弱さを出せ
この時代には、自分の価値を信じられない人が多くいる。というか大半そうして疑わないと生きていけないくらい、世の中に愛がないのだと思う。見ての通りみんな殺伐として誰かを貶めようとして、肩書きを気にしたり、年収を気にしたり、いいねの数を気にしたりフォロワーを気にしたり、見た目や振る舞いを気にしたり周りからの目に囚われ、常に誰かの上に立とうとしている。この時代には当たり前と言われればそれまでなんだけど、本当はどんな命にも価値があることを忘れているのだろう。そうして挫折を怖がるひとたちは夢を見ない。まるで自分の人生じゃないかのようにそれを扱い、安定を望む。そして安定は麻薬だ。そこにある切なさも痛みも「自己を卑下している」という苦しみにも多くの人間が気がつかない。
そうして蔑ろにした自分の価値こそ、日々のフラストレーションに繋がるのだ。
溜まっていく違和感と、下がっていくような自分の価値。そういうことに本当は気付いているのかもしれないけど、最終的には「自分の人生は上手くいかないかもしれない」という恐れのほうが勝つのだろう。
そんな若者や、屈折した大人達が愛のない未来を進んだら世の中はどんどん腐っていく。みんな何かに我慢したり、自分を殺して生きた末に、他人を羨み精神は犯されるんだ。自己を卑下していることに気が付かないまま、時と比例して身体は病気になるし、むごい犯罪が当たり前になったりして。目は死んだ魚のように濁って動かない。社会は死体の集まりとなるだろう。(これは言い過ぎではないし、それがもう始まっているようにさえ思う)
だから私はどうしても、愛が必要だと思うんだ。
たとえばね、
失敗してるやつを笑うな。
勝負してるやつを笑うな。
たとえ挑戦者がリング上で無様な目にあっていたとしても、そこにいる観客の全員よりよっぽど強いのだから。ね
何度も失敗することや、涙を流すことや、あらゆる痛みを知ることは何も恥ずかしいことじゃない。一番ダサいのは、
自分を信じられないことだと。
そうして自分の可能性に気づかせること。
今抱える闇を、光に転じて生かすこと。
それが今のわたしの使命だと思う。
そして最後に一番大切なことを伝えたい。
きっとそういうことが出来るのは
私だけじゃないと。
これを読んでいる画面の前のあなたにも、
ほんとうのほんとうは、使命がある。
誰もが一つずつ神様から役目をもらって生まれてきたんだ。私はたまたまこういう形がベストだったけど、きっとどんな人にも使命の形がある。それは人それぞれだし本来なら比べようがない。前述した通り命の価値に優劣などないのだから。何も持っていない奴はいない。
絵を描く人もいる。
歌を歌う人もいる。
料理を作る人もいる。
数字が得意な人もいる。
子供を育てる人もいる。
動物を愛する人もいる。
力の強い人がいる。
花を育てる人がいる。
人を繋げる人もいる。
旅に出る人がいる。
詩を書く人もいる。
人を治す人もいる。
歩けない人もいる。
腕がない人もいる。
目の見えない人もいる。
そして
未来を恐れない人は、いない。
これからあらゆる仕事をAIがやってくれる。そんなAIに勝つのは、人間力という愛だけだ。自分を愛した奴はAIにも勝てる。恐れの中を突き進んでリングの上に立って。誰に笑われようが自分を信じつづけた人は他人にも愛がある。最後に笑うのはAIじゃなくて、人間だろ?勝手に世界を腐らせるんじゃない。
生きて、生きて、生きて。