き」という人は回避推奨。
どうしようかなと思っていたが、やはり自分の感想を書いておきたいので書くことにした。
自分がこの話を読んで思ったことを全部書いて、この話のことは忘れるのでこれで終わりとしたい。
「スキップとローファー」は一見すると、高校生たちの青春、日常に経験する悩みや人間