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積み読者📚️

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あとでも読む、読みたい本があります。大切に大切に、この手に包んで本棚に収納させていただきました。ありがとうございます。
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2024年9月の記事一覧

貴重品|詩

後ろの席で
おばあちゃんが

「帽子って貴重品かしら?」
って言ってた

あーそうか
そうだよな

なにが貴重かは
人それぞれだよな

umi ー 創作詩50

目をつむって 風の匂いをみる
波の音にふれる

街が夜に呑まれ
ただ深い碧の砂を聞く

自然は 静かにかつ丁寧に
さらさら 水の波紋をつなげた

大きく息を吸って はいて
私という生命に手のひらをあて

今夜、部屋の灯りを消す

山の紅葉の裏の
薄むらさきに染まった海を
映した

シンプルイズベスト 【詩】

自分のステータスもよくわからなくて
自分が成功できる道もわからない

進んでるのか退いているのかもわからなくて
成長してるのか退化してるのかもわからない

この世界の
ルールや設定や意味も
わからなくて悩むけど

先がわからないストーリーだから面白いわけで
とにかく笑えるネタになればよし

シンプルでいいと思う

君が笑えてるなら正解だ

この季節きらーい

この季節きらーい

風邪ひいた。
頭痛いし、鼻水もくしゃみも止まんない。
二日酔いかなとか思ってたけど、普通に風邪だった。

季節の変わり目って体調崩しがちだから、ご自愛しましょうね。

夏と同じ格好で、薄いタオルケット1枚で寝てたら寒くて何度も目覚めた、今日。
寝ぼけながら、お布団出して二度寝してた。

あぁ、もうこの人肌恋しくなる季節が来たのか。
去年は彼氏いたからどうってことなかったし、なんなら私たちの愛の引き

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消したい私

消したい私

私じゃない私を
アイツが持っている

それが
キモチワルイ

私じゃない私を
勝手に大事に
可愛がらないで

アイツが閉じ込めている
私じゃない私

今すぐ
消してしまいたい

まばたき ー 創作詩49

鼻の先に蝶が止まってる
きっと 貴方が居眠りしてたから
きっと 君という光を求めて来た

花の先に蝶が止まってる
たぶん 愛される私に憧れたのよ
たぶん 僕らの愛を祝福しに来た

私だけの貴方

このヴェールをたくし上げ
貴方に一番愛される私を
どうか貴方のもとに連れてって頂戴

僕だけの蝶よ

華やかなドレスを身に纏い
僕がまばたきしてる間に
どうか この口先へ止まっておくれ

貴方の 君の 長

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詩     大好きって…

詩     大好きって…

大好き…という気持ちは
どうしてこうも
不安と背中合わせなんだろう

しかも本気であればあるほど…

君の視線のその先が
気になって仕方がない

他の誰かなんて見るなよ
途端に不機嫌になる

僕以外にそんなに優しく微笑んで
話しかけたりすんなよ

その微笑みも
その声も
その視線さえも

僕だけのものにしてたいんだよ

そう…
君に言えたら
どれだけいいだろう

独り占めしたい気持ちが先回り君との

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詩『中流階級の叫び』

詩『中流階級の叫び』

音楽生成AIのSunoに、今回の詩に曲をつけてもらいました。

彼にはずっと笑ってほしいが
そういうわけにもいかないという
「もう泣かないで」なんて
泣いてる僕が言えるかよ

カウンセラーは忙しくて話す暇もないらしい
隣の女は虚しくて笑う暇もないらしい
男性教師は落ち込んで遊ぶ暇もないらしい

独創性すら誰かのマネか
再上演すら親父の金か
富裕層には何もできないと思ってやがる

明るい未来が来ない

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【詩】願い

【詩】願い

行きたいところがいっぱいあります
してみたいことも沢山あります

あなたはきっと 叶えてはくれないだろうけど

自分が今居る場所がわからなくて
寂しくなった

一人じゃないのに
一人のような気がして——

病んでると空を撮りたくなる

【詩】夜空に広がる

【詩】夜空に広がる

いつぶりだろうか

サービスエリアで自分の車を見る

ポケットに手を入れて

ベンチに座る

目をつむって押した

自動販売機

出てきたのはメロンソーダ

サービスエリア以外に光はない

虫の声だけが暗闇から聞こえる

このままでいいのか

何年ぶりかに飲んだ

メロンソーダを持って

家族連れ サラリーマン

トラックドライバー

目の前を通り過ぎるバイク

いつもの 

きっといつもの

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まだ名前を知らない君へ

まだ名前を知らない君へ

出会って2ヶ月くらい経った人がいる。
会ったことはないけど、お互い暇なとき電話してるだけ。
「会いたいね」とか話してたけど、きっと恐らく会うことない。
その人の名前をいまだに知らない。

アプリの出会いだし、長く仲良くなんて難しいと思ってたし、
恋愛対象になることはないの分かってるから、お互い赤裸々に恋バナとかしちゃってる現在。

でもさ、逆に話しやすくて、いつでも頼りたくなってる。(好きな人とか

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詩『我こそクイーン・イディオット』

詩『我こそクイーン・イディオット』

長生きするのは 心が若いままの奴
でも不死身じゃないから 若いままで死ぬ
早死にするのも 心が若いままの奴
そう未熟なもんだから 若いままで死ぬ

結局みんな若いままなら
私は神様か赤ん坊になって
一生 生き続けよう

そんなバカなことを考えてしまうくらいには
ちゃんとバカになれてる

私もこんだけ真面目にバカをやってんだ
そこのシケたツラしたあんたも
屁でも出して元気出せよ

自信があるのは 自

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