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Toronto Working Holiday[3]
・引っ越し2日目
昨晩はビールをいただき、同居人のみんなと音楽を聴いていた。英語が苦手は私でも、音楽という共通言語のおかげでみんなとなじめ楽しく過ごせた。今後こういった日々を過ごしていく中で、私はだんだんと英語が聞き取れ、話せるようになっていく。あの日は6人部屋という過酷な環境の中で、ぐっすりと眠れたことを覚えている。
翌朝、目が覚めキッチンへと向かい、金がない僕は1 DOLLAR SHOP
Toronro Working Holiday[2]
・初日
朝起きて、ここ外国であるということを受け入れるまでは少々時間がかかったと思う。部屋を出てもだれもおらず、明日朝いちばんに聞こうと思っていたシャワーの使い方もわからない。つまり、キッチンやその他もろもろの使用許諾が取れない状態であった。僕はまず何をするでもなくトロントの街に出かけることにした。
トロントから公共交通機関で1時間ほどの場所に滞在しており、おそらく最寄り駅はSheppard
Toronto Working Holiday[1]
・海外へ行く決意
当時、大学2年生だった私は、放射線学科を専攻しておりその専門的な勉学に全く興味を失ってしまい、どうしようかその後を迷っていました。
ある日、地元である福井県に帰省し、高校時代の恩師に ”知らないことが多すぎるのにそんな状態で専門的な勉強をして仕事を決めてしまうのは、何かおかしいのではないか” という旨の話をしたところ、「海外へ行ったことがあるか?」と言われた。「お前の悩みは
ロープウェイを下る頃には
先日すごく楽しいことがありまして、その内容自体はまた後日話そうと思いますが、そのことを終えて時計は22時30分を指しておりました。私はその高揚を抑えられず、いや抑えたくなかったの方が正しいでしょうか、酒を煽りたかった。しかし今はこんな世の中、軽く酒を片手に家路につきました。この時思い出したのです。以前の馬鹿騒ぎした友達との飲み会終わりのテーブルの虚しさを。
そこには、言葉で表現してはいけないよ
愚行
人々が外を歩いている。私はバスに乗り窓の外を眺めた。なんだか皆が何食わぬ顔をして仕事に向かう様を見て吐き気がした。自分もその中の1人だ。犬を連れた人、手を繋ぐカップル、上司と部下、そういった関係性が蜘蛛の糸みたく脆く、そんな弱っちい縛りから誰も逃げられない気がした。
いつかは死んでしまうことを
2021.3.29
故郷は福井県に帰省いたしました。
いまだに我が家の犬の鳴き声が聞こえないことにはなれず、続く日常がそこにはありました。
福井駅前は大掛かりな工事をしており、新幹線開通に向けて着々と進んでおりました。思い出の中の故郷とは形は変わっているけれども根っこは変わらないことを「人」を見て思いました。
街を歩くと、堤防沿いの桜並木や、小さいトンネルの通学路、行きつけの定食屋など思い出