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【連載まとめ・最終回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚
小学生のとき、作文用紙いっぱいに作品を書き溜めていた私。少しだけ話すのが遅かった幼い私の書く文字の一つ一つを、ゆっくりと聞いてくれた母。
その作品たちを真夏のあの日、自由研究として一つ一つパソコンで文字に起こし、製本してくれた父。
そうして出来上がった世界に一つだけの、本。
メリークリスマス🎄🌕文月ノベルです。
小学校6年間で執筆した詩、俳句、童話などをまとめた自伝エッセイ連
【第12回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚
「ともに過ごした日々は心の中に生きている。」
これは、私が好きなディズニーアニメ・トイストーリーの映画内のセリフです。
幼いころに大切にしていたピーターラビットのぬいぐるみや、ミッキーマウスのブランケット。
たとえ長い間その存在を忘れていても、自分の部屋でふと発見したり、写真を見ると、まるで青葉に降り注ぐ雨粒を陽の光が照らすように、幼い日の記憶が鮮明によみがえってくることがあります。
【第10回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚
こんばんは🌕文月ノベルです。
これは、私が小学4年生の時に書いた童話の冒頭であり、実話です。
「私は、この家を選んで生まれてきたの」
当たり前のようで当たり前ではないその言葉に、家族は涙を零したと言います。残念ながら、30歳を目前にした今の私に、生まれる前の記憶は残っていません。しかし、今でも私は、生まれてきた幸せを噛み締め日々を過ごしています。。
ということで本日は、出生
【第8回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚
前号(⑦)でお話した、小学3年生の夏の迷い・・・。
そんなときに国語の授業で出会ったのが、あの有名な詩。金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』でした。
あ~私は何に悩んでいたのだろう。私は私のままでいいんだ、と、友達だって友達のままでいいんだ、と、心のもやもやがすっと晴れたことを思い出します。
詩に悩み、そして、詩に救われた私なのでした。
こんばんは🌕文月ノベルです。
それでは本日も、小学
【第6回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚
河原で見つけた石ころやちょっと珍しい消しゴム、クマのぬいぐるみが大好きで、宝もののように肌身離さず持ち歩いていたあの頃ーーー。
突然、大好きだった担任の先生が入院をし、学校に姿を現さなくなりました。幼い私にはなにが起きたのか分からず、ただショックで、悲しくて、眠れない日々が続きました。
「先生に、早く元気になってもらいたい。。。」
「私にとって、本当に大切なものってなんだったのだろう」
こん
【第1回】小学校の自由研究が、プチ小説家のデビュー作になったおはなし📚
6歳〜12歳のころのわたし。 27歳を迎えてから、なぜかふわりと思い出す、パステル調の、色味に例えるとおひさまのような淡いだいだい色の記憶。小学校6年間の、記憶。
こんばんは🌕文月ノベルです。
わたしは小学校の6年間、俳句、詩、小説と、それはそれはさまざまな、(ーーおそらくはすべて文章にもなっていないの作品なのだけれど)、文章を書いてきました。
周りの友だちが毎夏、自由研究として、水と