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適応障害の治療日記

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適応障害と医師に診断されてから、実践した治療のふりかえりを纏めています。
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2020年11月の記事一覧

いきるうえで大事なのは、ハート。自分を偽らないこと

いきるうえで大事なのは、ハート。自分を偽らないこと

明日から復職。正直、不安だ。夜にうなされて起きるし、夜になって寒くなると、不安が頭によぎる。

そういうものだと医者に言われたが、でもつらい。

やりたいことをしよう。自分を偽るな。相手を責めず、自分も偽らず、ハートを大事にして生きるのだ。

義理人情を大事にしてるのだ。国定忠治のお膝元に生まれた身の上として、ハートが自分のアイデンティティなのだ。クールぶってカッコつけるな、おまえが大事にしてるも

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ともだちは大切だ

ともだちは大切だ

1on1を定期的に友達とやっている。自分は、やりたいようにやれているから楽しい。

今度は、勉強会形式でやってみたい。

友達は、大切だ。

こころの壁と戦う ~つらさは視野狭窄の変形から来る~

こころの壁と戦う ~つらさは視野狭窄の変形から来る~

夜、寒くて暗くなると、さびしさが増す。そうすると、悪い方向にものごとを考えやすくなる。

とくに、寒いとダメだ。簡単に自分の心が折れる音が聞こえる。

世の中には、精神論や根性論でなんとかしようとする人がいるが、これらを他人に押し付けるのはやめてほしい。そのせいで人生を棒に振る人だっている。

自分は、他人から精神論や根性論を押し付けられて、メンタルを潰された経験がたくさんある。だから根性論の押し

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適応障害から復職可の診断をもらう

適応障害から復職可の診断をもらう

主治医の診断⇒産業医の面談を通し、いよいよ復職の目途が立った。

まずは、自分を褒めたいと思う。よくぞここまで腐らずに持ち直した。だてに8年間、1人で会社を経営してきたわけではなかった。

。。正直、この経験が今回の件で生きたのかどうか分からないが、めでたい。つらい気持ちがフラッシュバックする可能性も、大いにある。安心はできないが、さりとて絶望に打ちひしがれることもない。中立な気持ちだ。

ありが

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ほんのちょっとしたことだったとしても関係ない、とにかく自分をほめよう

ほんのちょっとしたことだったとしても関係ない、とにかく自分をほめよう

と、そう思う。

復職が近づいて気分が不安定になるなか、自分を支えてくれるものは、自分が前に向かって進んでいるんだという実感。自分の人生は自分で改善してゆけるんだという感覚だと思う。

もちろん、最初から完璧に変えられるわけではない。大事なのは、日々、取り組めたという感覚だ。自分はサボらなかった。少なくとも、自分には負けなかった。だから、自分は自分を全力で褒めていいのだ。

映画「ロッキー」と同じ

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テンションが上がらないときの起床術 ~ めざましを、手の届く位置におかない ~

友達に、「どうしても突発的な休みをしてしまうときがある。どうしたらいいのか」と相談した。そしたら、朝にテンションを上げるための音楽をかけるなどして、起きやすい状態を作るとよいと言われた。

で、この動きをif-thenプランニングしてみた。朝イチでやることは歯磨きなので、歯ブラシに近い位置にめざましを置く。起きたら自動的に歯磨きができるようにする対策である。

自分は突発的な休みを取ってしまう悩み

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人生のゴールは、目的を達成することではない

人生のゴールは、目的を達成することではない

ただ楽しむことだ。

人生の目的は、ただ生きることにある。いまこの瞬間を楽しむことに価値がある。目的や目標を立てるのはすばらしい。人生にハリをもたらす。

しかし、目的が果たせなくて不幸を感じるくらいなら、目的なんて無くていい。いま生きているこの瞬間を楽しめなければ、目標を達成するまでが苦行であるなら、そんなものに意味はない。

