- 運営しているクリエイター
#教材
紙で見るか、モニタで見るか
河合塾の小池先生が以下のようなツイートをされていました。私は「プリントアウトして校正」に一票を投じました。
やはり紙派が多数派。でも確かにディスプレイだけで完結させる人はいるし、私もモノによっては出力せずに済ませます(とはいえやっぱり基本は紙)
以下のまとめが大変興味深く。
プリントアウトがよい理由として、視線や光、姿勢、俯瞰性、「ペンでの赤入れ行為」の意義などなど挙げられている一方、「本当
【思い出】高校時代使っていた学参
20年前に使っていた本が今も現役、というのがあり得るのが学参。私が使っていたものを思い出してみると…
■英語↑高3時の英語の先生がZ会シンパで、学年採用しておりました。「蚊の話」とかまだ覚えてる。当時、田舎者にとっては未知の出版社だったZ会ですが、私はデザインが妙に好きで、遠くの書店まで足を運んでいろいろ買っておりました。
↑どうやら「英頻」と呼ぶのが一般的らしいですが、私達は「即ゼミ」と読ん
【表記表現あるある】つまづく
意外と見かける、赤字入れたくなる表記が「つまづく」です。
語源が「爪突く」のようですし、歴史的仮名遣いである「つまづく」も使用を許容されてはいますが、少なくとも教材屋的にはより一般的な「つまずく」を採りたいところです。
「いなづま」か「いなずま」かというのも、同じ問題(?)です。教材屋としては「いなずま」を採ります。漢字表記の「稲妻」から考えるとかえって混乱するという…
特に小中学生モノであ
「ルビ 小さな働き者」
昨日の朝日新聞朝刊「文化の扉」欄がなかなかに興味深く。
リンク先は会員じゃないと読めないんですけど、特に(教材)編集に関わる方は楽しいと思いますのでよろしければどうぞ。
ルビを「黒い虫の行列」と呼び廃止を主張した山本有三と、「働き者の黒い虫たちを駆除すると日本語はバラバラになる」と擁護した井上ひさし。「黒い虫」って表現がなんともよいです。
そもそも「ルビ」って呼称、何の疑問も持たずに使ってい
「●●力」はセンスが問われる
教育産業における宣伝文句としてよく使われるのが「●●力(が身につく!)」というものです。
既存の言葉でもよい、というかそちらの方が多い印象ではあります。最近だと「創造力」「課題(問題)解決力」「論理的思考力」あたりが刺さる印象(自分も使ってるんだけど)。
---
造語の場合はセンスが問われます。実はずいぶん前に『●●力養成ブック』(仮称)という教材を担当したんですけど、元々自分が考えていたタ
【教育メモ】外化する力≒表現力
教育においては「思考する」ことがとにかく重視されてきましたが、教育改革の議論の中で、いわゆる「学力の3要素」として「思考力」だけでなく「判断力」、そして「表現力」にも光があたっています。
「判断力」は自分自身よくわからないところがありもっと勉強せねばですが、「表現力」については仕事絡みでこれまでいろいろ見たり聞いたりしてきました。自分の整理のために少しまとめておきます。
教育学の世界では、表現
続・古典は本当に必要なのか
「古典は本当に必要なのか」というテーマ、当該のシンポジウムの枠を越えて、ネット上(主にTwitter上)で議論を呼んでいます。シンポ当日、実況が盛んに行われた結果、ハッシュタグ「#古典は本当に必要なのか」がトレンド入りしたことが大きかったかと。
※シンポジウムの動画視聴メモはこちら
で、三省堂の辞典編集者・飯間浩明さんもTwitterで本件に言及されており、大変興味深かったので転載させていただき
【視聴メモ】古典は本当に必要なのか
先週開催されたイベント、気になってたんですけどYouTubeにアップしてくださってたので観ました。
感想としては、いろいろ考えるきっかけにはなりましたが、よいイベントだったかというと微妙。議論が噛み合ってなかったというか、前提が共有されてなかったというか。もやもやしました。
●古典を現代人が学ぶ必要があるのか
●高校国語の中で古典が占める割合は今のままでよいのか
●高校で古典を必修とする必要が