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ご自愛エッセイ

101
特に人気だった作品です。弱さも、強さもひっくるめてどうぞ。あなたにそっと寄り添う言葉たち。
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現代コンプレックス

現代コンプレックス

人は誰だって「仮面」をつけて生きている。

デキル自分、デキナイ自分、大胆な自分、臆病な自分、得意な自分、苦手な自分
ずるい自分、素直な自分。

そのどれもを知っているようで
よく知らない。

だからこそ
「自分らしさってなんだ?」
と、何度も苦悶していくんだ。

やっぱりSNSをみれば
隣の芝がめちゃくちゃ青いから

少し歩けば他人の「仮面」は羨ましくて
自由に生きるひとを疎ましく思ったり 

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ルーツ トゥ ルーツ

ルーツ トゥ ルーツ

「この世の全ては、大したことないのよ。」

と、83歳の祖母が言った。
祖母は私と同じ、魚座のAB型。一言で言えば最強に献身的な、自由人である。今は普通のおばぁちゃんとしてひっそり暮らす彼女だが、過去には倒産しトンズラした旦那の代わりに借金2000万を返済してきた。かなりパンチの効いた女である。そんな祖母と話しているといつも「私のルーツはここから来てるんじゃないかなぁ」と思う。そんな祖母とした今日

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正直なハナシ

正直なハナシ

10月5日(土)

今朝は静かな雨音で目が覚めた。カーテンの隙間はまだ薄暗く、時計を見るとAM5:15だった。「うわ、めっちゃ早いやん。二度寝しよ。」というわけで速攻毛布にくるまったのが私だ。ところが旦那さんが出勤する車のエンジン音が聞こえてきて
「うわうわ。旦那の出勤めっちゃ早ぇ。」とか考えていたら私の脳内まで仕事モードにキリッとしちゃって。もう一度眠りに入ろうと必死になってみたものの時すでに遅

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悟り

悟り

世の中に「完璧な人間」はいない。

妻も、夫も、正解を持っているし
こどもも、大人も、正解を持っている。
上司も、部下も、正解を持っているし
若者も、老人も正解を持っている。
男と女も、白人も黒人も正解を持っている。それぞれの正解なんだ。
それは間違い無く、これまで生きてきた「ルーツ」(育ち)そのものであり、自分が信じてきた人生なんだ。だからこそ人は簡単には変わろうとしないし、他人なんて早々変えら

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感謝して生きたり、輝いて生きたり。

感謝して生きたり、輝いて生きたり。

「価値観が広がった話」を書いてみます。私がつい先日出会った「プロフェッショナルな人達」についてです。ひとまず話を始めます。

一人目のプロフェッショナルは、山のふもとにある「ゴミ処理センターで働く、ギャルのお姉さん」でした。彼女は全身作業服、頭には黄色いヘルメット、口元には大きなマスクをつけ、濃いメイクに長い髪。色落ちした金髪を一つにまとめ、小麦色の肌には懐かしきギャル感を纏っていて。普段だったら

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カレーには、カボチャとキノコを入れてみた

カレーには、カボチャとキノコを入れてみた

9月10日(火)

息子のレイ(6歳)が、コンコンと咳混む音で起きた。だが彼は風邪ではない。紛れもなく「保育園に行きたくない病」なのだ。彼が「保育園に行きたくない」と、そう言い出したあの日からコンコンと鳴る咳が始まり今日まで続いている。運動嫌いの彼は、この時期になると決まって暗くなる。運動会に向けて先生や子供達が張り切る度、暗くなる。跳び箱が飛べない時間、自分にはできないことがあると知るのだろう。

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電車に揺られて

電車に揺られて

辺りは真夜中のように暗かった。それは少し怖くなるほど静かで、恐ろしい生き物が眠っているみたいな時間。私はまだ誰も歩いていない道に足を踏み入れ、まだ誰も吸っていないだろうし吐いていないだろう空気に跡をつけるよう、白い息を吐きながら駅に向かった。車も人もない、赤信号も青信号も意味をなさない信号で止まり、だんだんと明るくなる景色に安心と新鮮を覚えた。駅に着くと階段を上がってホームまで急いだ。階段を上がっ

