人間のまっすぐな気持ちを、肯定もせず否定もせず、存在するものとして理解する
悩む。「やりたいことがあります。どうやったらうまくできますか?」という趣旨の質問を受け、回答の仕方に悩む。
これはhowの質問だ。howへの回答を求めている。安易にwhyやwhatを訊ねると逆に反発される。
「聞かれたこと以外には答えない」のがコンサルティングの基本とされているが、親切心から、ついつい「それは○○だから、そもそも考え直したほうがいいよ」と言いたくなるときがある。
親切心からアドバイスして反発されると、こちらも機嫌を損ねる。といって、自分の意見を言わないのもモヤモヤして、健康に良くない。回答をする側は、なるべく質の良い回答をしたいために、本質的な質問をしたくなる。「なんのためにやるんですか?」と言いたくなる。悩む。
コンサルタントやカウンセラー、メンターやコーチなどの役割を担う人は、どんなときであろうと、自分への優しさが第一優先だ。メンタルが健全でない人間の言うことは、視野がせまく、説得力に欠けるからだ。というわけで、どうしようか考えた。
質問相手も満足させて、かつ、自分の言いたいことも言うには
1.相手の質問に具体的に回答する
2.質問のきっかけを確認する
3.確認した理由を説明する
4.自分が思うところがあると宣言する
5.自分の思うところを述べていいか確認する
6.承諾されたら述べる
7.述べたことをどう思うか、相手に確認する
こんな感じだろうか。相手につねに確認することがポイントだ。自分には、「なぜ?」を知りたい快楽があるので、確認することは苦ではない。相手に意見を求めることは、相手を尊重する行為だから良いことだ。
これくらいが落としどころではないだろうか。