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結晶

 赤坂レッドシアターにて機会ありまして劇団5454さんの「結晶」という作品を観劇しました。久々に舞台というものを見ましたが、純粋に120分楽しみました。

 自分が最近考えていた「母性」と逆に「子供からの両親への愛」。見事に考えていたテーマが一致していて、新たな目線で思考できました。それに加えて、近代的な技術。これも気になるところで、AIや、人工授精、その他多数ありますが科学技術の進歩によっての便利すぎる社会。最近、我らはどんどん思考することをやめて、利益、不利益で行動しているように感じます。スタンダードなものや、相対して優れているものが正義ではない。そんな当たり前のことにも脳が働くなっているように感じます。

 母性に加え科学技術による問題、そこから発生する人としての権利の問題。利益やリスクのみを考えることをやめ、自身が人間であるということを常々意識しなければいけないと再認識しました。

 それに加え、これを人間が演じているということ。すごくリアルに作り物だとは全く思いませんでした。役者さんたちが演じているけれども、あくまでその問題の当事者として動いているように見えました。

 見終えたあと、母性や子供達のことを考える気持ちと、純粋に役者さんすごいなと思う気持ちと、なんかいろんなことが混じり合っていて、ただ、ぼーっとしてしまいました。
 自分がいる世界と隣の世界のようで、とても遠い世界。音楽で感じる気持ちとは少し違うような。
この差異や、共通点を考えることで、自分の表現の幅がもっと広がる気がしました。心から観に行けてよかったなと思います。

 観劇後すぐ書いた殴り書きです。お見苦しい文章かもしれませんが、本当に素晴らしい作品だったこと伝わればと思います。

11月19日まで赤坂レッドシアターにて上映中みたいです。

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