【塾チラシ観察】一生ものの思考力を、身につける。
「2020年度から始まる新入試を各社どう捉えているか」を日々ウォッチしておるのですが、小中学生対象の塾はさほど推していない印象です。まだまだ見えないところが多いのと「まだまだ先のこと」という感覚が(塾というより親に)あるのかなと推測します。
写真は、そんな中で新入試対応を比較的大きく打ち出した某塾のチラシ。思考力を特に推しています。
(学習指導要領の)改訂の大きなポイントは「知識を使う力」を身につけること。思考力・判断力・表現力など、社会で求められる力を学校でも教えることになります。
ということで、「学校のカリキュラムが変わる」→「大学入試も変わる」→「思考力がいっそう求められる時代になる」→「塾でもそれに対応するカリキュラムを設ける」という論理展開となっています。
私自身、シンプルに思考力推ししたくなることもあるのですが、それが(事業展開として)正しいか、保護者に刺さるのかは正直わからないなぁと。実体があるようでない言葉じゃないですか。「一生ものの」とか「本当の」とか、飾りではあっても何も意味しないしなぁ… いつも悩んでいます。