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黒いバナナと、スピリチュアルババア

黒いバナナと、スピリチュアルババア

ここんところよく耳にする「スピリチュアル」という分野について思うことがある。そもそもあの、「氣」と言う文字を見たら一歩後ろに引いてしまうのがアンニュイな大人達なんだろうと。
「スピリチュアルなのは苦手で〜」とか、「そういうのは分からない」という人が多くてならないのはきっと、「分からない」のではなく「ピンとこない」の間違いなんじゃないかとも思うんだ。生きていれば確かに体験しているはずなんだと私は薄々

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人生には「3度のモテ期」が訪れる

人生には「3度のモテ期」が訪れる

「人生には三度のモテ期が訪れる。」と、聞いたことはあるでしょうか?私には明確にその「3度のモテ期」があったと自負しています。なぜならばその他の時期にはまるでモテなかったからですね。どうしてこうも同じ容姿で、同じ名前で生きているというのに、モテないを経験してしまうのか不思議に思うほど他人を恨んだこともあります。そこんところ神様はうまく仕込んでいるのでしょう。だからこそたった今、モテないを経験している

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おかあさん

おかあさん

「おかあさん」というのはとてもじゃないけど不自由だ。それは「おかあさん」という名の強力な価値観が社会にあって。「おかあさん」という存在を知らない人なんていないからなのかも。

「おかあさん」は一つのモラルや、ルールに近いのかもしれないね。たとえば「お母さんが料理を作る」とかってガチガチのルールがあるみたいで。そこからはみ出した人は少し「出来損ないのおかあさん」みたいになる。モラルな世界。それはやっ

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正解はない

正解はない

私には5歳の息子がいる。
名前はレイ。
夕方、レイが小さな事件を起こした。

彼はよく絵を描いているのだが、今日はダイニングテーブルにカラフルなペンを並べ、大きな画用紙を持ってきてお絵かきを始めた。ここまではいつも通り。普段と違うことといえば、自分の席ではなくパパが座る席に腰掛けていたことくらい。せっせと何かを描く、集中した様は彼の長所でもある。
そんな彼を横目に私はいつものことだと、何事もなく洗

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弱さを出せ

弱さを出せ

この時代には、自分の価値を信じられない人が多くいる。というか大半そうして疑わないと生きていけないくらい、世の中に愛がないのだと思う。見ての通りみんな殺伐として誰かを貶めようとして、肩書きを気にしたり、年収を気にしたり、いいねの数を気にしたりフォロワーを気にしたり、見た目や振る舞いを気にしたり周りからの目に囚われ、常に誰かの上に立とうとしている。この時代には当たり前と言われればそれまでなんだけど、本

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正直な話

正直な話

正直な話、私は「優劣」という部分をどうでもいいと思っている。それはつまり、誰かよりも優れているとか、誰かよりも劣っているとか、たくさんの人から称賛されるとか、いつも1位とかそういうこと。それらはこの世界を難しくすると思うんだ。やっぱりそういうことのせいで不安定に生きる人間が多すぎるしね。この時代、誰かに「称賛されたくて仕方がない」という「承認欲求」がそこら中にむんむん漂っている。そういうものが昔よ

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「自信」🟰

「自信」🟰

いつも「自信がない」と言い、
いつか「自信がつく」と思っていた。

そしてここらで大暴露をすると、過去の私は「自信のある人」のことを心のどこかで常に馬鹿にしていた。態度のデカいやつは「失敗して恥をかけばいい」と思っていたし、自分はできたらああいう恥ずかしい人にはなりたくないと言っていた。人に気を使い、人から「良い子」だと喜ばれ、慎ましく生きることこそ正解だと信じていたのだ。

だが今になって私はそ

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