修行でもないかぎり、人生は、ただ楽しむこと、生きることが目的だ。生き

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ボランティアの本当の効能 ~ さしのべた手が救う、自分のこころ ~

人助けは気持ちがいい。だが、それだけじゃないらしい。

他人を助けると、「自分には時間的に余裕がある」と思えるようになるそうだ。「時間飢餓の回避」という現象らしい。

自分が適応障害を患い、気分の落ち込みやすいHSP体質だとわかったため、ストレス解消は非常に重要なテーマなのだ。

人助けは、自分にとって薬と同じなのだ。自分を助ける覚悟でボランティアをしている。

人と関わることなので、裏切られたり

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人間のまっすぐな気持ちを、肯定もせず否定もせず、存在するものとして理解する

悩む。「やりたいことがあります。どうやったらうまくできますか?」という趣旨の質問を受け、回答の仕方に悩む。

これはhowの質問だ。howへの回答を求めている。安易にwhyやwhatを訊ねると逆に反発される。

「聞かれたこと以外には答えない」のがコンサルティングの基本とされているが、親切心から、ついつい「それは○○だから、そもそも考え直したほうがいいよ」と言いたくなるときがある。

親切心からア

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上がったり下がったり

上がったり下がったり

散髪にいった。

店員さんと、写真の話で盛り上がった。

散髪の帰りに近くのファミレスに入って、Wi-Fiを使おうと思ったら、Wi-Fiの機器が故障したらしい。使えなかった。

Wi-Fiが接続出来なかっただけで、非常にイライラとした気持ちになった。しかし、これも人生の一部だ。思い通りにならないことも、人生の一部だ。

おれは、おれに優しくしてやっていいのだ。自分への慈悲の気持ちを、向けてやっても

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出張1on1がむずかしい

出張1on1がむずかしい

ボランティアで就活生の就活相談に乗ったりして、出張1on1の機会が増えている。

病気の治療のために始めたのだが、HSP傾向の強い自分としては、スケジュールが調整できないと辛い。好奇心でやっていることなのに、強制されている感覚になると辛い。

コロナの時代、オフラインで会うのは稀になったから、それ自体は良いんだけど、逆にオンラインだと気を遣うことが増えた。

1on1といえば、対上司、対友人、対初

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セルフコンパッションは、自分を甘やかすことではなく、前に進む勇気をくれる力である

セルフコンパッションは、自分を甘やかすことではなく、前に進む勇気をくれる力である

Compassion(コンパッション)
- 人の痛みを理解し、何かをしてあげたいという、人道的な性質 -

セルフコンパッションとは、自分に対する思いやり。状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く力のことである。

なぜ、自分に対する思いやりが必要なのか。2つの理由があると考える。

1.われわれは、自分に対して厳しすぎるたとえば親しい友人が、「仕事でひどい失敗をしてしまった。ああ、私はなんて

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相手の個性を見るという快楽

相手の個性を見るという快楽

オンラインOB訪問サービスなるものが流行っていることを知った。

マッチングアプリみたいなものだ。登録して、すこし調べてやってみた。

相手の個性を知るということは、嬉しいやらこそばゆいやら、どうも何をしているか分かりにくい気持ちだ。

何にせよ、なんだか無性に楽しい行為だ。良いことがあるのかないのか、とか、成果を期待するとかしないとか、ではなく、ただ単に、自分の興味に従って何かをするという行為は

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自責グセ、他人と比較するクセを和らげるための知識

自責グセ、他人と比較するクセを和らげるための知識

復職の実行を意識し出してから、自分のメンタルが病みやすくなることが多くなった。

ふとした瞬間、自責イメージが出てくる。「こんなに長期間やすんでしまった。他の人にイヤな気持ちをされないだろうか」という感じだ。

医者は「復職に近づくほど、こころが不安定になるので注意。負荷が大きくなるから」と言った。こういうことかと納得した。

ちなみに、「他人は自分を厳しい目で見ている」と思い込むことを、厳格性バ

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