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【隙自語】「私だけを守ってくれる殺人鬼」の良さがまったくわからない自分が、好きな男キャラについて話します。
↑の話に関連した自分語り。
盛龍も女性向けに出てくればモテていたのか……。
「ブルーヘヴン」の記事で書いたが、盛龍のような「私だけを守ってくれる殺人鬼」は、自分にとっては「自分」(しかも自分でも「駄目だな」と思う部分)なので「相手役」としてはまったく想定できない。
ちなみに「社会のことがよくわからなくて殺人鬼になってしまうタイプ」には感情移入するが、
「社会にコミットしていて、社会規
男同士で恋愛感情を含まないBルートを見たいなら、「特攻の島」3巻を読んで欲しい(むしろ全巻読んで欲しい)
↑の記事の続き。「Bルートって何?」と思った人は、上の記事を読んでもらえると嬉しい。
平たく言うと、「相手を理解することで自分を理解するルート」のうち、「女性向け恋愛モノ」の底に眠る価値観から生じたルートのこと。
「特攻の島」は素晴らしい漫画だが、特に関口の回天戦は作内屈指の名場面なので未読の人はぜひぜひ読んで欲しい。
※以下、3巻のネタバレ注意。
物語の筋を整理すると、主人公の渡辺と親
【「デデデデ」キャラ語り】なぜ、小比類巻は「お前の中の正義はお前の中でしか成立しない」と言うのか。
何年かにいっぺんくらい、好き嫌い以前に「他人とは思えないキャラ」に遭遇する。
久しぶりに出会った「他人とは思えないキャラ」が「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(デデデデ)」の小比類巻である。
作内で小比類巻がやっていること言っていること(具体的な言動)には賛同できない。
「俺は俺に都合がいい情報だけを信じる(突き詰めれば、最終的には誰でもそうしている)」
その通りかもしれ
もう少しで2024年も終わるので、今年を振り返ってみたい。
2024年もあと10日ほどなので、今年を振り返りたい。
◆2024年、心に残ったコンテンツ
総合の一位は「エルデンリングDLC・Shadow of the Erdtree」
世界観とストーリーは本編よりも好き。
本編も滅茶苦茶面白いのに、DLCも独立した一作品として面白い。フロムはほんと凄い。
次回作『ELDEN RING NIGHTREIGN』はディレクターが宮崎さんじゃないのか
【アニメ感想】「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」 終盤以外は文句なし。滅茶苦茶面白かった。
アニメ「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」全18話を観た。
ラスト手前までは滅茶苦茶面白かった。
災害やコロナなど非日常的な脅威が可視化される中でどうやって日常を生きるか。その中で日常を生きる人、自分の正しさに生きる人、情報に振り回される人、何を重視するか、どう考えるかの違いによって脅威がまだ来ていない段階で社会は分断されていく。
その様子を淡々と描写しているところが良かっ
物語内ではフォーカスされないが、読んでいて精神状態が心配になる登場人物がいる。
先日、読んだ「氷の城壁」について(ネタバレが含まれます)
全体の感想としては「スキップとローファー」に似ている。志摩と湊は驚くくらいよく似ている。
「自分は空っぽ」と感じるキャラを充足させるために存在する無価値感ルートの話がどういう傾向を持ちやすいかは色々書いたので割愛。
この話でライバルキャラとして登場している栗木桃香のことが気になったので、その話をしたい。
前提として、例えばモデ
欲望に名前をつけてしまうのはもったいない。
※15歳未満は閲覧禁止だぞ(いるのかな)
引き続き「鼻下長紳士回顧録」の話。
↓の台詞を読んで
↑の増田のことを思い出した。
「その欲望を持つ人間が多い→概念を共有することを多くの人間が必要としている→概念を規定する名称がつく」
なので、「名づける(名称がある)時点で、その欲望は普通である」というのはわかる。
↑の増田のように、自分の持つものに名前を与えられたことで「自分を少しだけ理
「愛されなければ生きていけない」という無力感と恐怖はどこから来るのか。
安野モヨコの「鼻下長紳士回顧録」上下巻を読んだ。
「無能を装って(もしくは本当にそうなることで)他人の関心(憐れみ?)を引き、一方的に受け入れられ、愛され、何でもしてもらう」
それがいいか悪いか以前に、なぜそんなことをするかがよくわからなかった。
無能力な対象は赤ん坊のように一方的に愛されるかもしれないが、大人になってその方法を生存戦略として選ぶのはかなりリスキーだ。
自分の生死が相手次